ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

後楽園の夜桜

2018年04月07日 | 写真
【Live Information】


 夜桜を見に行ったのは生まれて初めてだったかもしれません。

 満開の桜、土曜日、快晴、そしてブルームーン。

 3月31日は、いくつもの楽しい偶然が重なった、考えてみると滅多にない夜でした。

 岡山での桜の見頃はたいてい4月第1週なので、いつもなら満開の桜とその月2度目の満月とは重なりようがないのです。

 ロマンティックな偶然でした。

 そのうえ偶然フォトジェニックな方とご一緒できたので、偶然持っていたiPhoneでなんだかいい感じの写真が撮れました。

 最近、写真を真剣に撮るのが大好きです。





























人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿智神社、春の夕暮れ

2018年03月14日 | 写真
【Live Information】


 ぼくは倉敷で生まれ、育ちました。
 とくに美観地区~商店街~鶴形山周辺は子どものころの遊び場だったところで、年を取るごとに記憶がよみがえり、愛着が深まってきます。
 

 倉敷で演奏する機会は月に2度ほどあります。
 最近土曜夜や日曜夜に演奏する時は午後早めに家を出て、倉敷の町をゆっくりと歩いてみることが多くなりました。
 いわば「元・地元民」の「倉敷の良さ再発見」でしょうか。
 3月11日(日)も演奏前に倉敷をブラついてみました。
 行く先は、倉敷のシンボルのひとつ「鶴形山」にある、「阿智神社」です。
 

 阿智神社の境内に入ったのは夕方の5時半くらいだったでしょうか。
 夕陽は、ぼくが子どもだったころと何も変わりはありません。
 いや、何百年も前の夕陽も、こんなふうに輝いていたのでしょう。
 

 西の空が夕焼けで染まるのが、そのころの子どもたちみんなの家へ帰る合図だったことを思い出しました。























  

 



人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初日の出

2018年01月14日 | 写真
【Live Information】


 1月1日は、初日の出を拝みました。
 

 わざわざ見晴らしのいいところまで登らなければ見られない、と思い込んでいたのですが、実はいつもハチくんと一緒に行く河川敷の土手で見ることができたんです。知らんかったわ~。
 岡山県南部の今年の1月1日の日の出は、7時11分。
 人出もチラホラ。
 ここで初日の出を見ることができるのを知っている人、わりといるみたいです。


 


 実は、初日の出を見るのは生まれて初めてです。
 とくに難しいことを考えていたわけではないんですが、気持ちが引き締まるものですね。
 早起きしたので、とても気持ちは良いし、一年のスタートを楽しく切ることができました。
 ついでに、午前中に少し練習したんですが、元旦から練習したのも初めてかも。。。(^^;)



 

 

 

 

 

 

 



 



人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年12月29日 下関

2018年01月03日 | 写真
【Live Information】


 12月29日(金)は山口県下関市に行ってまいりました。
 Band Wagonというライブ・ハウスで、大阪のミュージシャンで仲良しの永野貴子ちゃんがライブをするというので、覗きに行ったんです。
 年末も押し迫ってきたので渋滞が心配でしたが、行きは全く問題なく、昼過ぎには下関に入りました。
 時間の許すかぎり、市内を歩いてみたかったので、さっそく行動開始です。


 下関は、源平合戦、幕末~明治維新、乃木希典など、「歴史を感じる街」というイメージがあります。
 また金子みすゞ、田中絹代、藤原義江、古川薫などゆかりの深い芸術家たちを輩出した街でもあります。
 港町は気性が荒っぽいけれど、海外からの文化の窓口にもなりえます。まさにその両方の特徴が溶け合ったかのような、独特の雰囲気があるように感じました。
 海沿いを歩いていろんなものを見ましたが、歩くのがとても楽しかったです。


1 唐戸町周辺(カモンワーフ、唐戸町商店会、唐戸市場)

[下関土産品センター] 中国や朝鮮半島からのいわば窓口だけあって、表示はハングル・中国語・日本語の三ヵ国語です。
観光客が多いので、ふつうに日本語以外の言葉が聞こえてきます。



[唐戸市場]



[金子みすゞの詩碑] 有名な「みんなちがって、みんないい」(私と小鳥と鈴と)が刻まれていました。



[フランシスコ・ザビエル上陸の地] 1550年、ザビエルは天皇のいる京都へ向かうため、九州から下関へ上陸しました。
しかしこの記念碑があるところは埋め立て地なので、実際の上陸地点はもう少し内陸側(ここから道路を渡ったところにある亀山八幡宮の大鳥居の下あたり)ではないかと言われています。



[下関市あるかぽーと東防波堤灯台]



