歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

ODNマイページが終了する

2009-09-30 01:17:19 | Weblog
パソコンたるものを使い始めて、
元来書くことが好きなことから、介護現場の愚痴や疑問、現実などを書き残しておくために開設したのが「マイページ」。
仕事から引退したら、介護職という現場からの記録を残したいという思いもあった。

パソコンの使い方もずぶの素人からたどたどしく始めた。
誰に習ったわけでもないので、今でもいささか怪しい(笑い)。

文章というのは不思議なもので、その人が見えてくるようだ。
何人かの方とお会いすることが出来たが、
初対面でも「ア、あの方では?」と、なんとなくわかる。
とてもよい出会いをさせていただいてきた。
お礼を申し上げても追いつかないほどである。

私は、こちらの方に歌のブログを書いていたので、そのまま移動することにした。
今では、歌よりも介護が主体となっている。

GOOでも既に3年を超えているが、
遊びのない日記なので、訪れる方は決まった方が多いと思う。
まだ、当分は歌と介護の二足のワラジを履き続けます。
職業も介護だが、私生活でも介護をしている。
超高齢者の親の保護者でもあるので、若い、ただ職業としているだけの介護職よりは人間として関わっているつもりだ。

昨日、勤務先の家族と話していて、
「歌は、80,90になっても出来るからおたがいに続けましょう。」といわれた。
その方は声楽家でもある。
年をとらないと表現できない歌がある。
特に日本の歌は、そういわれるし、そう思う。

自分の気の向くままに、これからも書いていこうと思う。

訪問してくださっている皆様、
もし、介護でお悩みのことがあれば、ご相談に応じます。
お気軽に書きこんでください。

15人で歌う第九

2009-09-27 22:38:29 | Weblog
10月25日、昔住んでいたつきみ野で立ち上げに関わった「アマチュアコンサート」が20周年記念ガラコンサートを行います。

ミニ第九をやるので参加しないか?と誘われ、
思い出の地でもあるので二つ返事でOK.
練習会数4回で本番となります。
立ち上げの数年はチラシのデザインまでしていて、
まわりの人の伴奏で歌い、新聞に出たこともあります。
あ、地方版ですが・・・(笑い)
なんと、まわりの人に昨夜聴いたら、すっかり記憶になくて!
そんなモンかな~、若さって言うのは。

伴奏は、管が主体ですが、弦とピアノもあるという豪華版。
ただし「アマコン」なので全員がアマチュアです。
昔の顔ぶれがもう少し揃うかと楽しみにしていたんですが、
20年は長かったですね。
過去になってしまったようで、代替わりしてました。
20年間、演奏を続けること自体が稀なのかもしれません。

昔に比べて、アマチュアといってもセミプロっぽい感じでした。
マア、ずぶのアマが第九のソロ部を歌おうとは夢にも思わないわよねエ。
もちろん私もソロなど歌う気は全くなし。
ドイツ語はぜ~んぜん自信ないし、
おまけに第九を歌うのもはじめてときてる。
楽譜は持っていても今回までどこの第九にも参加しようなんて思いもしなかったんですよね!
誘ってくれた指揮者とピアニストにはビックリされましたが!(笑い)
「意外でしたねえ。」だって。
何でもかんでも歌うってモノじゃあないですよ。
ドイツモノは、ドウ歌ったって上手ニャ聴こえません。(笑い)

最初は「ミニ第九」だったので、半分ほどの予定みたいでした。
つまり合唱部の7~8分。
イヤイヤ、歌好きが来てるんですもの当然といえば当然。
4楽章全部演奏することに!
弦はタイヘンみたいです。

あと2回の合わせで本番に臨みます。
楽譜を見るから間違いはしないでしょう。
指揮を見る余裕が・・・、ないだろう。
H君、ごめん。
どうにか声は出そうだからカンベンしてね。

来月は有休を3日とることにした。
職場にいるとイラつき感が出るようになってしまった。
ツイ言葉が皮肉っぽくなる。
ええ、思わず辛辣になります。
遠くない先の「イジワルばあさん」(笑い)
介護スタッフを叱咤する要介護者、ナ~んて!(笑い)
ありうるお話です。

そろそろ名刺を作らなきゃいけない。
昨年は会社でお願いしたが、会社の名刺は今後は持たないことにしようと考えている。社名がつくと、何かと面倒になってきた。


25日が「アマコン記念第九」
1週間後が有楽町での学会。
今年はポスター掲示と決められた時間の説明発表、質疑応答だけだ。
事例検討会はなくなった。
守秘義務が難しくなり、所属会社名を出すのも面倒になってきている。
これでは個人の研究発表を出来る場がなくなりそうだ。


痛み止めを飲みながら

2009-09-23 01:12:39 | Weblog
身体に蓄積した疲れが取れなくなった。
節々は痛むし、筋肉も痛む。
この前は、早番の通勤電車内で気分が悪くなった。
もともと低血圧なので朝は弱いのだが、
気力で持たせるのが無理なのかな?

調子が悪いのか、欠勤者が出ている。
そういえば、彼女に一度、退社をとめたよなあ。
また電話してみようか・・・。
これって、管理者がするべきことだと思うが、いつも後手後手になっている。
同じスタッフに2度目は止めないようにしているのだが・・・。

今、辞められると私もキビシイ。

勤務先は、他の施設ではゼッタイ引き受けないような利用者でも断らない。
これまでそうだった。
そのおかげで、どれだけスタッフにストレスがかかっているか。
若手が多いにもかかわらず、みんなよくケアしていると思う。

え?どんな利用者だって?

