2016年9月29日中労委前昼行動を展開しました。
中労委前行動は3つの位置づけで行いました。
1.労働委員会の存立の原点に立った命令作業を!
2.明治の不当労働行為を断罪する命令を!
3.長期労働争議の解決に結実できる救済命令を!
この行動には、平日のお昼時間にもかかわらず69団体・126名が支援に駆けつけていただきました。
行動を主催した明治乳業争議支援共闘会議議長の松本さん挨拶、全国事件としてたたかわれている明乳事件を支援する全労連から激励連帯の挨拶を副議長・野村幸裕さん、全国事件の経過と救済命令に確信する報告を弁護団事務局長・金井克仁さん、東芝の差別事件が中労委で和解解決し調印式で判を押した、東芝の職場を明るくする会代表・石川要二郎さんから報告をいただきました。
争議団小関団長から、お礼と中労委前での行動の目的と審査を通して、都労委不当命令は労働委員会の存立の原点に立つならば、この中労委で救済される事件だと確信を持っていると強調しました。
順次、ご挨拶を掲載していきますが、先ず主催者挨拶の松本悟議長を紹介します。
明治乳業争議支援共闘会議議長 千葉労連顧問
お忙しい中、明治乳業争議の解決を求める中労委前行動にお集まりのみなさん、ご支援ありがとうございます。
本日の中労委前行動の目的は、長期にわたる明治乳業争議の解決につながる、一括是正の救済命令を求めに参りました。
さて、この事件の本質は何か。ユニオンジャックです。多くの大企業は、労組を潰すと不当労働行為になるから、インフォーマル組織を使って潰しました。
インフォーマルグループについては、千葉大学院の三宅明正教授が分析されています。60年安保闘争の時期に、鉄鋼連絡会など総評や中立労連の単産に組織されました。このことは、労働界や学会では常識になっています。
そのインフォーマル組織を都労委の荒木尚志会長・東大の労働法教授は自主的組織と珍論を展開し、有力な証拠書類を無視し、企業犯罪を免罪しました。
なぜ、他の大企業は解決しているが、明治乳業争議は解決しないのか。
市川事件は、結審後、中山悠社長と高田章公益委員の密談後、印象が変わり、不当命令が出たと、当時の戸塚章介労働者委員が告白しています。その後、地裁、高裁、最高裁がそれに追随しました。
全国事件は、審査委員が中島弘雅氏から和田正隆氏に変わり、和田正隆公益委員は、「私が責任を持って命令を書く」と約束し、私たちは結審に応じました。ところが、和田公益委員は命令を書かず、後任の荒木尚志会長が不当命令を下しました。私たちは、不審に思い調査しました。すると、明治乳業の中山悠社長と荒木尚志教授は、福岡の修猷館高校の同窓であり、二木会で講演する間柄でした。しかも、中山悠社長時代に明治乳業は東大に約5億円の寄付をしていました。すなわち、この不当命令は、利害関係者によって、下されたと言うことです。
しかも明治乳業という会社は、中労委公益委員に佐貫葉子社外取締役を派遣、私たちの抗議により一年で退任しました。また、係争中の都労委には、元 明治HD取締役常務執行役員の金子秀定氏を現在も派遣するなど、労働委員会を冒涜しています。
この中労委の玄関にも明治乳業の自販機が設置されています。 この間、都労委、中労委、地裁、高裁が和解提案をしましたが、すべて入り口で拒否しています。筆頭株主の和解提案も拒否しています。争議団の要請も話し合いも拒否する態度を貫いています。
なぜか、それは、不当労働行為の実行犯である中山悠名誉顧問や浅野茂太郎相談役が院政を敷いているからです。
その結果、食品事故33件、死亡事故7件、賃金差別などの争議11件をおこす、ブラック企業になりました。明治粉ミルクセシウム事件をおこしたときも、婦団連や国会事務所の要請を拒否するなど、反社会的行動を行っています。当然、株価は低迷、今期は減益予想、海外展開も中国から粉ミルク事業を撤退させるなど、行き詰まっています。
明治HDの中山悠名誉顧問、浅野茂太郎相談役がならず者、アカムシ、生産疎外者、企業破壊者呼ばわりした争議団64人中、12人が50代、60代でたたかい半ばで他界しています。その無念が晴れなければ、本人も家族も浮かばれません。
現在は、ネットから情報を得る社会です。「明治乳業争議を支援する会」のブログには、毎日3000人前後がアクセスしています。消費者に信頼されない食品企業は淘汰される時代です。
私たちは、明治HDが食の安全を守り、労働者の人権を守るまっとうな企業として発展することを望んでいます。そのカギが、中労委の命令にかかっています。
中労委のみなさん、都労委の誤った命令にこだわらず、未来に向かって、労働者の団結権を保護するという設立の原点に立ち、すでに解決した他の大企業争議と同様に、平等に解決する一括是正の救済命令をお願いします。この命令は、全国の労働者が着目しています。最後に私たちは、勝利するまでたたかうと言うことを申し上げ訴えとさせていただきます。ありがとうございました。
中労委前行動は3つの位置づけで行いました。
1.労働委員会の存立の原点に立った命令作業を!
