命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

学ぶ

2015年08月27日 05時30分29秒 | ひと口法話

私たちはなんで学ぶのでしょうか。

それは、学ばないと生きていけないからであります。

学ぶこと無しに食べることも、歩くことも、人と会話することも、本を読むことも

できません。

生まれたばかりの赤ちゃんは猛烈な勢いで勝手にどんどん学んでいく。

それが生きることだから。

つまり、私たちは生きるために学ぶのである。

もっといえば、よりよく生きるために学ぶのである。

生きている限り、一生学び続けるんです。それが、人間の本来の姿です。

仏教は何も亡くなられた方々のためにあるのではありません。

お釈迦さまは、生きている我々のために

生きる智慧やよりよい生き方、真理を数多く説かれています。

少しでも多くの方に仏の教えに触れていただけることを切に願っております。

当山でも、ほとけの教えを読み、書き、聞くなど五感を通して自己の修養にお役立ちいただければと

写経会など予定しております。

合掌

 

命光不動尊  http://www.meikoufudouson.jp/


桃尾の滝に

2015年08月27日 05時18分49秒 | 修行(滝行、写経、巡拝、法螺貝・・・)

昨日はお休みを頂いたので、奈良県天理市にある桃尾の滝(もものおのたき)へ久しぶりに行って参りました。

滝行を始めたころは、この滝に通い詰めておりましたが、祈りの滝、不動延命の滝と出会ってからは、すっかり

ご無沙汰となってしまいました。しかし、ここのお滝に打たれると非常にすがすがしい気持ちになりいい行場です。

昨日のような天候が良い日は涼を求めて家族連れが大勢来られて賑わいます。

 

この滝は、布留川の上流に位置し、古今和歌集では後嵯峨天皇、僧正遍照が「布留の滝」と詠まれたので

別名、布留の滝とも呼ばれています。

明治の廃仏毀釈で廃絶されるまでは桃尾山蓮華王院龍福寺という密教寺院の境内地にありました。

この龍福寺は行基菩薩が伽藍を整備したと伝えられ、弘法大師が再興した真言密教の道場で最盛期には

寺領100石、16坊舎を有する大伽藍だったようです。 当時、奈良には龍のつく大きなお寺が三つありましたが

現在残っているのは、龍蓋寺(岡寺)のみとなりました。

 

滝壼の左側には鎌倉時代中期の作である不動三尊磨崖仏があり、また南北朝時代前期の作とされる

如意輪観音像などがあり、当時の面影が残っております。

  

 

早速、滝のお堂のお不動様と白龍大神様の御前にて法螺の奉納と御法楽。

法螺の音が山間によく響き渡りました。

  

 

行衣に着替え滝行作法で行場を清め、お滝の行をさせていただきました。

  

お滝のほうは、いつも通り、水量はたっぷり。

23mと落差があるので水圧も強く、それが非常に心地よくて気持ちよかったです。

水温のほうはまだまだ冷たさはないので、厳しさはありません。

が冬場になると声を出すのがやっとというくらいになり、滝の水圧で全身真っ赤に染まります。

合掌