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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

チームケアは混乱期

2008-08-31 22:31:29 | Weblog
まさに事件続出!?1週間、ルス(仕事で)しただけなのに問題が山積していた。
そのほとんどは私の担当外であるが、愚痴をこぼしに来たり相談に来るのは私になので、そのたび理解しやすいように説明したり誤解しないように話している。

このところインシデントが続出している。
内2人は骨折2回。
認知症の重度なので痛みの感じ方も薄れているので、たとえ骨折していても動く。
骨はもろい。
「いたいですねえ。」と言いながら歩こうと立ち上がる。
スタッフの認識が甘すぎる。
観察力の不足でもある。
私が学会で取り上げようとした最大の目的がここである。

夜勤スタッフと夜勤のナースの1人とがチームケアにほころびが来ている。
ほころびどころか破れている。
スタッフがそのナースに「今忙しいから」「あなたもコール対応して」と言えないという。
なぜ?ナースだから。
そういいながら「上からモノを言われる」とも。
しかし、この前の朝、入居者の体調の変化に気づいたのは私。
明けだった彼女は入居者の傍にいたにもかかわらず顔も看ていなかった。
そういうところがある。

両方から話を聴いていて、関係を修復するのは無理なところまで来てしまっていると感じた。
一度爆発させ粉砕させて、練り直した方がうまくいく。

転倒事故をきっかけに、気になっていた巡回を、時間通り・契約通り、に必ず行うこととし書面チェックも怠らないようにする。
このチェック表がスタッフの「自分を守る唯一の証拠」になる。
脅かしではないが、施設を相手取った訴訟は、ほとんど施設が負ける。
車と歩行者との過失責任みたいなものだ。


明日からしばらくの間、厨房スタッフが補えずスタッフの食事は自己責任となる。
支配人が業務連絡で書きこんだのを撤回させた。
「今まで通り入居者と伴に食べる。」
とんでもない!カップラーメンやらおにぎりやらコンビに弁当を見て、
「これを食べたい」「コッチがいい」と言われたらどうするの!
入居者の言動で振り回されかねない。
結局これをきっかけに交代で食事をとる時間(休憩)をとることにした。
なんでも前向きに考えて今後につなげていかなきゃね。
何人かの前でまともに反論され、さすがに表情が変わったけど、すぐ明日からのことだから「お試し」は出来ない。
ケア現場を変えて行くよいきっかけになるだろう。


ケアプラン面談2件、状態変化報告1件、リーダー打ち合わせ。
次の日曜はお祭り。


昨日は毎年観に行っていた、浅草サンバカーニバルだったが、
どうしても仕事から離れられずに、離れての応援。
隣の神様が願いを聞いてくださったのか?
パレードの時は晴れていた。
やれやれ・・・。よかったね!

1週間ぶりの現場

2008-08-29 01:08:50 | Weblog
研修と学会発表のまとめから、やっと開放され、とりあえず現場復帰。
「ウラシマみたいでしょう?」という声あったが、とんでもない。
たった1週間ですよ。
それでも、入居者の変化が、はっきり観察されるというのに、
気が付いていないスタッフばかりなのは・・・、かなりガッカリ。

プレゼンの評価は、まずまず。
私の発表自体には何の文句もなく終了。
最も私の主張したいところについては、全く手を入れずにゴー!
「ここはかえたくないので。」
「そうか。」と自己主張が通る。
内容について注文が続く。
何しろケアの実態にうとい役員からの注文なので、ま、適当に、かな。
今年は聴きに来るという。
しばしの間、私は会社の「カオ」になれるかも!
何でも引き受けちゃいますけど、しがらみはないので。
それに見合った給料にしてくだされば!


