10・22全労連・東京地評争議支援総行動
争議団 小関団長挨拶
総行動に参加された皆さん、最後の行動となります明治HD社前に結集して頂きました事に、争議団を代表して心からお礼を申し上げます。さて、明治乳業及び親会社明治HDを相手とする私たちの闘いは26年目を迎える長期争議であり、残念ながら申立人の全てが定年退職を迎えての厳しい闘いとなっています。しかし、この事件が典型的な不当労働行為・差別事件であるのは争う余地のない事実です。皆さん、明治乳業は、「働く者の生活や権利を守ってこそ労働組合」、そして、「安全・安心な製品を消費者に提供するのが食品企業に働く労働者の誇り」という立場で、当たり前の労働組合活動を行う労働者らを敵視し、赤組・白組・雑草組に分断して異常な差別管理を長期に行ってきたのです。
私たちは、今日の社前行動に向けて一昨日と昨日の二日間、小雨模様の悪天候でしたが、この社前での座り込み行動を決行して今日の総行動を迎えました。それは、明治乳業争議が来年4月を節目に重要な局面を迎えるからであります。先ほど、支援共闘会議の松本議長も触れましたが、明治グループが来年4月に行う事業再編によって、明治乳業が明治製菓の菓子部門を吸収して、「株式会社 明治」と社名を変えるのです。勿論、私たちは、消費者・国民の信頼を背景に企業が健全に発展することに反対するものではありません。
しかし、明治乳業の歴史的な負の遺産である労働争議も解決せずに、社名を変更することは絶対に許せないのであります。私たちは来年4月に向けて、事業再編の前に長期争議の解決を迫る闘いを、首都圏でも全国規模でも大きく取り組む決意であります。
皆さん、私たちは、闇くもに争議解決を迫っているのではありません。司法判断の到達点からみても、明治乳業及び親会社である明治HDには、さらに争議を長引かせる大義も道理もないのであります。市川工場事件への東京高裁判決の中味と云うのは、争議を闘っている労働者集団とそうでない労働者集団との間には、無視できない有意な格差があると明確に判決文の中で認定しているのです。そして、この格差の原因まで踏み込んで認定し、申立人らの主張が妥当するとみる余地があると判断したのです。すなわち、明治乳業が半世紀近くも行ってきた、労働者を虫けら扱いして憲法や労組法を踏みにじってきた、この不当労働行為は明確に断罪されたのであります。私たちは、この司法判断の到達点に立って、明治乳業と明治HDが2020ビジョンを本当に成功させようとするのならば、その前提として、異常な企業体質の象徴である労働争議を直ちに解決すべきだと迫っているのであり、司法判断に照らしても道理ある要求だと確信しています。私たちは、全労連の全国的なお力をお借りし、さらに広いお力をお借りしながら、食の安全・安心を守ると云う国民的な大義を掲げての闘いとしても、長期争議を全面解決するまで奮闘することを述べまして、当該争議団を代表してお礼と決意とします。本当にありがとうございました。
争議団 小関団長挨拶
総行動に参加された皆さん、最後の行動となります明治HD社前に結集して頂きました事に、争議団を代表して心からお礼を申し上げます。さて、明治乳業及び親会社明治HDを相手とする私たちの闘いは26年目を迎える長期争議であり、残念ながら申立人の全てが定年退職を迎えての厳しい闘いとなっています。しかし、この事件が典型的な不当労働行為・差別事件であるのは争う余地のない事実です。皆さん、明治乳業は、「働く者の生活や権利を守ってこそ労働組合」、そして、「安全・安心な製品を消費者に提供するのが食品企業に働く労働者の誇り」という立場で、当たり前の労働組合活動を行う労働者らを敵視し、赤組・白組・雑草組に分断して異常な差別管理を長期に行ってきたのです。
私たちは、今日の社前行動に向けて一昨日と昨日の二日間、小雨模様の悪天候でしたが、この社前での座り込み行動を決行して今日の総行動を迎えました。それは、明治乳業争議が来年4月を節目に重要な局面を迎えるからであります。先ほど、支援共闘会議の松本議長も触れましたが、明治グループが来年4月に行う事業再編によって、明治乳業が明治製菓の菓子部門を吸収して、「株式会社 明治」と社名を変えるのです。勿論、私たちは、消費者・国民の信頼を背景に企業が健全に発展することに反対するものではありません。
しかし、明治乳業の歴史的な負の遺産である労働争議も解決せずに、社名を変更することは絶対に許せないのであります。私たちは来年4月に向けて、事業再編の前に長期争議の解決を迫る闘いを、首都圏でも全国規模でも大きく取り組む決意であります。
皆さん、私たちは、闇くもに争議解決を迫っているのではありません。司法判断の到達点からみても、明治乳業及び親会社である明治HDには、さらに争議を長引かせる大義も道理もないのであります。市川工場事件への東京高裁判決の中味と云うのは、争議を闘っている労働者集団とそうでない労働者集団との間には、無視できない有意な格差があると明確に判決文の中で認定しているのです。そして、この格差の原因まで踏み込んで認定し、申立人らの主張が妥当するとみる余地があると判断したのです。すなわち、明治乳業が半世紀近くも行ってきた、労働者を虫けら扱いして憲法や労組法を踏みにじってきた、この不当労働行為は明確に断罪されたのであります。私たちは、この司法判断の到達点に立って、明治乳業と明治HDが2020ビジョンを本当に成功させようとするのならば、その前提として、異常な企業体質の象徴である労働争議を直ちに解決すべきだと迫っているのであり、司法判断に照らしても道理ある要求だと確信しています。私たちは、全労連の全国的なお力をお借りし、さらに広いお力をお借りしながら、食の安全・安心を守ると云う国民的な大義を掲げての闘いとしても、長期争議を全面解決するまで奮闘することを述べまして、当該争議団を代表してお礼と決意とします。本当にありがとうございました。
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