あるかぽーと東防波堤灯台から関門大橋を臨む



カモンワーフ周辺から夜の「あるかぽーと」を臨む






カモンワーフの灯りは、よく見ると下関名物の「ふく」(ここでは、ふぐ、とは言わない)を模した提灯でした。



カモンワーフでBand Wagonの今夜の出演者、永野貴子ちゃんや、大阪の「BAR蓄音機」マスター松井さんらと合流。






カモンワーフ2Fで。




2 唐戸町商店街

[ラーメン一寸法師] メニューの「コーヒーラーメン」にみんな反応。そして思わず写真を撮る。



[昭和れとろ館] 車やら電気製品やら、見てて飽きません。懐かしさ満点。



[Jazz & Coffee IZAKAYA] いったん唐戸の商店街方面へ戻って歩いていると、ソニー・ロリンズの名盤「サキソフォン・コロッサス」をデザインした看板が。これに惹かれて入ってみました。
店名は、いわば「喫茶・居酒屋」。ややこしい(^^;)



[Jazz & Coffee IZAKAYA] 店内に入ってお茶してみました。いわゆるジャズ喫茶ではなく、ジャズ好きが高じたマスターのいる喫茶店、って感じかな。




3 亀山八幡宮

亀山八幡宮の創建は859年。関門海峡を護る神社で、主祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。カモンワーフのすぐ北にあります。



ここは、開国を迫る欧米諸国の脅威から下関を守るため江戸末期に長州藩が砲台を設置した場所でもあります。1863年5月の馬関攘夷戦は、この亀山砲台から放たれた砲弾によって火ぶたが切られました。



下関名物はふぐ。当地では「ふく」と呼びますが、これは「福」とかけたもの。亀山八幡宮にはその「ふく」の像があります。




4 藤原義江記念館

「藤原義江記念館」は、関門海峡を臨む紅石山中腹にあります。



1936年に建てられた洋館です。別名「紅葉館」。



「吾等のテナー」の愛称で知られた藤原義江氏は、下関出身の世界的オペラ歌手です。藤原歌劇団の創設者でもあります。



この家は英国系商社ホーム・リンガー商会の社長令息のために建てられました。藤原氏自身はこの家に住んだことはありませんが、藤原氏の父ネール・B・リードがホーム・リンガー商会の支配人だっという縁で、1978年から記念館となりました。



ドアの横には文化庁の「登録有形文化財」というプレートがかかっています。



案内して下さった管理人さんに尋ねてみると、写真撮影はNGでした。玄関ホールのみ許可をいただきました。



以下の3枚は、ネットから拾ったものです。



藤原氏は、イギリス人の貿易商と日本人の母のあいだに生まれました。写真でもわかる通りたいへんなハンサムで、世界中で困るくらいにモテたそうです。



時間が戦前で止まったまま、という雰囲気でした。




5 本陣伊藤邸跡

伊藤邸跡は春帆楼・日清講和記念館のすぐ隣でした。伊藤家は下関屈指の名家で、幕末の当主・伊藤杢之助は吉田松陰と交際がありました。坂本竜馬は、慶応時代の2~3年頃は伊藤家を活動の拠点としていました。




6 日清講和記念館

日清講和条約(下関条約、馬関条約)会議場となった春帆楼。割烹旅館として現在でも営業しています。



日清講和記念館は、日清講和会議の歴史的意義を後世に伝えるため1937年に建てられました。春帆楼の敷地内にあります。



日清戦争で圧倒的優位に立った日本は、清国から講和条約締結の打診を受け、1895年4月17日に下関で日清講和会議を開き、条約に調印しました。



再現された講和会議場。会議の出席者は伊藤博文、陸奥宗光、李鴻章、李経方ら。



静かな館内。時の重みを感じます。



この会議で、清国は日本に朝鮮半島の独立・領土の割譲・賠償金の支払いなどを約束しました。




7 赤間神宮

赤間神宮の建立は859年。1185年の壇ノ浦の戦いで敗れて入水した安徳天皇を祀っています。



建立当時は「阿弥陀寺」でしたが、明治時代の廃仏毀釈によって神社になりました。



ここは「耳なし芳一」の舞台であることでも有名です。



正月を迎える準備に余念がありません。人影は、韓国人の団体以外はあまりありませんでした。



敷地内にある「芳一堂」。「耳なし芳一」は、琵琶法師の芳一が平家の亡霊に憑りつかれるという怪談で、安徳天皇や平家一門を祀っている赤間神宮(当時は阿弥陀寺)が舞台です。戦いに敗れた平家の悲哀が感じられる物語でもあります。



その芳一堂に隣接する「七盛塚」。平家一門を供養している墓所です。



七盛塚前列は平教盛、平知盛、平経盛、平教経、平資盛、平清経、平有盛。後列は平(伊賀)家長、平(上総)忠光、飛騨景経、飛騨景俊、平(越中)盛嗣、平忠房、平時子(二位尼)。かつて栄華をきわめた平家の墓所とは思えない質素な造りなのが哀れです。