しばらく姿が見えなくなったので、転勤してしまうのかと心配されていたような方が何人か。
ありがたいこと!
今回の事例に取り上げた入居者も、なんとなく元気がない。
「おまえはいいなあ。」といつになく優しい。
アルツハイマー型と診断されているのに、塩酸ドネジペルを切って10ヶ月。
5月の私の拠点内コンサートの衣装の色まで記憶している。
こんなことってあるのだろうか。

自分の存在意義が最も感じられるときはこういう時。
もし、この方々と別れなければならないときが来たら・・・、考えたくない。

留守していた1週間、私が気づいた変化になぜ気づいてくれないのか?
毎日見ていると判らない?
そんなバカな!
私たちはプロではないか。

転倒事故が2件。
明け方と深夜。
巡回を手抜きしていた可能性が考えられる。
あるかなくても座位が保てて立てる人はいる。
ベッドからの滑落。
排便を失敗して、その便で滑って転倒。
便が乾くまで誰にも気づかれずに倒れていた。恐らく2時間以上。
同じ夜の出来事。

その転倒で興奮し、食事が食べられなくなり飲水も少なくなり、
せん妄が出ている。
おとづれた家族に説明し、リスク責任を問われることはなかった。
幸い打ち身ですんだから。


あまり歩き回ったり暴力が出るので家族の希望で向精神薬を増量した人。
体が傾き、嚥下が悪くなっている。傾眠、遠くなく誤嚥しそう。
向精神薬の副作用で、舌が不随運動している人が。
こちらも誤嚥する可能性大。
歩行時に体の傾きが明らかにひどくなっている人。
坐骨神経を抑えると、強い痛みを訴えた。
この方、右耳辺りの痛みの訴えからはじまっている。
耳下腺かと思っていたが、ひょっとして肩から背筋だったのか?
下肢のバランスが悪くなるので転倒する可能性が高い。

認知症の方は痛みの訴えが、あちこち変わるので特定しにくいのだ。

しなくてもよいことはせっせとするスタッフはいるが、肝心のプロとしての仕事は、なぜこれほど「その人の身になってみる」ケアに欠けてしまうのだろうか?

出勤時から汗だくになった一日だった。

イマは、もう秋?

2008-08-26 19:23:55 | Weblog
あまりに季節の先取りだと、神様が怒っているのか悲しんでいるようで、
なんだか怖いです。
最近、よく揺れてますし・・・。

今日はお休み。(ホントの意味の休み)
たまっていた家事をして、おかずを作り置きしておかないといけない。
イチオウ食費をもらっているからには、ネ。(笑い)

少し声でも出そうとしてみたが、
体が疲れていると見えて、本調子ではない。
とても研究熱心な人が身近にいる。
ユーチューブから取り入れた曲を自分で起こして、楽譜まで作成している!
その努力、私にはまねできないことだ!
ひとつには、楽譜が売っていない曲ということがあるけれど、
彼女は仕事で車を使うが、常に車の中で取り入れたCDを流し、歌っているらしい。
私の数倍のパソコン能力も自力で覚えたという才女である。
ナンデ私の周りにはこういう人が集まるのだろう?
おかげで私はとても助かっている。


研修会でも、個人で参加するときは個人の名刺カードを使う。
裏がカレンダーの再利用。エコだなあ!(笑い)
これ、トトロの森に勤務している人から教えていただいた。
肩書きは、
「歌う介護士」
と~ってもインパクトが強くて、こういう肩書きは受けるんですよ。
知人に、「歌う建築士」がいます。
研修会で配ったら、誰かがどこかで「歌う看護師」を見た!らしい。
ご存知でしたら教えてください。


明日は6日ぶりに勤務先へ出勤する。
しかし、また夕方から役員を前のシュミレーションらしい。
一体何がどうでこうなったのかは私には不明だが(知らされていない)
もともとの表題を選び、抄録をまとめて応募したのは私個人である。
それが評価され選考に通ったと思うのだが、
役員たちが声をかけるのは、現場の私ではなく支援部の会社子飼いの方である。
そのおかげで、パワーポイントはなかなかよいできばえだと私が見ても思う。
発表コメントは私が別個に作成している。
もちろん擦り合せはしながらだが、本来の私の意図がスライドを説明していくと、浮かび上がってくるようになった。
支援部のメンバーも汲み取ってくれたようだ。


2回ほど自分で詠み合わせをして見る。
タイムを計ると、12分かかった。
発表10分、質問10分、という短時間なので、ギリギリかと思う。
恐らく余剰タイムを10分は取ってあるはず。
1人、30分というところだろう。


こんなに長く現場を離れたのは、介護職になってから初めてのことだ。
そういいながらも、来月のイベントの打ち合わせなどは顔を見ながら頼めたりしたので、手っ取り早かった!
現場?決して忘れてなんかいませんよ。

自費での研修参加

2008-08-24 17:24:29 | Weblog
充実した3日間でした。
研修場所は新習志野でしたので通えない距離ではなかったが、
ホテルに泊まって正解!

