明るい人は他人から好かれますが、では性格が「明るい」とはどのようなことでしょうか。
人間の本当の「明るさ」とは、よく笑うことや、笑顔を絶やさないこと、社交的である事では有りません。
明るさとは、ものごとをどうとらえるかという心の有りようなのです。
本当の明るい人とは、どんなことでも受け入れ、動揺しないという心の深さ、強さを持っている人の
ことなのです。物事に対して動揺せず、的確に判断して処置をする。そして、後に尾を引かず、次の
ことを見つめる。また、場合によっては柳に風と、軽く受け流す事が出来る。この様な人の事です。
これとは逆に暗い性格の人は、ものごとを深刻に受け止めて動揺し、「何とかしなければ」と悩み
また、「もっと強くならなければいけない」と堅苦しく考えてしまう人の事です。
この様な人は、常に自分を叱咤激励しているのであり、結局はへとへとに疲れてしまい、それがかえって
周囲との軋轢を生む結果となりやすいものです。
つまらないことにエネルギーを使い果たし、人生を楽しむ余裕を失ってしまっているのです。
人の強さと言うのは、真っ直ぐに自分の考えを貫くというのではなく、「しなやかさ」「したたかさ」に
あると思います。硬い樫の木より柔らかい柳の方が風には強く折れないように。
合掌
命光不動尊 http://www.meikoufudouson.jp/