いやぁ、戻ってきました。
いえ、私がブログにではなくて、
じじさま、いえ、義父が戻ってまいりました。
戻ってきたといいましても帰宅ではなく、
やっと元の義父に戻ったというか…
医学用語では『せん妄、ICUせん妄』とかいうそうです。
2月2日の夜に義父はこのせん妄状態に陥りまして…
もう本人大パニックというかワケわかんない状態に突入。
あの穏やかで愚痴一つこぼさない義父が、
大立ち回りというかやりまくった…
鼻から腸まで達している1m75㎝もあるチューブをでぃえ~いと引き抜き、
管という管を引き抜こうと暴れ、
絶えず動き回り(もちろんベッドの上で)、
幻覚幻聴危険行動、
言う事は聞かないし、眠らない、横にもならない。
私が駆けつけたときにはまるで別人。
どこにあの体力と筋力があるんだと驚くくらいのバカ力。
薬を使っても二日間眠らず、
極端に言うと悪酔いして正体不明というか、
錯乱混乱逆上ご乱心。
まるで別世界に行ってしまったようでして。
高齢者にはあることなのだそうです。
義父みたいに普段から頑丈で元気な人が、
突然チューブだらけになるとね…
ただでさえ義母の入院→村から札幌→腸閉塞と、
短期間で容量オーバーの環境の変化&ストレスだったでしょうし。
完全介護といえ、
看護師さんだけでは見切れない…
で、私が朝から晩まで義父にへばりついておりました。
私のトイレも食事も看護師さんに声をかけてでして…
一時も目を離せない状態でした。
帰宅して食べてお風呂入ってバタン…
やっと昨日あたりから意識レベルも良くなりまして、
今日は覚醒状態にだいぶ戻りました。
もう、ついにボケちまったかと思ったんですけどね、
覚醒してきたら、
なにやらいつもの穏やかな義父でして(笑)。
おまけにこの悪夢の嵐の数日間を覚えていない(爆)。
まぁ、本人にとっては覚えてないほうがいいのかも。
さらにリハビリの歩行練習では、
何故かいつもの倍速でからくり人形のように張り切って歩くし。
一同、ほんとに同じ人物か?と。
さすがに私もよたってきまして、
今日は早めに帰ってきました。
歩道をラッセルしてしまいましたわ。
これで一安心といいたいんですけどね、
まだまだ安心出来ないってとこです。
ちなみに…
私の○○回目の誕生日はじじさまと格闘しておりました(笑)。
まっ、それもいいかっ(笑)。
来年のお誕生日こそケーキを、
悲鳴がでるほど濃~いチョコレートケーキをドカ食いしてやりますわっ。