琴似発寒川に走りに行ってきたのですが、
途中何気なく見た川面に、斜めに横切る筋のようなものが見えた。
もしかしてサケ? 産卵しに川を遡ってる?
川岸に下りてみた。
いる!
婚姻色! サクラマスか?
上流に向かい泳ごうとするものの水の勢いが強すぎて押し戻され、
向かっては押し戻されを繰り返している。
昨日はかなりの雨量があったので、今日の琴似発寒川の勢いは増しに増している。
向こう側の魚道の壁の下に数尾固まって待機?している。
待機し体力温存しているのか、それとも体力回復を図っているのかわからないけれど、
すぐ隣が遡上しやすくなっている魚道なのに、
どうしてそこを遡らずに何倍も苦しい難所の段差を選んでしまうのか。
選んだわけではないですよね。
運?
流れに押し戻され仕切りなおしたら運よく魚道だったとすべての魚たちに適用してほしい。
対岸にもう一人(じゃないけれど)見学者。
そちらは私と目的が正反対か。
しっかしこう見ると隣の魚道がいかにもなだらかに見えてくる。
むごいなぁ、私なら絶対挫折する。
さきほどのサクラマスはどうなったどこに行ったんだと何気なく足元を見てみると。
いる、足元にいる!
激流で闘っていた。
ジャグジーどころではない、もみくちゃ錐もみ状態になりながらも押し戻されないよう踏ん張っている。
いやぁ、涙でそうになりました。
一尾だけではなく二尾は確認できた。
力をためて、激しく左右に尾というかカラダをぶりぶり振りアタックするのだけれど越えられない。
川に入って両手でむんずと掴み段の上に放り投げてあげたい。
残酷な行き止まりに嵌りませんように。
下流でも目を凝らすと数尾泳いでいるのが見える。
泳ぐというより待機? 流されないように停留しているような感じ。
ここにも見学者が。
やっぱり私とは違う目的?
最近よく見かけるけど、アオサギでしょか。わかりませんが。
橋の上から下を見下ろすと、ここでも発見。
すごいなぁ、こんな身近にサクラマスが産卵しようと命懸けで頑張っているんだ。
もう走るどころではなくて、川にへばりつき見ていました。
*サクラマスは周年禁漁となっています。
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