BPSD(認知症の周辺症状)が強く出る人。
つまり、暴力行為、暴言、自分を抑制できない。
共同生活にそぐわない利用者。

寝たきり、胃ろう、とかは別に拒む理由ではない。
要介護5、と、要介護3、では
どちらがスタッフが大変かと言うと、
要介護3!歩ける、または自走できる人だ。
認知症があって要介護3であれば、認知症がかなり重症。
その上、自己主張が出来るから問題がおきやすい。

施設から言えば、介護給付が多く入る要介護5の利用者を歓迎したい。

要介護3の事例。
記憶が1分ともたない利用者がいる。
「電話してください。」
電話をしたとしても、振り向いた途端に!
「電話してください。」
本人が疲れるまで続く。
付き合う(怒らせないように)スタッフは、仕事にならないどころか、たまったものではない。

要介護1でも、盗られ妄想に振り回される。
「相談したい。」と呼ばれると、1時間。
解決できない「物盗られ」をどうすればよいのだ。
実際は、何も盗られていないのだから。
説明したって信頼関係がなくなるだけなので、気が済むまで聴く。
傾聴である。
このタイプが何人も出現すると、胃も頭も痛くなる。

でも、こういう困らせられる方たちが、
私が「体調が悪いの。」というと、
「大事にしてよ、倒れちゃイヤだよ。」と、いってくれる。

その優しさで救われる。

まんじゅしゃげの咲くころ

2009-09-18 20:05:40 | Weblog
まんじゅしゃげ、漢字変換が出てこないくらいマイナーな花の名前。
彼岸の頃に咲くから、彼岸花として知られている。

我が住む町をバスで通る。
ニュータウンの住民が植えたのだろう。
まんじゅしゃげがかたまって咲いている。
何年後にか、群生になるかもしれない。


夏が冷夏でも、日照が少なくても、
まんじゅしゃげは、お彼岸になると、
スイ!と茎を伸ばして、
朝、突然、真っ赤な花をつける。

自然の中で生きている!
自然の不可思議さを一番感じてしまうのは私だけか?
私も、自然の中に生かされている。

大きな大きな存在がある!
どうしてもそう思う。
自分の存在なんか、小さい小さい。


お彼岸に近い頃咲き、
お寺や墓場、土手などに多く咲いていたらしい。
その昔、
飢饉の時に、球根を食料にしたと聞く。
「まんじゅしゃげは毒があるから、捕っちゃダメ!」
そういわれてきたはずだが・・・。
確かに毒を含んでいるので、生で食べればタイヘンかも。
毒があると言い伝えれば、
自然の貯蔵食料は保てる。
そういうことだったのかもしれない。

一つ咲いていても、群れで咲くのを眺めても、
美しい花だ。
白や黄色もあるのを知ってますか?


レトロな時計がインテリアに鳴っている喫茶店に入った。
頭の上に飾ってある時計。
え?
1~12はアラビヤ数字。
その外側に、
1~31が・・・?
つまり外周に、1・2・3・・・15・16・・・29・30・31.
31が12時。
こんな時計、見たことありますか?
長針と短針、秒針はありました。
1~31は、何を指すんだろ~?
府中伊勢丹2階で見られます。
モンブランとコーヒー、美味しかった!

お一人様の老後

2009-09-15 21:44:48 | Weblog
母のところへ行くときは、ブック**へ立ち寄って本を見繕ってから訪問する。
超高齢者だが、まだ読書はしているようだ。
エコに暮らしているので、たまに自分のためにも購入する。
母のお下がりは、もちろん、読んでから再びリサイクルに回す。

上野千鶴子氏の「お一人様の老後」を見つけた。
2年前の著作。
帰りの電車で読み出して、夕食までに読み終える。

お仕事にも自分にも役立つ内容だ。
「死」の捉え方など、共感できるところも多かった。
社会的な活躍も生活も、氏の足元にも及ぶところではないが、
直接話して見たいと思った。
社会学者でいらっしゃるので、捉え方も多面的である。
介護に携わる人は読んでみると面白いと思う。

私の仕事にしている有料老人ホームにも触れてあった。
そのうち、私の「終の棲家」の捉え方もブログに書いてみたい。
今文章にすると、上野氏の影響を受けそうだ。


日常ケアの合間、残り4日の日勤は、全て面談予定で埋まっている。
これでやっと9月分の予定が終了できる。


ボイトレは、「ボエーム」から曲を決めた。
「昔のことは全て忘れていいから!」
と言われるが、最初についた癖はなかなか・・・。
高音(五線の上)はフアルセットのような感じで出すと、楽に出るが、どうも体が伴っていないような気がしてならない。
イマイチだなあ。

来年の曲は殆ど決まってきた。
メインは「愛の妙薬」からハイライト。
もちろん演技付き。
主催者から「楽しいオペラですねえ!」と言われているので、楽しくしないと!

第一幕のソロは既に決めている。
「さくら繚乱」(湯山明作曲)
Time say to goobay を付き合うかも。
サラ・ブライトマンのパートです。
イタリア語がいっぱいなので、得意ではありません。

全員(5人)で1曲は歌いたいが、何かないかしら?


イタリアのヴェルデイハウスみたいに老後を暮らせるのが夢なんだけれど、先立つものは・・・?無理なんだよねエ。