道路から見上げる赤間神宮。




8 関門海峡・関門橋

下関市壇ノ浦と北九州市門司区を結ぶ吊り橋。全長1068m、海面上141m。1973年11月14日開通。開通時点では東洋最長の橋だったそうです。



橋脚付近で。




9 壇ノ浦古戦場跡・みもすそ川公園

左:源義経像。壇ノ浦で、平教経の攻撃を船から船へと飛び移ってかわした源義経の「八艘跳び」。
右:平知盛像。碇を担いだ姿。平知盛にまつわる謡曲「碇潜(いかりづき)」は有名です。壇ノ浦を訪れた旅僧に、渡し船の老船頭が壇ノ浦の戦いの様子を詳しく語り、弔いを願った。実はこの老船頭は、戦いに敗れ安徳天皇に続いて入水した平家の武将平知盛の亡霊であったという。



関門海峡に向けて設置されている長州砲(八十斤カノン砲)。攘夷戦や下関戦争で使用された大砲の、原寸大レプリカです。



大砲レプリカは5台あり、砲身3.56m、口径20.0cmです。中央3門は高さ3.52m、最大長6.68m、最大幅2.6m、両端2門は高さ2.92m、最大長5.98m、最大幅2.6mです。



壇ノ浦古戦場跡の石碑。壇ノ浦の戦いが行われたのは1185年4月25日。この戦いで栄華をきわめた平家は滅びました。海上での戦いの指揮を執ったのは、源義経と平知盛。この戦いで、わずか7歳の安徳天皇は二位尼(平清盛の妻で、安徳天皇の祖母)と共に入水した。



壇ノ浦。




10 立石稲荷

国道9号線沿い、関門橋のやや南にあります。



立石稲荷の赤鳥居。1184年に屋島で敗れた平家は、下関の彦島に逃げ延びますが、この稲荷神社前で軍船が沈み、ご神体はこの地にとどまって海峡の守護神になったといいます。



境内には平家の無縁の供養塔があります。



立石稲荷の正面にある烏帽子岩。これが立石稲荷のご神体です。




11 阿弥陀寺町妙見宮

阿弥陀寺町内を歩いていると、妙見宮へ上がる石段がありました。



古びた住宅地の石段を上がっていくと見えてくる鳥居には「海上安全」の文字が刻まれていました。



鳥居から少し先へ進むと古い燈籠があり、ここから先は草が生い茂っていて道が見えなかったので引き返しました。周囲の民家にもひと気はなく、あえてこの山の中腹に隠れるように住んでいるのでは、とも思わせられました。不思議な雰囲気に満ちていました。




12 床屋発祥の地

下関は床屋(という言葉の)発祥の地だそうです。鎌倉時代中期、京都の北面の武士だった藤原基晴が不祥事の責任を取って職を辞し、旅の途中で寄った下関で髪結いの技術を学んで髪結所を開きました。そこには床の間があったことから下関の人は基晴の髪結所をいつしか「床の間のある店」と呼ぶようになり、これが転じて「床場」「床屋」という屋号で呼ばれるようになったのだそうです。




13 Band Wagon

「Jazz inn Band Wagon」は下関市中之町にあるライブ・ハウスです。オーナーはベーシスト兼ギタリストの吉本信行さん。吉本さんは、後天性の病気のため両耳の聴力を全く失っても弾き続けている不屈の人です。偉大なベーシスト、チャーリー・ミンガスになんとなく風貌が似ています。



お店の扉を開け、階段を上がると、マイルス・デイヴィスの写真が。



この夜のライブは吉本信行(bass, guitar)&永野貴子(key-harmonica)。



急遽ゲストとしてステージに呼んでいただきました。



大阪の「BAR蓄音機」マスターの松井久さんが撮ってくださいました。



吉本さんは生きる喜びにあふれている方だと思いました。大きなエネルギーとバイタリティをお持ちですが、押しつけがましさや息苦しくなるような「力瘤」は微塵もありません。とても自然な感じの、フラットでステキな方でした。
聴力を失ってからの苦労話も伺いましたが、悲壮感のようなものはなく、不謹慎かもですがとても面白く話を聞かせていただきました。聴こえなくなってからも曲を書いているという話には心底驚きました。来年には東京でレコーディングするそうです。



吉本信行(bass)&金川英寿(piano)。金川くんは中国地方のホープ中のホープです。



たくさんお話できて感激でした。吉本さんの魅力はとても自然なもので、聴力の有無とは関係ないんだと思いました。いわば、凹んでいる時に吉本さんの近くにいれば自然に元気になれる感じ、とでも言ったらいいかな。
「これからはやりたいことだけやろうと思ってる」とおっしゃったお顔がとても明るく、楽しそうでした。



