母が施設入居してから、肌触りの良いお人形やぬいぐるみを好むようになりました。
尋ねる身内といえば私しかおらず、人恋しかったのかもしれません。
100歳を超え、片時も手放さなかった人形たちに興味を示さなくなりました。
自分だけの世界になりつつあるような気がします。
人形やぬいぐるみも「他者」なのだと思います。
部屋の彩りに飾るものは今もありますが、手の届かないところに下げています。
勤務先に、ほとんどの時間を居室で一人遊びしながら過ごせる人がいます。
小ぶりのぬいぐるみに話しかけたり抱いたり、まるでままごと遊びをしているようです。
使えるならば、と試しに色の鮮やかなプーさんを持って行きました。
もちろん、洗濯しましたよ!
ぬいぐるみって、ドライ用の洗剤で洗えるもんですね!
と、今朝出勤してみると、他の人たちがしきりにプーさんに話しかけているではないですか!
聞くところによると、キスしたり「プーさん」という名前を覚えて呼んだりしたそうです。
見ていると、どのタイプの人にも有効のようです。
たがいにプーさんを手渡しあったりして話をしているような。
部屋で長く過ごす人が寂しくないようにと持っていったのですが、意外な効用を発見しました。
赤ちゃんから幼児くらいの大きめのぬいぐるみが効果的なのかな。
まだ何体もあるので、活用できるかもしれません。
恐らく、ぬいぐるみの精神安定は、この世代までかもしれませんが・・・。
ワタシ、人形遊び、したことなかったですもん!(笑い)