2.明治の不当労働行為を断罪する命令を!
3.長期労働争議の解決に結実できる救済命令を!
この行動には、平日のお昼時間にもかかわらず69団体・126名が支援に駆けつけていただきました。
行動を主催した明治乳業争議支援共闘会議議長の松本さん挨拶、全国事件としてたたかわれている明乳事件を支援する全労連から激励連帯の挨拶を副議長・野村幸裕さん、全国事件の経過と救済命令に確信する報告を弁護団事務局長・金井克仁さん、東芝の差別事件が中労委で和解解決し調印式で判を押した、東芝の職場を明るくする会代表・石川要二郎さんから報告をいただきました。
争議団小関団長から、お礼と中労委前での行動の目的と審査を通して、都労委不当命令は労働委員会の存立の原点に立つならば、この中労委で救済される事件だと確信を持っていると強調しました。
順次、ご挨拶を掲載していきますが、先ず主催者挨拶の松本悟議長を紹介します。
明治乳業争議支援共闘会議議長 千葉労連顧問
お忙しい中、明治乳業争議の解決を求める中労委前行動にお集まりのみなさん、ご支援ありがとうございます。
本日の中労委前行動の目的は、長期にわたる明治乳業争議の解決につながる、一括是正の救済命令を求めに参りました。
さて、この事件の本質は何か。ユニオンジャックです。多くの大企業は、労組を潰すと不当労働行為になるから、インフォーマル組織を使って潰しました。
インフォーマルグループについては、千葉大学院の三宅明正教授が分析されています。60年安保闘争の時期に、鉄鋼連絡会など総評や中立労連の単産に組織されました。このことは、労働界や学会では常識になっています。
そのインフォーマル組織を都労委の荒木尚志会長・東大の労働法教授は自主的組織と珍論を展開し、有力な証拠書類を無視し、企業犯罪を免罪しました。
なぜ、他の大企業は解決しているが、明治乳業争議は解決しないのか。
市川事件は、結審後、中山悠社長と高田章公益委員の密談後、印象が変わり、不当命令が出たと、当時の戸塚章介労働者委員が告白しています。その後、地裁、高裁、最高裁がそれに追随しました。
全国事件は、審査委員が中島弘雅氏から和田正隆氏に変わり、和田正隆公益委員は、「私が責任を持って命令を書く」と約束し、私たちは結審に応じました。ところが、和田公益委員は命令を書かず、後任の荒木尚志会長が不当命令を下しました。私たちは、不審に思い調査しました。すると、明治乳業の中山悠社長と荒木尚志教授は、福岡の修猷館高校の同窓であり、二木会で講演する間柄でした。しかも、中山悠社長時代に明治乳業は東大に約5億円の寄付をしていました。すなわち、この不当命令は、利害関係者によって、下されたと言うことです。
しかも明治乳業という会社は、中労委公益委員に佐貫葉子社外取締役を派遣、私たちの抗議により一年で退任しました。また、係争中の都労委には、元 明治HD取締役常務執行役員の金子秀定氏を現在も派遣するなど、労働委員会を冒涜しています。
この中労委の玄関にも明治乳業の自販機が設置されています。 この間、都労委、中労委、地裁、高裁が和解提案をしましたが、すべて入り口で拒否しています。筆頭株主の和解提案も拒否しています。争議団の要請も話し合いも拒否する態度を貫いています。
なぜか、それは、不当労働行為の実行犯である中山悠名誉顧問や浅野茂太郎相談役が院政を敷いているからです。
その結果、食品事故33件、死亡事故7件、賃金差別などの争議11件をおこす、ブラック企業になりました。明治粉ミルクセシウム事件をおこしたときも、婦団連や国会事務所の要請を拒否するなど、反社会的行動を行っています。当然、株価は低迷、今期は減益予想、海外展開も中国から粉ミルク事業を撤退させるなど、行き詰まっています。
明治HDの中山悠名誉顧問、浅野茂太郎相談役がならず者、アカムシ、生産疎外者、企業破壊者呼ばわりした争議団64人中、12人が50代、60代でたたかい半ばで他界しています。その無念が晴れなければ、本人も家族も浮かばれません。
現在は、ネットから情報を得る社会です。「明治乳業争議を支援する会」のブログには、毎日3000人前後がアクセスしています。消費者に信頼されない食品企業は淘汰される時代です。
私たちは、明治HDが食の安全を守り、労働者の人権を守るまっとうな企業として発展することを望んでいます。そのカギが、中労委の命令にかかっています。
中労委のみなさん、都労委の誤った命令にこだわらず、未来に向かって、労働者の団結権を保護するという設立の原点に立ち、すでに解決した他の大企業争議と同様に、平等に解決する一括是正の救済命令をお願いします。この命令は、全国の労働者が着目しています。最後に私たちは、勝利するまでたたかうと言うことを申し上げ訴えとさせていただきます。ありがとうございました。
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