いやぁ、夜中に興奮と緊張で覚醒、寝不足と胃の不調で迎えた2014北海道マラソン。
大通りに着くと、そこはいつもの大通り公園ではなかった。
ランナーさんであふれかえっている。
ああ、ついにこの日がこの時がきてしまったんだわ。
ずいぶんと私、心配をしてきました。
何度も琴似神社に通い、文字通り神頼みをしていた。
右膝のこと、左足首のこと。
でも、何より心配だったのは、ほぼぶっつけ本番となってしまった娘が最後まで走ることができるか、
関門に引っかからず、一緒にゴールできるかだったんです。
今年は忙しくてほとんど練習する時間が取れなかった娘。
11.5キロの距離を走りきれるか。
さらに関門というものも待っている。
ファンランの部はフルの選手が全員スタートしたあとからのスタート。
さらに私のグループはHで、一番最後の組み分けとなっている。
パンフレットにあらかじめ15分くらいスタートにかかると記されていて、
そうなると、10キロ関門閉鎖時刻が10:30 制限時間1時間30分、ここから15分を引くと
娘にとってはきついことになりそうだと。
このゲートをくぐれるのか。
それともバスに乗って帰ってくるか。
とりあえず陽気に仮想フィニッシュ撮影をして楽しんでみる。
9時スタート。
号砲が鳴っても進まない。
そりゃそうよね、フルの人が14205人(データ上)、さらにファンラン3356人の半数以上がスタートしないと順番がやってこない。
やっと集団が動き出し、スタート地点を通過したのが私の時計では9分遅れの9時9分でした。
と、ところが。
娘より私の身に危険信号が!
膝でもない、足首でも股関節でもない、とんでもない伏兵がっ。
右の脇腹が怪しい。怪しいなんてものではない、痛い、痛い、なんでこんなときに痛むのよ。
もうね、すすきの通過して中島公園の横を走っているときから痛み始めた。
前にこのブログでちらっと書いたことがあるけれど、
脇腹痛なんて無縁だったのが、短期間のうちに数回痛くなり、
「なんでなんだろ」なんて書いているうちに治まってしまい、ピークは過ぎたななんて思い込んでいた。
それがこの大事なときに、まだ2キロも走っていないのにペンをぐさっと刺されたようなこの痛さ。
娘に悟られぬよう我慢していたけれど、もうダメ、なんとかしなければと、
ネットに載っていた対処方法を試してみた。いやぁ、まさか本番での実践となるとは。
まずは痛い右わき腹(一番下の肋骨の奥)をぎゅーっと指先で押しこんでみた。
もちろん走りながら。
突然上体を折り走り始めた母の姿に焦ったのは娘で、
いわく、「あなたのことが心配で、なんとか助けなければと思ったら苦しいの忘れた」そうで、
なんだかどっちがどっちなのかわからん状況になってしまいまして。
脇腹に指を差し込みながら腕を上げるというのも試したけれど、これはあまりだったかな。
一番効き目があったように思ったのは、親指を背中、残り4本の指を痛む箇所にあて力一杯掴む、
これは私が苦し紛れにやった方法なんですけれど、これが一番痛みが拡散されたかも。
というわけで、2キロ~創成トンネル手前まで脇腹痛との闘いとなりました(笑)。
いやぁ、つらかった(笑)。
関門制限時間は余裕で通過、心配だった娘も奇跡の走りを見せ、苦しそうな様子もない。
トンネルあたりから痛みがなじんできたので、写してみたけれど、
走るゾンビのような写真になってしまってました(笑)。
臨場感重視ということで。
無事終了。
完走証。
娘とはスタートもゴールも同じタイムでした。
いやぁ、無事完走できてよかったよかった。
でもこの脇腹痛にはまいったな。娘の若さ?にもまいったし。
私は今の状態をキープするのが精いっぱいだけど、娘は練習すればもっともっと伸びるんでないかな。
このあと「パフェを食べたい」と意見が一致し、
パフェの王道、パフェの牙城の雪印パーラーにより、
ピザと、
パフェで糖質をとことん補い、
勢いでこの姿のまま、ステラプレイスに進撃をかけ、
たっぷり秋物を買って帰ってきました。
沿道で応援してくれた見ず知らずの人たち、いやぁ嬉しかったです。
一生分の「がんばれ」をもらったように思えます。
こういう大会に出なければ、がんばれなんて声をかけてもらうことはまずない。
ありがたい限りです。
それとボランティアの方々、ありがとうございました。
冷たいお水、いやぁ、おいしかった。体にもかけたし。娘は氷をもらっていた。
ハイタッチをして盛り上げてくれた学生応援団の方々、
あれは小学生かな?マーチングバンドの演奏もあった。
だって、私たちファンランは最後のほうでしょ。それなのにみな笑顔で励ましてくれた。
来年はボランティアで参加してみようかな。
娘はゴキゴキのカラダで、今日帰ってゆきました。
いやぁ、来月は札幌マラソンだし(笑)。
さすがまだそういうテンションではないな(笑)。
もう焼けて真っ黒です…。