毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 95

2014-07-29 23:58:58 | 

 

今日は用事があって大通り・札幌駅と、街の中心部に朝から出かけていたのですが、

建物を出たら、なにこの暑さ。う~ん、暑さより陽射しがギラギラ痛かった。

その用事の合間合間に本屋さん巡りで新刊古本合わせて5冊購入。あぁ満足。

先月から、だいぶ前に予約を入れ順番待ちだった図書館の本が次から次とまわってきていて、

さらに自分で読みたくて借りてくる本もあり、結構本に追われています。

なのにまた買ってしまって、いやぁ、本棚欲しい病が再発しそう。

涼しくなったら一度本格的に処分する本しない本に仕分けしなければ…。

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

とりあえず100回まではこの決まりでやっていこうかと。

今回も飛ばし読みが多かったな…。

 

 

 

 

 

 

 生存者ゼロ/安生正

 つい先ほど由美子の静脈から採血した血液、この中に、富樫からすべてを奪い去ろ

 

 

 

 ようこそ、わが家へ/池井戸潤

同じことをもう一度繰り返すと、鼻歌を歌い始めた。

 

 

 

 随筆集 一日/西村賢太

った加害者”の文学と古くから見透かしたような評をなされ続けてきた私小説家

 

 

 

 司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅2 徳川家康~新選組/司馬遼太郎

る人物は少ない。家康を後年天下人にさせたのは、この「待てる」という才能も大いにあず

 

 

 

 司馬遼太郎の日本史探訪/司馬遼太郎

があわててバタバタと飛んで逃げる、それで結構いいんだと、ちょうどそんなぐあいです。

 

 

 

 

 レンズが撮らえた幕末の日本/岩下哲典 塚越俊志

 

 

 

 奇界遺産/佐藤健寿

 

 

 

 

 人類の準備が整わないうちに昆虫たちは準備を終え、その事実を人々は知らない。

第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作の「生存者ゼロ」、

どうでしょね、私はムシOK,おまけ北海道人なので最後まで読めましたが。

いやぁ、地元贔屓というか、これは贔屓とは違うけれど、知っている地名や場所が舞台となると、

関心度がひょいとアップします。ポイントアップってやつでしょか。

根室半島沖に浮かぶ石油掘削プラットホームTR102からはじまり、標津町川北(実際にある町です)、

夕張、岩見沢と全滅、そしてついに札幌へ。何がって、書いちゃったらバレちゃうので書けないけれど、

舞台となる場所をしっているだけに、「え、あそこがやられたのか!札幌火の海虫の海」なんて、

読んでいて臨場感ひとしお。

福住のイトーヨーカドーと札幌トヨペットの前の道路にヘリ墜落、円山公園や北一条宮の沢通りなんてのもでてくる。

ついに我が家もやられてしまうのか、読みながらガムテープで目張りをする箇所をリアルに考えてしまったり。

これがムシにも北海道にも関係のない人だったら、感想はまるっきりかわるかと。

で、この作者の安生さん、やけに詳しいので北海道人かと思いきや、

簡単な履歴を見る限り北海道の文字はどこにも出てきません。

う~ん、北海道全滅させないで。

そういえば、キングで書き忘れていたけれど、「11/22/63」のなかで北海道がでてきてね、

おお、キングよ、北海道を知っているのね、私北海道人よなんて感激したら、

なんとその北海道が沈んでしまう未来が待ち受けているなんて。やめて、沈めないで。(セーフになりましたが)

 

 

 

池井戸さんは「下町ロケット」、「空飛ぶタイヤ」に次ぎ3冊目だけれど、やっぱり面白い。

仕事上の敵と私生活の敵のW設定で、

まぁちょっと水戸黄門というか必ず最後に愛は(正義は)勝つで、読んでいて胸がすっきりします。

 

 

西村さん、あの西村賢太さん!何度か図書館で手にとってはみたものの、一冊読むのは初めてです。

で、やっぱり間違いなく西村さんで、どう書けばいい?

難解でもあるのに、やけに面白いこと(おもに風俗ネタですが)書いてあったり。

   要するに、女が望む外見その他のすべての条件を水準以上に満たしつつ、それ
  でいて淡泊なぞ云う、当人がどこまでもデオドラントに向き合える相手をしてのみ、
  こう称されているのであろう。  
   なれば私もまた、自身望むと望まないとにかかわらず、傍目には極めて非草食
  系の男だと云うことになりそうである。         ―66ページより抜粋

この表紙の写真は、きっと例のお墓だと思います。

藤澤清造氏のお墓の横に立てた西村氏自身の生前墓じゃないかと。

にじませてあるけれど、西村賢太墓と読める。

 

 

司馬さん2冊は、前にも書いたように、何を誰が主人公の作品を読むかを絞るために読んでみたのですが、

織田信長、斉藤道三、この二人かな、今後読むとしたら。

といいつつ、国盗り物語(古本)を買いに行ったのに在庫なくてね、

「燃えよ剣」の状態のいいのを見つけ買ってきてしまった。

こうやってどんどん本が増えてゆく…。

 

レンズが撮らえた幕末の日本は眺めて終了。

 

最後に、開けてびっくりだった「奇界遺産」

奇想遺産同様建築物の本だと思って借りてみたら、まずその大きさ重さに驚き、

開いてみたら中の写真にのけぞってしまった。

いやぁ、興味のあるかたは書店でこっそり見てみてください。

目を見張る建築物も載ってはいるのですが、おどろおどろしい地獄のテーマパークだとか、

モチェのエロ土器、ミイラ博物館、シリラート病院法医学博物館にある世界最大の睾丸(幅約1m高さ約60㎝)、

サンフランシスコ教会の地下カタコンベ、ヴォラの納骨堂 人骨教会など、もう、なんて世界ってすごいんだと。

そうそう、西郷隆盛も象皮病のために睾丸が膨れ上がり、歩けないほどだったと何かの本で読みました。

この世界最大の睾丸の写真、初め写っているブツはなんなのかまったくわかりませんでしたから。

豚のお尻?かと思った。違ったんですねー、いやー、幅約1mって、気の毒としかいいようがない。

 

 

 以上、切り上げは早く、95回目の17ページ6行目でした。


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