参加人数、50人。200人の中から抽選だったそうな・・・。
沖縄から北海道まで、
医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士・・・
自分で立ち上げた人、管理者、生活相談員、訪問看護、支援センター、地域包括、
特養、療養型、そして特定。
90%が介護支援専門員。

リーダーとしてのあり方、関わり方、指導法、など。
ある事例を通して学びました。

その中でも目に見えてわかったのは、立場が違っても
ある一定のスキルを持つならば、思考経路は同じ経路を持つということ。
表現は異なっても、行き着く先は同じでした。
つまりは、これが、
         「チームケア」


私が言いたいことは、このことに凝縮されている。
スキルを持たないと、同じケアは提供できない。

この前、
朝食に誘導した入居者の顔が青い。
少し前まで声をかけると返事が返ってきていたのが、
妙に曖昧になっている。
この人、認知症で理解力はないが、いつもは話しかけると何かは返って来る。
「ねえ、フロアに戻すか、ナースに来てもらうかどっちかにしよう。」

居室に戻したところ、血圧が低下。
救急入院となった。「心不全」
延命のための手術は臨まないということで、2日後に退院となったが、
その時知らされた夜勤ナースが、
「良くわかったね。助かったわ。」という。

たまたま私がいたから?
もしいなかったら?
誰でも観察さえしていれば気づいたことだ。


注意力と観察力を養うのが全てのケアの中で最も必要だと感じている。
介護職は、入居者の最も身近にいる代弁者である。


会社名が肩に・・・?

2008-08-19 21:25:40 | Weblog
独自で作成し、応募した事例検討対象が、なんと採用されたところまでは日記に取り上げている。

採用となってから、頼んでもいないのに、いつの間にか「会社の名前」が前に出てくるようになった。
間もなくパワーポイントの締め切りであるが、こんな時期になってから、
「アアでもない」「こうしなさい」「これじゃ違う」
だったら、はじめから「パワーポイントの使い方が判らない」といっているのだから、その時点で「会社の意向」を伝えてくれればよいのに・・・。

昨日、1回目の発表練習だった。
「厳しいこといわれるよ、大丈夫?」
「あがってる?」

「何をどう言われても私は私。こんなことで上がることもないし泣く事もない。」
こういう返事をされることはあまりないだろうが、
今の会社に入社して、わずか1年半。
悪いが、愛社精神など沸くはずがない。それほどの評価も受けていない。


会社としては、この機会に、施設ケアでうたっている「チームケア」を前面に打ち出したいらしい。(と、いうことは良く判った!)

私は、この事例を通して訴えたかったのは「介護職の観察力を養い、薬に対する知識を高めること」
チームケア以前の問題だ。
ナース・ドクターに入居者の身体異常を的確に伝えられないと正しい診断が出来なくなる。

考察とまとめのところで触れることにし、全面的に作り直すことにした。
あれこれ言っていても仕方がない。
おまけに、知識を高めるために「拠点内研修」まで取り組んでいるとするらしい。
拠点内で確かにしているのは本当だが、それが生かせていないのに。


次の発表練習は25日だという。
私の都合など関係なしなのね?
知らないよ、前日まで習志野で自費の研修を受けに3日間いないんだから。


昨日のパワポの原稿も、私のところからは直せなくなっていて、何も変えられないままだったんだけど、今日、支援部の2人が来てグラフの土台を作っているはずだが、さあ、ど~なってるでしょー?

思い切りが良いのも私の特徴なので、
昨夜帰宅してから、会社の意向に沿った内容に書き換えて今朝送った。
私の手を大きく離れてしまったが、
抄録は誰の手も入っていないままである。


まるきり利用されている感じがしてすっきりしないが、
全てが始めて体験する出来事なので、ある意味楽しんでもいる。
何しろ、こんなに会社の上層部に注目されるのは、めったにないだろう。
研究者が、途中入社どころか高年齢の1スタッフである。
学会の発表者としても、これまでなかったかもしれない。

アア、秘書が欲しい!(笑い)


と、言うわけで、週明けまで留守にいたします。