命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

今を生きる

2015年08月15日 21時26分08秒 | ひと口法話

お釈迦さまの弟子があるときお釈迦さまに「人生とは何年ですか」と尋ねましたが、

お釈迦さまは答えませんでした。そこで弟子はもう一度、

「五十年ですか、四十年ですか」と尋ねました。しかし、それでもお釈迦さまは黙ったままでした。

弟子はさらに問いかけようとして、一息つきました。

その瞬間、お釈迦さまは、「人生はその一息」とおっしゃいました。

人生は一息一息が連続したものであり、今日、今の時間を大切にと教えられました。

経典である法句経には、お釈迦さまの言葉として、

「過去は追ってはならない、未来は持ってはならない、ただ現在の一瞬だけを強く生きよ」

とあります。

仏教では、この世のことはすべて移り変わっていくという意味の諸行無常という言葉があります。

この無常とは、移り変わりの中で今というこの一瞬は一生に一回だけ、今だけの瞬間と

受け止めて今を大事に生きることでもあります。

今を大切にしたいですね

合掌

 

命光不動尊  http://www.meikoufudouson.jp/

 

 


明日は命光秘流不動護摩供です。

2015年08月15日 17時28分19秒 | ひと口法話

お護摩とは、お不動さまを本尊としてその前に壇を設け護摩木という特別な薪をたいて

願望の成就を祈る真言密教の秘法です。

護摩の火はお不動さまの智慧を象徴し薪は煩悩を表します。

護摩は密教では内護摩と言って実際には火を燃やさず智恵の火によって煩悩等を焼き尽くす

観法もあります。護摩は火を焚く事により煩悩などの一切の苦を焼き尽くすことを意味しています。

檀信徒の方は年初めにお参りに来られて希望される方が多いようです。また、病気平癒や何かを

行う前に護摩を焚いて御祈願される方もたくさんお参りに来られます。

護摩の祈祷を通じてむさぼり、いかり、おろかさという心の迷いをお不動さまの智慧の炎で焼き尽くし

心を清め、すみやかに成就するよう祈念いたします。悩みが解消されるでしょう。

 

明日は当山の護摩の供養日です。皆様、どうぞお揃いでお出で下さい。