お釈迦さまの弟子があるときお釈迦さまに「人生とは何年ですか」と尋ねましたが、
お釈迦さまは答えませんでした。そこで弟子はもう一度、
「五十年ですか、四十年ですか」と尋ねました。しかし、それでもお釈迦さまは黙ったままでした。
弟子はさらに問いかけようとして、一息つきました。
その瞬間、お釈迦さまは、「人生はその一息」とおっしゃいました。
人生は一息一息が連続したものであり、今日、今の時間を大切にと教えられました。
経典である法句経には、お釈迦さまの言葉として、
「過去は追ってはならない、未来は持ってはならない、ただ現在の一瞬だけを強く生きよ」
とあります。
仏教では、この世のことはすべて移り変わっていくという意味の諸行無常という言葉があります。
この無常とは、移り変わりの中で今というこの一瞬は一生に一回だけ、今だけの瞬間と
受け止めて今を大事に生きることでもあります。
今を大切にしたいですね
合掌
命光不動尊 http://www.meikoufudouson.jp/