毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 276

2019-11-19 23:59:59 | 本 3

 

琴似発寒川河畔の道はこれといって風をさえぎるものがないので、

防寒用にニット帽を被って行った。

あたたかい。

帽子は似合わないのでフード派なのだけれど、風が強いとフードがはためく旗というか役に立たない。

それで今日は帽子にしたのだけれど、帰宅後鏡を見たら前髪が中央で束になりカールしていて、

たこ八郎というか「じゅんでーす」になっていて、これで歩いていたのかと思うと泣けてきた。

どうして帽子を被るとたこ八郎になってしまうのだろう。

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページ6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 だらしな日記 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する/藤田香織

て、心臓が痛いんである。階段を下りるときには、

 

 

この本に関しては書きたいことがたくさんあります。

まず、厚い。

図書館から届いたのをみて(予約だったのでまるっきりの初対面だった)ちょっとのけぞった。

491ページ、上下二段。キング(S・キング)並みの厚さ。

2001年1月から2002年1月までの日記なのだけれど、

体脂肪率と食べたもの、日記、本日の読書を毎日書き綴っている。

 

でね、2001年といえば20年まではいかないけれどかなり前の話でしょ、

北大路公子さんの本がでるよりずっと前、北大路さんとはちょっとタイプが違うけれど上をいっているし、

毎日の食事の記録をとるなんてレコーディングダイエット的なこともやっていらっしゃる、2001年に。

読んでいてたしかにだらしないかもしれないけれど、他人に迷惑をかけるだらしなさではないので、

ケースバイケース分類かもしれないけれど私としては激しくエールをおくりたい。

日記にでてくる出来事がアメリカ同時多発テロ事件や狂牛病、田代まさし逮捕(先日もまただった)と、

2001年だったんだと思うと同時に、藤田さんが書いていることは今読んでも全然古さを感じないので、

これってライターとしての資質なのでしょうか。才能というか感覚というか。

彼女は書評の仕事をしているだけあり読む量がものすごい。

食事の時間と回数がわやなのは本を読まなければ書かなければならないからなのではと推測。

 

前に「東海道でしょう!」という杉江松恋さんとの共著(東海道492キロを歩く話)を読んだけれど、

この「だらしな日記」を読むと、本当藤田さんにとって東海道を歩くということは地獄だったのだろなと。

藤田さん本は全部読んでみたい。

ちなみにデビューしたての三浦しをんさんをすごく推していてさすが書評家、

そして惹くものをもっているしをんさんもすごいかと。

 

 

 

 

 

 全日本顔ハメ紀行〈記念撮影パネルの傑作〉88カ所めぐり/いぢちひろゆき

 

17ページは屈斜路湖砂湯の顔ハメソフトクリームの写真でした。

 

その藤田さんの本の中にでていたのがこの全日本顔ハメ紀行で、

十和田湖にある千鶴作乙女の像の顔ハメ写真がみたくて図書館で借りてきたのだけれど、

腹筋の訓練になるんでないかというくらい下腹部で笑えた(笑)。

ほぼ1時間で読了。

 

以上、276回でした。