株式会社明治 坂戸工場(埼玉県坂戸市)宣伝 5月17日 12時~
2009年4月1日に明治製菓と明治乳業とが経営統合すると発表されて以来、毎月の昼時間に宣伝を行い、明治乳業が抱える負の遺産である
①労働争議が1960年代から絶えない労務管理の異常、
②2000年6月に発症した雪印乳業の大腸菌群に汚染された大量食中毒事件以来から数えても30数件に及ぶ製品事故、不祥事・不正が絶えない異常、
③食品企業でありながら8名に及ぶ死亡災害を起こしているにもかかわらず、経営者は誰一人責任を取らない異常。
これらの3つの異常を抱えている企業と同一になることは、大変な労働条件の悪化が懸念されることを呼びかけてきた経緯がありました。
しかしながら、その経営統合による明治のブランド名で「相乗効果」を生み出し、当時、双方合わせた売上高は1兆2500億円を2020ビジョンで、1兆5000億円の目標を掲げましたが、2年を経過しても成果が上がらない状態を立て直すために、明治乳業に製菓の「菓子部門」を組み入れる事業再編を行い、株式会社明治とMeijiSeikaファルマと社名を変えました。
この事業再編から発生する双方の固定費の矛盾対策として、当面の給料を「調整給」とし、一時金を「激変緩和措置」として乗り切る賃金政策を打ち出しました。
どの様に生活容体が定かでありませんが、元々の製菓に従事してきた仲間の皆さんの方が割りを食っているのではないかと考える次第です。
6月末日に予定されている親会社明治HD第14回株主総会に向けた宣伝行動を、久方ぶりに行ってきました。
主催者として、明治乳業争議支援共闘会議・諸井副議長(埼労連事務局次長)からの挨拶。
地元の坂戸鶴ヶ島地区労から5名の支援をいただき、霜田副議長の連帯挨拶をいただきました。
京橋エドグラン前での座り込みに何度も駆けつけライブとトークで励ましを受けている、シンガーソングライター・うたごえの大熊さんも参加し工場構内に力強く美声をとどろかせました。
争議団から小関団長から、経営統合からその後の経緯の実態を報告、長期に抱え込む賃金差別闘争が都労委で審査が進んでいる状況報告などを行ってきました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます