5・24全労連・東京地評争議支援総行動 (5月24日)
・すべての争議の早期全面解決を! ・裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ! ・不合理な解雇・雇止めをなくそう! ・憲法を職場とくらしに活かそう! のタイトルを掲げ、終日、争議解決めざした行動を展開しました。
主催者挨拶:東京地評・矢吹議長
大企業は社会的責任を果たせ!明治は「労働組合潰し・賃金差別」このような労働者の当たり前の権利をないがしろにする行為を認め、直ちに解決にむけた話合いに応じる、このことが、会社代表が述べている、「食と健康」のプロフェッショナルとして、あらゆる世代のお客様の健康な食生活に貢献しますとするならば、食品事業を担う企業として、社会的責任があるのではないでしょうか。
さらに、メッセージでは、明治ならではの健康価値の提供を通じて、社会課題の解決に貢献することを当社の存在意義とし、明治が提供する栄養とは何かを徹底的に追及することで、日本のみならず世界中のお客様の人生を豊にするお手伝いをしてまいります。労働者の人生をめちゃくちゃにしておきながら、その解決することも否定し続けている会社に未来はあるのでしょうか。
日本一長い差別争議と言われている、明治乳業争議。人権問題としても許されるものではありません。一日も早く解決しなければなりません。東京都労働委員会における全面解決をするためにも、しっかりと交渉のテーブルにつき、解決の道筋をつけることが、健康産業であり、命を救う企業の役割ではないでしょうか。
いま、労働組合には、多くの労働相談が寄せられています。理不尽何差別やパワーハラスメント、同じ職場で働いている職員を上司による異常とも思えるハラスメントが多くの企業で横行しています。
正規・非正規、男と女、外国人差別など、社会の歪みが差別へとつながっています。私たち、労働組合はあらゆる差別を許さない!全ての労働者が当たり前に生活できる賃金の支給を求め、更なる奮闘をしていきましょう。
人間らしく働くルールの確立、全国一律最低賃金1500円の実現、一人の労働者も見捨てない立場で奮闘していきましょう。本日の行動をもって、こうした明治の社会的責任を果たすことを求めて、主催者の挨拶にします。ともに頑張りましょう。
連帯挨拶:松本議長
松本議長挨拶の要旨から、なぜこの争議が解決しないのかその一つは、現経営者の裏に中山悠名誉顧問が院政を敷いている問題二つ目は、国家ぐるみでユニオンジャックをしてきた統一協会がらみのインフォーマル組織を作り上げてきた問題。
三つ目は、弁護団の問題。都労委会長が話合いでどうですかの問い掛けに対し、その場で拒否をする問題などを告発し、この争議が解決するまでは、明治の商品は買わない、食べない、飲まない、の不買運動をすすめています。皆さんのご協力をお願いします。
連帯挨拶:新宿区労連・福島常任幹事
福島さん挨拶の要旨は、この明治という会社はブッラクです。労働者をイジメ差別し不祥事は後を絶たない、要請に伺っても一切受け付けないという経営姿勢です。私たちは働く者としても、消費者としても同じ立場です。この明治の闘いを38年も解決しないことに強い怒りをもっています。いま、都労委で審査が進められていますが、何としても解決をめざして頑張りますので、皆さん方もともに頑張って行きましょう。
決意表明:小関団長
小関団長の決意の要旨は、この争議は、明治乳業の典型的な不当労働行為事件です。
いま、都労委で市川工場23事件、全国16事件の審査の調査が進められています。これまでの審査は、単年度審査で全てが負けてきました。しかし、本来の審査のあり方からするならば、併合審査で累積する格差の存在は明らかになります。累積格差は年間で106万円、10年間で見るならば1千万を超える格差です。私たちは、併合審査と、赤組、白組に分けて分断し、どちらに身を置くかで差別を受けてきたことを、大量観察方式で見るならば、集団間差別として明らかになります。労働委員会が長年にわたり築き上げてきた併合審査、大量観察方式でこの事件を審査するならば、必ずや勝利できる事件なのだと確信をもって奮闘しています。
今日、お集まりの皆さんのご支援をいただき頑張っていきますので、最後まで宜しくお願い申し上げます。
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