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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

お手製介護メニュー

2013-02-27 20:01:05 | Weblog




この二日間に作ったミキサー食(ペースト食)です。常食と比べてみてください。
さすがに朝食までは手が回らず、補助食ですが。

できるだけ目でも楽しめるように工夫をしています。

しかし、わたしがここまで調理するとは!?
夢にも思わなかったなあ・・・。

有料老人ホームで厨房さんが作ったものを見させていただいた経験のおかげです。
見た目も味も損なわず、違和感なく食べていただける食事。
もう一段レベルが上がると、元の形をそのままに作り上げる滑らか食、というのがありますが、それは経費も3倍くらいかかります。
素人では、作れません。

お寿司は見た目もお寿司、果物も同様にできます。
エキス抽出みたいなものですね。


誤嚥しないように、介助姿勢には気をつけて、食後も注意を要します。
ギャッジアップしていても仰向けのままだった方は、吐いたものを詰まらせて亡くなられたという事故がありました。
体力がなくなってくると、思わぬ事故があります。

栄養が低下してくると、ジョクソウが体のどこにでも出現しやすくもなります。
たった一晩、
衣類やオムツがこすれた、
そこから悪化していきます。

低反発マットや、エアマット導入を考えないといけない。

放課後?は、サークル活動

2013-02-25 18:10:26 | Weblog
いくつかの団体(サークル)に属しています。
自分で立ち上げたのもあれば、受け継いだのもあり、自分がメインにならずにすんでいるところもあります。

一番、気楽なのは手伝う程度の参加しているだけのところですね!
何しろ、何も手を出さず、見ているだけでよい!
たまに、口は出します。(笑)
こんな楽しいことはありません。

立ち上げたところは、次へのバトンタッチができるように明朗会計にしています。
音楽団体は、創めはたいていが赤字。
黒字になるまで、自分が埋める覚悟で始めています。
おかげさまで、今では誰にでも渡せるところまで来ました。
地に足が付くまで、10年近くかかりますね。

周りで手助けしてくれる人あってのことです。
忙しく、遠いところから歌いに来てくれる人もいますし・・・。
また、次回・・・と、言われると、嬉しいですよね!


決して余裕がある生活ではありませんけれど、
楽しむためにはその生活を切り詰めることはできます。

地元へのボランテイァで始めたサークルもありますが、こちらは出来る範囲で続けていくので大丈夫かな?


団体活動でも、立ち上げたメンバーがいなくなったりすると、
なかなか受け継がれていくことは難しくなります。
だいぶ前に消滅したオペラ団体は、受け継いだというより受け取らざるを得なかった!のですが、10年近く続けて解散しました。
指導してくださった方にはずいぶん無理をお願いしていたと思います。

あのころ、みんな若かった!
だからできたのかもしれません。

それぞれ仕事が忙しくなり、やがて始めたころのメンバーが半減して消滅しました。
10年経てば、生活が変わります。
とても素敵な思い出と、得がたい経験が残りました。




もめごと、きめごと

2013-02-22 10:51:02 | Weblog
表題を、どちらを先にしようか?と一瞬考えました。
やはり、揉め事がないと決め事は生じないことが多いのではないか?として、この順に・・・。

多人数のところでは有無を言わさず多数決が優先されますが、少人数では、個人個人の意見が強く反映されるはず。

多数決、これは、企業では会社側から降りてきたことは、それこそ有無を言わさず受け入れざるを得ません。(というか、いえない)
そのたびに、現場の決め事は増えていきます。(マニュアルという名で)



そちらは置いておいて・・・、
施設に入居していても受診付き添いや個人の日用品の買い物は、基本は家族がすることです。
緊急のときは、やむを得ずスタッフが付き添いしますが、その間、現場は手薄になります。
家族がこられたら、要望されてもよほど上司から指示がなければ行いません。

親切心とか、ボランテイァとか、の問題ではなく、施設のスタッフなので付き添っていて事故が起きれば責任が生じます。
もし、勤務時間超過になったら、残業代の支給にも関ってきます。
今、どこに施設でも、残業は上司の命令がなければ認められません。

もう一点、
誰かが、家族とともに親切心で付き添っていったとしたら、
それが家族には当たり前のことになります。
「次も来てくれるだろう」
付き添い料を別料金でとっている施設は多いのですが、地域密着型では無料です。
ぎりぎりの人数で仕事を回している現状では、1人が抜けた穴は大きい。
他の入居者の事故にも繋がるリスクも出てきます。

最近、この問題が生じて、スタッフ全員に決め事を伝えておく必要があると思いました。


近日、カンフアレンスをして、ADLの変わった方お2人の統一ケアを話し合う予定です。
スタッフの全員が同じケアが出来なくてはならない。そのために、どのようにすればご本人が安心でき、スタッフの技量が上がるかを考えます。
福祉用具も、何が必要か、何かで代用できないかを考えます。
ケアプランも変更しなくてはなりません。

こちらは、家族との揉め事が少なくなるように決めます。

暫定ケアは、それまでのものです。
スタッフ自身が、ケアの方法をより良く考えていかなければ、統一されたその人のためのケアはできないと、私は思います。


揉め事とまでは行きませんが、属しているサークルでも決め事が決まりました。
こちらは少人数なので話し合いです。
わたしは、休会している友人の代弁者でもあったので、代わりに伝えました。誰もが言いたくてもいいづらい金銭的なところです。

少人数であろうが、多数であろうが、言いたいことがいえると揉め事にはならないのではないでしょうか。
その結果の決め事なら、誰もが受け入れやすいでしょう。


さてさて、これから研修です。では・・・

雲あつく、気はおもし

2013-02-18 18:59:46 | Weblog
歌っているといっても、あたりかまわず張り上げることはないので、思い切り声を出せるところへいくとすっきりするのです。(笑)

昨夜は、そんな気分でしたが、なにやかにやと信じられないことが!!!
一挙に空模様と同じく曇天に・・・。

なんとなく嫌な予感がして・・・、当たるんですよ、これが。

別にすべての責任があるわけではないですけれど、
立場上、そうも言ってはおられない。(でも、非常勤です。)

守秘義務のため、具体的に書けないのがもどかしい・・・。
ストレスが溜まったままになる。


すべてを引き受けるわけにもいかないですし、休みなく対応しているわけでもありません。
が、
職場から報告連絡の電話が鳴ることが増えました。
携帯は24時間出られるように夜も枕辺に置いてあります。
これは、母が生きているころからの習慣。

マア、夜中に呼び出されても動きは付かないですけど。
聞き取りくらいはできますし、スタッフの相談相手にはなれる。


身体を痛がっていた方が発熱して訪問看護に連絡したら、PL服用を指示されたとか。
整形受診するように助言したところ、大腿骨頚部骨折でした。
転倒の報告は聞いていません。
それにしても訪看さん、いくら電話だからって・・・認知症のグループホームなんですが?
体を動かすと強い痛みがあるときは、整形外科受診でしょう。


「全介助?ベッド上ですかぁ?できるかなあ?」
骨折してる可能性のある人を立たせるわけにいかないでしょ!
悪化したら家族からクレームを受けますよ。

知識を実践に生かす!の窓口対応受付で~す。

家族の希望と介護受け入れの限界

2013-02-15 17:56:46 | Weblog
施設での「看取り」は、医療職が常駐している施設では、当たり前になってきています。
ですので、
医療連携していると、それができるものだと考えられるようです。

医療連携は、在宅と同じで、あくまでも「往診」「訪問」です。
往診が24時間出来るシステムのところもあれば、できない(やっていない)ところもあります。


今、勤務している地域密着型は、基本的に月2回の往診です。
あとは、週1回の訪問看護。

デ、常駐しているスタッフは、寝たきりや身体介護の経験者も少ない。
介護自体の経験が浅いスタッフが多いのです。

認知症生活介護ですので、認知症になってしまった、体が比較的お元気な方が家と同じような環境でできるだけ長く生活を維持できるように、と設定された施設です。
施設ですので、家と同じではありませんが、1ユニット9人の共同生活です。
他の施設に比べて時間はゆったりとしていますし、スタッフと一緒に手伝っていただける方もいます。

やはり、すべての生活は声をかけたり、見守りの中で行われます。


倒れたり、酸素濃度が低くなると救急車です。
転倒したあとが微妙で、そのとき動けないほどでないと、時間を置くことになってしまいます。
ここらあたりが、これまで勤務してきた施設と大きな違いを感じます。

高齢者、認知症の方は、痛みが現れにくく、しばらく(数時間、数日)しないと状態が分かりにくいのです。


長期入院は、認知症の悪化と寝たきりになる恐れはあります。
手術せず保存という選択もあります。
この場合、痛みの軽減と、専門医の身体状態の確認のための受診は欠かせません。
表面にでない変化を、後になって追求されるというリスクもあるからです。

もう一つ、施設では身体拘束できないし、看護師もいないので、医療行為もできず、転倒リスクも高い。
たとえば、点滴は最低2時間、その間1人のスタッフが付きっ切りで見守っていることは不可能。
他の入居者が触ることもありえます。


ご家族は、なれたところで、家族の顔が分かるままで変わらず生活してほしい。
その思いはとてもよく分かります。

恥ずかしいですが、ご家族が期待なさるほど介護力はプロとはいえません。
そこを言ってよいものか?ここも迷うところ・・・。


私も地域密着型システムに慣れておらず、
今のところ、往診の在宅支援Drにお願いして直接説明していただいたりして対応しています。
とっさの判断を早くすることが一番だと思っていますので、
?おかしい、と見えるときは迷わず電話します。
訪問看護を通すより、早い!