明治乳業争議団(blog)

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中労委審問終了、自主解決求め明治HD社前3日間「座り込み」敢行

2016年01月24日 10時14分52秒 | お知らせ



この悪天候・冷たさは、明治の冷酷な仕打ちからするならば、耐えられない冷たさではない。


1月13日に、9業所32名が争う中労委審問で全ての証人調べが終了し、今後の進行に関して審査指揮が取られました。5月19日までに最終準備書面を提出すること。意見陳述を希望するならば5月連休前に連絡を入れること。調査期日として午前10時より行うことが確認されました。

 争議団と支援共闘会議は、中労委の審査指揮のこの機をもって、労使双方話し合いでの解決を求める明治HD社前「座り込み」を1月18日から20日までの3日間、11時から13時の時間帯実施することを確認し実行しました。

初日の18日

夜半からの沿岸低気圧の発達によって都心に降雪がありました。その後、午後にかけて風雨と寒気が強まり、支援者などから実施の問い合わせが多く寄せられました。
たたかいは今日明日に解決の状況を生み出すことはないことから、健康第一をモットーにご遠慮していただきつつも、当該争議団と支援に駆けつけていただいた方々とともに、30年争議の解決は、中労委から勝利命令を勝ち取ることを基本にしていくことは言うまでもないことです。
同時に、「明治HD」に対しては、自主解決を求める運動をも強めていくことでもあります。
争議団員らと市川工場当時、激しく対立してきた明治乳業浅野茂太郎氏は、社長時代に明治製菓と経営統合によって親会社明治HD副社長、社長から現在の会長に就いている浅野茂太郎会長こそが、この争議の当事者責任を負っているわけです。
そのようなことから、当日の悪天候の中でも、19日、20日の座り込みによって意思を伝える行動の「キックオフ」を宣言して、30分の行動で終了しました。


2日目の19日

 天気は晴れ、しかし、天気予報の西風が強まると言う通りかなりの寒気が襲ってきました。延べ17団体33名がご支援に駆けつけていただきました。
日の当たらない明治京橋ビル社前、午前11時に座り込み意思確認と闘争宣言をして、12時まで無言の「座り込み」。チラシを通行人に配布、この寒空での行動に通行人は驚きの中チラシをとっていただき、約180枚手渡しすることができました。
 主催者挨拶として支援共闘会議議長松本悟さん(千葉労連議長)、連帯と激励に駆けつけていただきました、千葉支援共闘会議議長高橋成悟さん、戸田地区労議長横田文夫さん、食品一般ユニオン書記長佐藤泰文さん、差別連篠崎力さん、航空連竹島昌弘さん、東京争議団事務局長畠中さん等から1日も早く解決を目指そう、そのためにともにたたかう決意が寄せられました。
小関団長のお礼と決意の中で、中労委で明確になった集団間「累積格差」の実態と、改めて、典型的な不当労働行為事件の全体像が鮮明になったことを報告しました。


3日目の20日

 前日に続き天気は晴れ、風は弱いが底冷えする寒気は変わらない状況の中、時間のくくりは同じに座り込み宣言。延べ20団体42名が支援に来ていただきました。チラシは約220枚配布。
参加している時間の都合から主催者挨拶前にJAL客乗原告団副団長杉山陽子さんの連帯挨拶に始まり、主催者挨拶として、支援共闘会議事務局次長土井清さん、千葉県支援共闘会議事務局長山城重久さん、食品一般ユニオン唐笠治夫さん、全労連・全国一般昭和ゴム労組山本博さん、JAL乗員原告団団長山口宏弥さん、同客乗原告団団長内田妙子さん等から、明治の労働者管理は許せない、1日も早い解決を決断せよと明治に抗議と争議団に激励をいただきました。
 小関守団長は、厳しい寒波の中での3日間座り込みに激励に駆けつけていただいた皆さんにお礼を述べながら、中労委からの勝利命令を必ず勝ち取るたたかいと合わせ、この明治の冷たい仕打ちは我慢できないが、寒空の冷たさは我慢できる。皆さんからの温かい激励に報いるたたかいで必ずこの長期にわたる争議に今年中に決着をつける意気込みで頑張るので、さらなるご支援を訴えてお礼と決意の挨拶をしました。
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