先日図書館に本の返却&受け取りに行ってきたのですが、
片隅に、書架に戻す前の、返却されたばかりの本をまとめて置いてある「ワゴン」がたまたまあり、
ちらっと眼をやると、あのレモンイエローの「ミレニアム」が、
それも隣にメロン色の「ミレニアム」が収まっていて、
げっと思ったのよね。
前々からミレニアムという名前は知っていたし、話題になっていたのは知っているし、
ブック○フで何度も見かけていたし、
買いたい、読みたいとは思っていたけど、どういうわけか手を出さず状態が数年続いていて、
いつもなら「とりあえず買っておこう」な私がとりあえず買わないでいた珍しい?本で、
それが図書館のワゴンにあったので、なんとなく、ためらいながらも借りてきたのですが。
面白い。止まらなくなってしまった。
アタマの中どうなっているの?
昨日なんて、先を読みたくて三角山シダ観察切り上げて帰ってきたほど(笑)。
でね、私、本のタイトル「ミレニアム」だけはしっていたけど、
あらすじというかどんな内容なのか、ちっともしらなくて、
犯罪ものだろうとは思ってはいたけれど、
上巻読み終え、訳者あとがきを読んでショックを受けた。驚きました。
著者のスティーグ・ラーソン氏は、亡くなっているんですね。
このミレニアムは初めから三部作として構想されたのではなく、
最終的には十部作にするつもりだったらしい。
第一部、第二部と書き終え、第三部の執筆に入った時点で初めて出版社に連絡をとり、
2004年10月、第三部を書き上げ、第四部の執筆を開始したところでなんと心筋梗塞、
50歳の若さで死去。第一部が発売される前だったそうです。
ヘンリックは心臓発作から生還したのにね。
そうか、続きを読むことはもうできないんだ。
過去の出来事に関する伏線が第三部ですべてまとまると死の直前のインタビューで話していたそうで、
ああ、永遠に先は読めないだ。残念。すっごく残念。
というわけで、今日は第二部上下巻、慌てて買いに行ってきました。
遅まきながらミレニアム、です。
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