だめだな、先月末から全然本が進みません。
買う気借りる気は衰えないのに、読む気だけが衰える一方で。
一回休みにしようかとも考えたのですが、
とりあえず載せるというだけでもやったほうがいいかなと。
いつものように、17ページの6行目をアタマから書き写しています。
ノンフィクションはこれを読め!/成毛眞
成毛 ノンフィクションをたくさん読んでいる人
コリーニ事件/フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳
「はい」
暮らしのイギリス史 王侯から庶民まで/ルーシー・ワースリー
男性用の化粧室(ドレッシング・ルーム)は富裕な人々が午睡を楽しみ、他の男友達と喫煙をともにして談笑する
この10日間はこの3冊だけしか読んでいません。
それも、しっかり読んだのはコリーニ事件のみ。
「中学生はこれを読め!」ってくすみ書房でやっていましたが、
こちらは「ノンフィクションはこれを読め!」
ついつい私の中でノンフィクションといえば、遭難、漂流、飢えと凍えとなるのですが、
この本をめくってみると、ノンフィクションってこんなに多岐に渡る分野なんだと驚いてしまいました。
前に取り上げた「股間若衆」、これも載っていて、なんとそうか、あの本はノンフィクションになるんですね。
もうこういう類の本を読むと、取り上げている本が読みたくなっちゃってね、
さっそく数冊借りてきたのと、ブックオフで半額だったのを買ってきてしまった・・・。
借りる(買う)意欲だけは衰えないのはバランス悪いなぁ。
で、今は「理系の子」を読んでいる最中。
面白いんだけれど、これもなかなか進まなくてね、もう何日かかっているのか。
シーラッハさん3冊目は初めての長編「コリーニ事件」
長編といっても短いし、文字は大き目、行間もゆとりがたっぷりあります。
シーラッハさんって言葉や表現をとにかく削っているのよね。
行間を読めじゃないけれど、もうキングと正反対。
シーラッハさんの1ページはキングだと5ページぐらい引きのばせそう。
短いけれど、内容は重い話です。
殺人事件の国選弁護人となった新米弁護士。
被害者は親友の祖父。
殺害動機を話そうとしない加害者コリーニ。
コリーニを凶行に駆り立てたものを調べてゆくうちに、祖父の「過去」を掘り起こすことに。
そこから驚くべき「法律の落とし穴」が明らかになってゆく。
原題は『壁が口をきけたなら──家をめぐる詳細な歴史』だということを後から知ったのですが、
『暮らしのイギリス史──王侯から庶民まで』という邦題から受けるイメージとズレがありました。
原題のほうがぴったり。覗き見的な広く浅く軽く、そんな本でした。
以前、別のイギリス関連本で数度読んだことがあるのですが、
今でいうと美脚=女性の脚をさしますが、昔、中世では美脚とは男性の脚の褒め言葉だったって知ってます?
用語はわからないのですが、あのちょうちんブルマーのようなパンツにタイツ姿の男性の絵は、
だれでも目にしたことがあるかと。
ヘンリー8世はもう誇らしげにふくらはぎを自慢していたとか。
私もヘンリー8世の肖像画の見事に隆起した高い位置のふくらはぎには驚いたのですが、
実は詰め物をいれていたという話も読んだことがあります。
そうだ、入浴する習慣に関してもやはり同じようなことを書いてありました。
ペストの流行などもあり、悪い病気は皮膚から体内に入ってくると考えられていて、
極力入浴はもちろん、洗顔も手洗いも避けていた時期があったと。
いやぁ、臭さ炸裂だろな。でもそれが当たり前でそれが常識で普通ならそんなもんなんでしょね。
どんなに臭いカラダでも子どもはちゃんと生まれてきてるんだから、
でも、やだな、自分の臭さもいやだけど、相手が臭いのも堪らんわ。
以上、短いですが、17ページ6行目97でした。
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