goo blog サービス終了のお知らせ 

歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

淡々と、身にしみて・・・

2013-04-28 10:48:37 | Weblog


家族の代行者として、住まいの引き払いに立ち会ってきました。
その家族が40年以上暮らしていた部屋です。
4人から3人、そして2人、と暮らしていたにもかかわらず、生活の様子が感じられない部屋でした。


搬出は処理業者に任せ、大家さんとお話をしました。
40年間の家族の様子をうかがうことができました。
ずいぶんお世話をしてくださったようです。

先週、わたしの担当の当事者に大家さんのことを話したとき、顔を背けられましたが、それはもう戻れないからだったのか?


40分ほどで、部屋の中は、すっかり空になりました。

業者さんに「こういう仕事は多いですか?」とたずねると、
「ええ、このあとも2件、市の委託で行くんですよ。ここの前にも1件、ね。」
季節の変わり目は多いそうです。

目の当たりにすると、
必要以上に物はいらないなあ・・・と。
改めて思いました。
物を買うより、そのときの楽しみを買うことにしましょう。



介護福祉職であり、自分の親の家を処分したこともあるので、それほどの驚きも感慨もありませんでしたが、初めての方が遂行する時、かなりショックを受けるのではないでしょうか。
ふと、そんなことを思いました。
大家さんも高齢の方、「また、電話でもしましょうね。」
空約束にならないようにしないといけないです。


また、担当の方は老人施設に入所しておらず、病院なので、中の様子はなかなか・・・。
わたしが担当に選ばれた経緯が、なんとなく分かってきました。


家族同様に付き合っていたらしく、契約書や領収確認ができなかったので、こちらも作成することになって忙しかった。
使われすぎたのか?プリンターがお手上げに!
プリントアウトしたあとだったのが、ラッキー。
パソコン同様、買い替えの時期が来たってことですね。

時は移ろう…

2013-04-23 23:46:06 | Weblog



残り八重桜
二輪開いた二輪草

お地蔵さまと今を盛りに咲く、シャガ
真っ赤な石楠花、こちらは間もなく満開でしょう!

木になる花は長く咲きますが、草花は短いですね。
2週間の間に様変わりしました。


尋ねる人は、お元気でした!
言葉は左麻痺のため障害が残っているので伝わらないのですけど、こちらの言うことは理解できていると思いました。
以前住んでいた所の知り合い、かなり親しくしていたようですが、その人の名前を出すと顔を背けられました。
ご本人にとっては、何かあったのかもしれません。

食欲もありそうで、何より・・・。


迎えた方は、やはり環境が変わると理解していたことも変わってしまいます。
「帰るコール」「荷物まとめ」「出かけたい」はじまりです。
忘れるということは、全てが無かったことになってしまう・・・。
お話を聞くうちに、「迷惑をかけてはいけない「としだものね」という納得されていた言葉が出てきます。
割とさっぱりした性格の方でよかった!

初めて新入居を受け入れたスタッフ、不安にならないで!
住み慣れた家に帰りたいのは当たり前なのです。

中には自宅にいても「家に帰りたい!」になってしまう方もあるのですから。
そう、「帰りたい家」は、それぞれ一番楽しく暮らしていた頃の家なのではないでしょうか。


ん?わたしはどこが「家」になるのかな?(笑)

逝く人、そして迎える人

2013-04-19 21:04:32 | Weblog


逝く人、つまり部屋が空くということで、すぐ次の方の入居契約があります。
介護施設というところは、いつもその繰り返しで成り立っています。

一般の生活をされている皆様には、想像しがたいかもしれません。
何しろ、人の死、を眼近で経験する人のほうが少ないのですから。

介護現場へ転職してから、この繰り返しを数え切れないほどしていますけれど、それでも切り替えをするのは、いつも少し時間がかかります。
最初の1年で、何人というのは止め考えないことにしています。


何年経っても心の中に残っている方の死もあります。
お一人だけ、わたしのルーツと一緒にいつも身近に置いている方の写真があります。
かかわりは数ヶ月と短かったのですが、その方はわたしの背中を押してくださり、命の最後の時間を下さいました。
身寄りが無かったこともあり、傍にいていただいています。


週末に、新しく入居される方を迎えます。
事前にお会いして聞き取りはしました。
幸い、施設に転居することを楽しみにしてくださっています。

でも、環境が変わるとご本人の態度も変わるので、安心ばかりはしていられません。
すでにいらっしゃる方々とうまく付き合っていけるか?
施設うつにならないか?
認知症が悪化しないか?

これから観察し、変化を見逃さないようにしていかなければなりません。
家族のように接し、家族以上にご本人の様子を細かく見て、医療と家族に報告して連携するのが、わたしたちの業務です。


「入居、よろしくお願いします~!」

縁を結ぶも、またうれし

2013-04-15 18:32:29 | Weblog


え?仲人さんじゃありませんよ!(笑)そういうのは大の苦手です。
求める人と、求められる人とをつなげる、そんなお役を与えていただくことが続けさまにありました。

友人が、それぞれ活躍できる場を紹介できるのであれば、
互いがステップアップするのであれば、こんな嬉しいことはありません。


数日前のTVで、人間は【人の不幸は蜜の味】になる脳の働きがある、といっていましたけど、それはもっと若いとき、競争意識が高いときのことでしょう。

高齢者介護をしていて、年を取ると【丸くなる】というのは、当たっていないとは思いますが、これも人によるのでしょうね。(笑)
年を取ると、丸くなるどころか性格が先鋭化されるようです。
脳血管が、あちこち詰まるせいかもしれません。
わたしが時々、カリカリしたり、投げるような口調で言っても脳のせいかもしれませんので、お許しを。(笑)


勤務先で、新規立ち上げのスタッフも1人紹介したところ入社が決まったそうです。
これも、立ち上げだから紹介したので、既存のところならしません。

相手(友人)が働きやすいように、またレベルアップできるようにと考えています。
分かってくれてるかなあ、みんな。


そうそう、たった一度だけ【キューピッド】だと言ってくれたカップルがいます。
言われたトウの本人(わたしのことです)、気が付いていなかった・・・!(笑)
舞台に穴が開きそうになったとき、駆けつけてくれました。

この鈍さのおかげで【ダシ】に使われたこともありましたよ~。

ソンことがあったのを誤解して、お見合いの仲立ち(それこそ仲人!)をお願いされたことがあります。
ええ、申し訳なかったけれど、無理でした。


介護も音楽(特に声楽)の社会は、どこかで誰かに結びついている狭い社会です。
今日も、ある方とお電話してお話しするうちに、次々と共通の友人知人が登場してくると言う嬉しさ!
当の本人に出くわしたような懐かしさを感じてしまった!

はてさて、何回もくしゃみが出ませんでしたか?


下肢と背中、ガチガチ・・・i^^i

2013-04-12 19:48:26 | Weblog


先ごろ掲載した、この植物の正しい名前が分かりました。
【耳型天南星(みみがたてんなんしょう)】サトイモ科、だそうです。

居合わせた友人がネットで調べてくれました。
名前がわかって、すっきり。


このところ、足が骨盤にめり込みそうな感覚くらいに疲れてしまい、しばらくぶりに接骨院で筋肉をほぐしていただきました。

運良く他に患者さんがいなくて、1時間ゆっくりと暖めるところから施術。
自分では分からなかった筋肉が、ガチガチになっていたことが判明!
やや、痛いこと!

とても1回では回復しそうが無いので、次の休みにまた行こう・・・。

立っていられなくて、電車で座席を探すようでは、介護職失格です。(笑)
寝た振りしたくなる・・・、こういうことしないで下さいね!
(たまに、ほんとに寝てしまってるときがあるので、そのときはお許しを。)
でも、若くても、若く見えても、具合が悪くて疲れてるときは誰にでもあります。


こういう時期に限って、何やかやと出来事が起きるなあ・・・。
あれこれ、関っているからなのですが、もうちょっとどうにかしてほしいこともあります。
いやな思いをするのも、体調が優れないときが多い。
つまり、
自分も、いつもより言葉や言い方がきつくなるせいもあるのでしょう。

一度口から出した言葉は取り消しができないので、そのまま進めますけど、ネ。


ああ、昔も今も、相談相手がいないので自己解決してます。
いいんだか、悪いんだか・・・?ねえ。(笑)