歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

存在は大きくても、目立たない?

2013-05-30 17:50:58 | Weblog


一番、美しいと思う膨らんだつぼみ。
円錐形の固いつぼみから数日すると、このくらい。



翌日には、開いてしまいます。
ほの甘い香りは、百合のように周りに存在を訴えるほど強い芳香ではありません。
木の下にたたずむと、ほのかに香ってきます。
ミツバチたちが誘われて数匹。
翌日には、しおれていきます。

大輪の花ですが、手の届くところに咲いているのもかかわらず、私のように足を止める人は、あまりいません。
普通は、高木なので、こんなに間近で見られない。
妖精が座っていても不思議ではないような気がします。

これから1ヶ月は次々と咲きます。


2週間限定上映の「カルテット」を観てきました。
ヴェルデイハウスをモデルにして作られた映画です。
この「カルテット」は、リゴレットの有名な4重唱のことです。
オペラの名曲が幾つか流れていく中で、ストーリーが展開しますけど、比較的淡々と人生の夕暮れを描いていると思いました。

笑い声が時々上がっていましたが、わたしは笑えず、涙がこぼれました。

映画というもの、その人によって感じ方が違いますものね。
心置きなく泣くには、1人で観るのが気楽です。

往年の歌のパートナーたちが、
身内や家族以上に助け合いながら暮らしているのは、ステキ。
でも、現実には、ここまでは難しいだろうな。


現実にどっぷり浸かっている身として、涙がこぼれたのかもしれません。


野の花は、いいな♪♪

2013-05-24 21:51:19 | Weblog

ひょろりと花穂が伸びた千鳥草。(^_^)
近くで観ると、小さな千鳥のような…かな?(千鳥の本物は見たことないです。)

古紫のは、みやこわすれ。
在原業平ですね。(^_^)


先人の名付けは美しい!


東京の山のふもと、出かけるたびに新しい花に出会っています。
携帯で急いで撮ったので、手ブレがひどいですね。(^^i)
依頼を引き受けなければ、この経験はできませんでした。


いくつものことを同時進行するのは、もう限界が来ているようで、今日は忘れ物をしてしまいました。
情けないなあ・・・、預かっていただいています。
え?思い出してよかった?
そうですね、同行者にもそのように言われました。(笑い)
今日は同行者がいたので助けられましたが、いつもは1人で行動してますので、これはいけません!

午前中はPCで事務、午後から出かけて・・・うっかり帰りに忘れた!
書類でなくてよかったです。うっかり、ではすみませんから。
先ほど、再びPCで版下製作。

7月に本番が2つあります。
声をかけていただけるのは嬉しいし、親しくお付き合いできるようになるので楽しい。

数ヶ月、声が抜け切れなくて喉を絞めてしまっていましたが、
先週の本番から、スカン!と声が抜けるようになり気持ちよく歌えるようになりました。
このまま行ってほしいなあ。
もともと遠くに響くタイプの声なので、やっと自分らしい声に戻ったようです。

やあ、うれしい!!!
ちょこっと、若返ったかもしれません。(笑い)声だけ、ネ。

アットホームなアンサンブルフエア

2013-05-19 23:03:20 | Weblog
東大和で第2回目のアンサンブルフエアが昨日開催され、参加してきました。
審査員の講評があり、内輪ですが賞もあります。

世代も老若男女、障害を持った方たちの合唱も。

打ち上げで、その方がお話を立派になさるのを見て、素敵だな!と思いました。
人前で、きちんと話せる経験は、きっとこの先の成長になる!
懸命に言葉を選んで考えながら話す言葉は、重みがありました。
彼が言ったこと、
「僕は、賞が取れなかったことが悔しい。だから来年は賞を取りたいから、この会を必ず開催してください!」

第3回も開催していただきたいと、心から願いました。


継続して何か大きなイベントを開催するのは、本当に大変な努力が必要なので、主催者とそのスタッフの皆さまには頭が下がります。

わたしたちは参加するだけなので、楽しくその日を歌えばよいけれど、スタッフの方の一部は徹夜だったそうです。


昨年と同じ審査員お二人。
ゲストは今年は新進のテノール。

1組1組、しっかりと的確な講評を書いていただいています。
オペラ歌手なので、オペラへの評価はどうしても厳しくなる、とあらかじめおっしゃっています。

これで、最上の評価を頂いたとしたら!?
プロ、ですよね~(笑)


わたしと相棒が取り組んだのは、「バタフライ」より「桜の枝をゆすぶって」(バタフライとスズキの二重唱)
わたしはスズキを歌いました。

いやはや、音痴ではないかと悩むくらい音程が難しくて・・・。
持ち時間7分では、なかなか曲を選ぶのも難しい。

創めはシンプルにドレスで出演するつもりでしたが、衣装で眼を引いてごまかそうと考え(笑い)着物にしました。
ただし、襦袢なしの長着だけ。それにつけ帯。
桜の花の小袖(バタフライ)、黒地のスズキ。
手持ちの着物を虫干しがてら、です。(笑い)

成功でした!!評価、思っていたよりよかったです。
伴奏も、合わせは当日1回のみでしたが、素晴らしくあわせてくださって。
昨年もでしたが、素晴らしいピアノです。

伴奏ピアノと、お客様の反応のおかげで、長崎の香りが感じられた、といっていただけました。


止まらない咳も本番では出なかった!

参加を誘った2組も楽しんで得るものもあったようです。

つながるつながる(^^)

2013-05-16 00:01:03 | Weblog
うん、どうも言葉の使い方は違うような気もしますけど、当てはまるのが以外にないものです。

よりをもどす、というと男女の縁で使いますよね。
わたしの場合は、長年途切れていた人と、思わないところで再び連絡を取り合うことができた。
ということです。


片方は、1年半ぶり、それもほとんど直接には話したことのない方。
昔のチラシを見て、電話を下さりはなすうちに、一度は同じ舞台に乗ったということがわかり・・・。
会場の提供とか、バックアップとか、していただけるかもしれません。

2年も前のチラシが、良くぞ机の上にとってあった!
それを見て電話を良くぞ下さった!
思わず言ってしまいましたが「縁を感じますよ!」


もう片方は、15年位か?と思っていたら、話すうちに20年ぶりだという!
オペラを歌いだし、はまり込んだ頃の5年間、活動を同じくしていた方。
今、所属している団体の親団体の案内に見た名前があったので、聞いてもらったところ・・・、その方でした!

電話番号もすでに手元になく、そこまで聞いていただきましたよ。
20年ぶりの声は、変わりなく!でした。
今も3ヶ月ごとには舞台があるそうです。
20年も経つと、演奏活動から身を引いている友達も増えてきます。
お互いに、高音が昔より出なくなった、とか、
ボリウムが出なくなったとか、よくわかります。

20年、よく続けているよね!わたしたち。
「隣に座っていても気づかないんじゃないの!」なんていわれて・・・(笑い)
「魔笛」じゃ、夜の女王でしたもんねえ。
「Fなんて、もう歌えないわよ!」と、笑ってました。

でも、「ノルマ」歌えるんだもの、やっぱりすごいなあ。
レッスン室があるから、そちらも来ていいわよ!ですって。


繋がるアクシデント2題でした。