セッションに参加した方々も交えて打ち上げ。










人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年9月9日、姫路。

2017年09月10日 | 写真
【Live Information】 
 
 
 姫路へは毎月一度行っています。
 コントラバスのレッスンを受けるためです。
 レッスンは師匠のお宅で受けています。姫路城の近くです。
 家からは約80kmの道のりなので、いつも早めに出かけ、レッスンの時刻まで姫路城界隈を散歩するのが習慣になっています。
 城郭のまわりには動物園のほか、シロトピア記念公園、市立美術館、県立歴史博物館、野外ステージなどがあります。
 文庫本とiPODがあればゆったり一日を過ごせそうな、静かなところです。


 9日の土曜も13時からレッスンでした。
 11時過ぎには着いたので、いつものようにのんびりと姫路城周辺を歩きます。



 【姫路城】


姫路城はいつものようにキリッとした別嬪さん。いっそ「姫路嬢」と呼びたい。



家族でお弁当を広げる。いいですね~



お堀。


動物園から見た姫路城。





 ―  ☆  -  ☆  ―  ☆  -  ☆  ―  ☆  -  ☆  ―  ☆  -  ☆  -


 レッスンの時、師匠に「絶対好きやと思っとったんや」と「小赤壁公園」を教えてもらいました。
 姫路城から南南東へ約7km。
 レッスン後、さっそく寄り道です。


 【木庭ヨットハーバー】











 【木庭山古墳】


6世紀頃作られたもの。明治30年に発掘されました。
古墳の入り口が雑草で覆われているのが寂寥感をいっそう漂わせています。



 【小赤壁公園】


画面左方、水平線の上に見えるのは淡路島。
木庭山南斜面の絶壁は、「三国志」で有名な赤壁の景観に似ているところから「小赤壁」と名付けられました。



すっかり秋の雲。



小高いところではおにぎりを食べずにはいられません。



木庭神社。1615年に木庭の開発に携わった三木久右衛門宋栄によって創建。風雨によって大破したため、木場村の医師三木寸斗によって
再建されたといいます。電線が無粋です。



夕日にうっすら染まった船。



もっと赤い夕陽を撮りたかったんですが、西の空に雲がかかっていたのであきらめて出発しました。
でも帰り道で見た夕焼けは燃えるよう。美しかったです。もう20分粘っていれば、、、残念でした。


  
  

人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏の操山山歩き

2017年08月06日 | 写真

【Live Information】


 2017年8月4日(金) 
 操山(富山中学校方面~長楽寺~岡辛木神社~八畳岩~曹源寺方面)

 出発11:53 帰着15:10 所要時間3時間17分
 10.3km  13202歩  消費カロリー598  気温35℃  微風


 暑い!
 ク◯暑い!
 しかし、この暑さだからこそ、あえて山を歩くのじゃ!
 目的は、汗を流しまくること、そして景色を眺めながらおにぎりを食べること。


 歩いて汗を流したくなったので、暑いのは承知で久しぶりに操山へ。
 湿度高めなうえに、気温は35℃。暑さは、用心が必要なほどでした。 
 帽子と飲み物は、言わずもがなですが、忘れちゃならない。


 ただ歩くだけではツマランので、
 「殿の密命を帯びて、人目を避けて山道を急ぐ忠義な侍」
 という設定にしました。
 密書を届けた暁には、密かに想いを寄せ合う姫君の顔を見られることが励みになる感じです。(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
 そして敵方の待ち伏せに遭い、
 「不本意なれど命によりおいのち頂戴つかまつる」
 「ご家老の差し金か、、、それがし人は斬らん。考え直せ、今なら間に合う」とか言って先を急ぐのですw
 ああ妄想が止まらん。


 山中では、いつもは山歩きの人と何人も行きかうのに、さすがにこの暑さでは誰ともすれ違いません。
 平日昼間ということを割り引いても、誰もわざわざこんな日には山歩きをしないでしょう。体が参ってしまいかねませんからね。。。ムリもないことです。
 しかし木陰に入ると、そよぐ風も多少涼しげで心地よいし、家にいるよりも心なしか空気が爽やかに思えました。
 思ったほど辛くもなく、3時間かけて10kmを歩きました。


 ただ、持参した500mlのペットボトルのお茶2本が、家に着く直前にはきれいに空になっていました。水分が欲しくなっても一度に飲むのは一口か二口、というふうに気をつけていたにもかかわらず、です。
 持っていくお茶の量、飲むペースには注意しなければ、と思いました。
 また、当たり前かもしれませんが、服装は長袖長ズボン、というのも重要かな、とも思いました。強い陽射しでも体力の消耗を防ぐことができることと、虫対策になるからです。
 

 帰って、すぐシャワーを浴びました。
 汗を流すだけのことがこんなに気持ちいいなんて。
 脱いだTシャツと、その上に羽織っていた長袖シャツは、汗をたっぷり吸ってズシリと重さを感じるほどです。
 体力も落ちてきているのでしょう、着替えるとすぐに眠気が襲ってきて、30分ほど熟睡してしまいました。


 目が覚めて、夕方外に出てみると、オレンジともピンクともつかない夕暮れの空がきれいでした。



今回は操山の東側、富山中学校の北にある、山を造成した住宅地から遊歩道へ上がる予定です。田んぼの見える、のどかな風景です。



道沿いに流れている用水路にかかっている橋の上には石灯篭があります。



樹齢は何歳でしょうか。山を造成した住宅地の中の道路沿いにある老木。



住宅地から下を見おろします。もう少しで遊歩道入口です。



老木の少し先、長楽寺の手前にある「森尚彫刻公園」。なかなかシュールです。



長楽寺。高野山真言宗で、天平勝宝2年(750年)創立。備前四十八ヵ寺のひとつです。度重なる焼失で、現在の建物は明治時代(仁王門のみ江戸中期)に建て替えられたもの。この先が操山遊歩道です。



夏空。



操山遊歩道に入ると、岡辛木神社が見えてきます。



岡辛木神社は、ちょうど7月31日に、年に一度の「輪くぐり大祭」が終わったばかりです。



思わずつぶやく「夏草や つわものどもが 夢のあと」



神社の周囲。



流れ弾が飛んでくるのか?(^^;)









山中には、4~6世紀の古墳や石室が点在しています。






こんな大きな石、もとからあったんでしょうか。それとも誰かが積んだのでしょうか。



時代劇では、こういうところで敵が待ち伏せしていますね。



木漏れ日は、撮らずにはいられません。



山中にある「八畳岩」から岡山市東部を臨む。



山で食べる昼ごはんは、やはりおにぎりに限る。



この日の夕暮れ。ピンクともオレンジともつかない、不思議な夕暮れ。


 



人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山市奉還町商店街周辺を行く

2017年08月05日 | 写真

【Live Information】


 猛暑快晴の8月3日木曜日。
 急遽休みを取って、「さあなにをしよう」と思案の結果、知ってそうで実はあまり知らない奉還町商店街を探検しようと思い立ちました。
 奉還町商店街は、岡山市北区、岡山駅西口方面にあり、昭和20~30年代にたいへん栄えました。
 1867年(慶応3年)の大政奉還にともない、岡山池田藩の武士たちにはいわば退職金である「奉還金」が支給されました。それを元手に商売を始めようとした人たちが続々集まって店を連ねたのが、奉還町商店街の始まりだそうです。
 

 いまは郊外型店舗やショッピングモールやコンビニが全盛です。
 車で行くことができ、一か所でなんでもそろい、たくさんの荷物も車に積んで帰ることができます。
 そういうモールの出現で従来の繁華街から客足が遠のき、その後再開発ということでまたも同じような綺麗な商業施設ができ、ますます個人商店の存続が厳しくなる。
 お洒落なモールはたしかに便利だし、行ってはみたいけれど、年を取るごとに「便利で綺麗」よりも心惹かれるものがあることも感じます。
 たまたま商店街にある「イシイハット」店主の石井さんに遭遇して立ち話したんですが、そのあたりについての熱いお話を伺うことができて、とても興味深かったです。
 
 
 「人を集める商店街」「人が集まる商店街」。
 字面は似ていますが、同じようにたくさんの人が歩いている商店街でも、本質的には全く違うんです。
 
 
 独特の雰囲気を持つ奉還町商店街が活気を取り戻しますように!



まずは商店街の西端にある最上稲荷の分社(とでもいうのでしょうか)に挨拶します。「写真撮りまくります。ご容赦ください (-人-)」



アーケードと夏空。



豆腐屋さんって、見かけなくなりました。朝2時とか3時くらいに仕事を始めることを知らない人もたくさんいる時代になってしまいました。



洋品店。



こぢんまりしたカフェ「D'otto cafe」。初めてお邪魔したのですが、とても話がはずみました。店主はピアニストです。



映画マニアにはたまらないお店。



帽子屋さん。マニア垂涎の商品も置いてあります。お願いすると、似合う帽子を店主が気軽に見立ててくれます。
実は店主は、知る人ぞ知るビートルズのコピーバンドの鍵盤奏者です。



奉還町の老舗洋食屋さん。「洋食屋」の響きだけでお腹が鳴りそうです。



商店街の中にある自転車屋さんもあまり見かけなくなった気がします。



荒物屋。若い人たちは「荒物ってなに?」と尋ねるでしょうね。



金物屋。






道具屋。



菓子屋。駄菓子もあります。






昭和のテレビや映画に出てきそうな喫茶店。



「富士屋」と「浅月」。通りをはさんで向かい合う二軒の人気中華そば屋。



最後は、岡山の名物ミュージシャン(実は歯医者)、、、いや、名物歯医者(実はミュージシャン)(どっちだっけ)の経営する歯科医院。
このあたりは夜な夜なミュージシャンたちがうろついているそうな。。。




人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の城

2017年06月13日 | 写真
【Live Information】




 いつもは姫路の白子さん(姫路城。通称白鷺城)ばっかり眺めていますが、

 たまには地元岡山の黒子さん(岡山城。通称烏城)も眺めます。

 (ロゼッタの白子さん黒子さん、、、懐かし〜😊)
 

 

 

 

 
 たまたま用事があったおかげで見られた朝の岡山城。

 活気にみなぎる街とは全く別世界。

 静かです。

 青空。

 緑。

 水辺。

 話しかけてきたお城付きニャンコ。


 
 わりと積極的に近寄ってきてニャアニャア鳴くのだが、ぼくが「写真撮らせろ」しか言わないので、さっさと向こうに行ってしまった。
 用件の通じる相手を探しているのであろうw
 

 


 このまま今からどこかに行ってしまったら、それは天気と景色のせいでして、

 決してぼくが悪いわけではありませんので、どうぞ叱らないでやってくださいw (^^)。

 晩ご飯までには帰ります٩(๑❛ᴗ❛๑)۶






人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤穂城址と大石神社

2017年06月04日 | 写真
【Live Information】


 初夏の青空が目に眩しかったきょう日曜。
 
 あんまり気持ちが良かったので、青空に映える色白さんの写真を撮りたくなりました。

 色白さんとは、姫路城のことです。

 きょうも変わらず別嬪さんでした。

 
 
 

 帰りは赤穂で道草。
 
 大石神社と、赤穂城跡に寄ってみました。
 
 あたりはとても静かで、落ち着いた雰囲気は清々しささえ感じました。
 
 ひと気はまばらでしたが、その静謐感があったからこそ、赤穂義士と同じ空間を共有できた気分になれたんですね。


 

 

 

 

 





人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿智神社と素隠居

2017年05月21日 | 写真
【Live Information】



 5月20日は暑いくらいの、快晴の土曜日。
 夜は演奏のために倉敷市へ行くので、午後は美観地区でも歩こうと、早めに家を出ました。









 美観地区のすぐ側にある鶴形山と、鶴形山にある阿智神社は、倉敷のシンボルのひとつでもあるのですが、きょうは偶然その阿智神社の春祭りでした。
 阿智神社の春秋のお祭りは、当時の地元の小学生にとっては絶対にはずせないビッグイベントです。その頃のぼくの小遣いは一日10円でしたが、お祭りの時は100円とか200円貰えるのもとても楽しみでした。それだけあれば、気分は本当にお大尽だったんです。

 






 


 祭りの日には、町中に翁と媼の面を被って団扇を持った「素隠居(すいんきょ)」もたくさん出没します。
 「団扇で頭を叩いて貰うと病気をしない」とか「賢くなる」とか言われているので、大人たちは素隠居に子供の頭を差し出すのですが、小さい子は泣き叫んだりして、結構な阿鼻叫喚だったりしますw

 






 
 当時、小学5、6年の男子が素隠居の役を務めていたのですが、大人の見ていないところでは全力で頭をはたくなどの狼藉(笑)があったので、下級生たちは素隠居を恐れ、かつ忌み嫌っておりました(^^;)
 で、われわれ下級生は意趣返しに素隠居に向かって「らっきょう、らっきょう、クソらっきょう〜〜!!」(お面の形がらっきょうに似ているから)と怒鳴って猛ダッシュで逃げるのですが、ある時かなりしつこく「らっきょう」を連呼したうえに、サービスとして「アホウ!」だのなんだの罵詈雑言を浴びせたら、ついに素隠居が激怒してしまったんです。
 

 最初は笑いながら逃げていたのですが、今回だけはクソらっきょういや、素隠居が徹底的に追いかけてくるのでいつしか怖くなってしまい(スピルバーグの映画「激突」に似た怖さでした)、鶴形山の周りを逃げ回ったあげく、最後は鶴形山てっぺんの阿智神社境内の縁の下に逃げこんだものの、あっさり見つかって思いっきりしばかれたのも今思い出すと悔しくてたまらん(笑)






 



人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カメラに収める音楽

2017年02月28日 | 写真
                                      ♫ジャズ・フォトグラファーといえば中平穂積氏。


【Live Information】


 写真を撮ることと音楽を奏でること。
 自分にとっては、どちらも自分のイメージを具現化することです。
 こういう音を出したい、こういう写真を撮りたい。
 表現するにはイメージを持つことが大切だというのを改めて感じています。
 
 
 イメージを持っていても、その通りにはいかないこともしばしば。
 でもそれが面白かったりします。
 
 
 とくに最近強まってきているのは、ミュージシャンのいい写真を撮ってみたい、という欲。
 「きれいな写真を撮りたい、上手に撮りたい」から
 「動きや音や演奏者の感情が伝わるような写真を撮りたい」に気持ちが変わってきているのを実感している今日このごろです。
 
 
 写真は、最近撮ったなかでも自分が気にいっているものです。
 充分でない機材とか、演奏中という状況下の撮影、など制約は多いですが、撮ったものを改めて見る時はやっぱり楽しいです。
 
 
 そういえば最近、家電量販店のカメラコーナーで立ち止まることがどんどん増えてきている気がします(^w^)

























人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年越し 2016~2017

2017年01月02日 | 写真
                                   ♪毎年元日はハチくんの記念撮影をします。今年はこんなすまし顔。


【Live Information】


 ジャズ・ライブを聴きながら年を越したのは、生まれてはじめてです。
 関西で活躍しているギタリスト箕作元総さんの演奏をひさしぶりに聴きたかったということもありますが、平成29年は一年を通して音楽的に充実した年を過ごしてみたいので、「音楽とともに年の初めを迎えれば終わりも良いだろう」という験担ぎ的な意味合いがあって、明石Pochiにお邪魔したのです。
 

 
 右から、箕作元総(guitar)、真木毅(bass)、生島大輔(piano)


 時間が経つにつれ客席も賑やかになります。
 岡野正典(drums)さん、越山満美子(piano)さん、引田裕路(drums)さん、広瀬未来(trumpet)さんなど、錚々たる顔ぶれがステージに上がるなか、ぼくも大晦日セッションにも加えてもらって、楽しく年を越しました。


 
 日付が変わる頃には大賑わい。
 

 セッションには中学生ピアニストのカイトくんも参加していました。
 彼の演奏は素晴らしく、驚嘆しながら、どこかで会ったような気がして記憶をたどっていると、神戸のあるお店のセッションで一緒になったことがあるのを思い出しました。それをカイトくんに伝えると、逆にカイトくんの方から「今年の5月に尾道に行ったんですけど、そこでベース弾いてましたよね?」と聞かれて、ビックリしました。(@д@;) 
 実は「5月に尾道で見たよ」という方はほかにもいて(よりによって頭が沸騰するような出来事があった日だったのですw)、ほんまに誰が見ているかわかりません。ワルいことはできないもんです(^^;)

 
 元日の初詣も、生まれてはじめてです。
 よく晴れた、清々しい元日でした。

 

 
 
 いつも山歩きしている近所の操山に岡辛木神社があるので、散歩がてらハチくんと一緒に行ってみました。
 結構きつい石段を、息を切らせながら上がるのですが、すれ違う見知らぬ方々と「こんにちは」「おめでとうございます」と自然に挨拶を交わすのは、とても気持ちが良いものでした。
 きっと今年もいろんなことがあるのでしょう。でも凹んだり腹が立つことにすら意味があって起きることなので、自分に起きた出来事から課題を教わりながら、やりたいことだけをやっていこうと思いました。
  

 

 

 

 
 


 さて、今年の初音出しは、1月4日。
 いつも燃えるようなアッツい演奏をしてくれる、美淋つゆ子嬢とのデュオです。
 今年の初っ端から、息切れ必至のハードな演奏で燃え尽きる所存です。(^^)
 どなたさまもお気軽にお越しやす。(^^)/

 
1月4日(水)
 ♪美淋つゆ子(piano) & 皆木秀樹(bass)
  [場所] 岡山ピアノバー
     (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  [料金] チャージ800円+飲食代
  [演奏] 21:00~ (2回ステージ)
  ※シットイン可です

 





人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曹源寺

2015年07月01日 | 写真
                               ♪閑静な住宅地にある、松並木の参道を真っすぐに歩くと、曹源寺が見えてきます。



【Live Information】 



 6月29日、月曜日。
 金曜が雨だったおかげか、日差しは強いけれど、まるで秋のような爽やかな日でした。
 
 
 ちょうど休みを取っていて、久々の朝寝を楽しんでいたら、現在ニューヨークでジャズ・ピアニストとして活躍している岡山市出身の及部恭子ちゃんと、コントラバスの腕利きリペアーマンであるブルーノ・デストレさんが、「一緒に曹源寺(そうげんじ)へ行ってみませんか」と誘ってくれました。
 恭子ちゃんもブルーノも、ハチくんを可愛がってくれるので、一緒に連れて行きたかったけれど、暑さでバテるとたいへんなので、ハチくんはやむなくお留守番です。


 実は、曹源寺は、わが家の近所です。ハチくんとの散歩コースでもあるのです。
 ただ、境内へ入っのは、もう10数年ほど前。久しぶりです。
 小さい頃(たぶん3~4歳くらい)、家の事情でお寺に数ヵ月住んでいたことがあるせいか、古刹の中をのんびり歩いて回るのはけっこう好きです。
 また、恭子ちゃんとブルーノと会うのも久しぶりなので、すこしばかりワクワクしながら支度しました。


 曹源寺(そうげんじ)は、岡山市中区円山にある、臨済宗妙心寺派の禅寺です。正式には「護國山 曹源禅寺」といいます。
 元禄11年(1698年)、二代目岡山藩主池田綱政が、高祖父である恒興と父光政の菩提を弔うために創建しました。同時に池田家の菩提寺とすることも定めました。
 開山は絶外禅師、本尊は十一面観世音菩薩です。




総門。県道西大寺線から北に入ると松並木がお寺まで真っ直ぐのびていて、その先に総門がある。


総門を入ると泮池があります。蓮の花は今からが開花時期。






 総門をくぐるなり、静寂に身を包まれます。
 澄んだ空気が時間の歩みを遅らせているような感覚におちいりました。
 ブルーノも恭子ちゃんも感嘆してあたりを見ています。
 蓮の花からは、いつ妖精が出てきても不思議はない感じ。



山門。


山門の上層正面には額が掲げられている。額に書かれている「護国山」の文字は、池田綱政公の揮毫。


山門は入母屋造。本瓦葺で、五間三戸の楼門。山門上層内には仏壇を設けられており、釈迦と両脇侍が安置されている。


山門から総門を振り返る。



山門をくぐってから振り返ってみる。


 曹源寺は、外国からの修業僧が多いことでも有名です。
 現在の修行僧は住職の原田正道師を除いて、全て外国人だそうです。
 岡山の市街地では、時折、雲水姿の托鉢僧を見かけますが、彼らは曹源寺の修行僧です。
 日本の寺院の中で、お坊さんとブルーノや恭子ちゃんが英語で会話する姿は、なんだか斬新でした(^^)



本堂(仏殿)。本堂は安永九年(1780)に焼失し、現在の本堂は文政七年(1824)の再建。正面の仏壇に平安中期に作られた本尊十一面観音を祀り、歴代藩主の等身大の木像が厨子に安置されている。本堂の上層正面に掲げられた「曹源寺」の扁額の文字も、池田綱政公の筆によるもの。




経蔵。本堂の西南方にある。三間四方の方形造り、本瓦葺きで、お経が保管されている。








鐘楼、鼓楼。松林の中、東に鐘楼、西に鼓楼があり、朝晩5時半に鐘が突かれる。鼓楼は最近使っていないという。梵鐘は京都の著名な鋳物師、藤原國次の作で、創建時に寄進された。元禄11年(1698)と刻印されている。


大光院。紫陽花が満開。




書院。

 
庭園と曹源池。書院の東に総面積1500坪の庭園が広がる。曹源池は紅葉谷の奥にある二つの池を水源としている。池の西には小船を繋留。東には枯山水瀧組を設けている。この庭園は絶外師と津田永忠によって造られた。










 庭園の見事なレイアウトには思わずため息が漏れます。
 ブルーノは写真を撮るのに夢中。恭子ちゃんは池の鯉に興味津々。




木漏れ日が眩しい。





 ブルーノは竹の写真ばかり撮っています。竹が好きなんだそうです。
 なぜ好きなのか聞いてみると、「平和だから」だそう。
 意味がわからないので重ねて聞いてみると、
 「長く、まっすぐに伸びているところ、そしてしなやかなところに平和を感じるんだ」と答えてくれました。







 ブルーノがあまりに竹ばかり撮っているので、「かぐや姫の話を知っているか?」と尋ねてみました。
 返事は「No」だったので、ここぞとばかりにあらすじを説明しようとしたけれど、あまりに物語が長く、ぼくの英語では対応しきれなくなったので、後半大急ぎで「年頃になったかぐや姫は月へ帰ったんだよ」と雑にまとめてしまいました(^^;)



池の周囲を歩いて、再び書院を目にする。


池の周囲く。どの角度から見ても飽きない。


 歩きながら、恭子ちゃんともいろんな話をしました。
 自然体でいたいね、とか
 自分らしい音を自然に奏でたいね、とか
 幸せって気持ちの持ちようだから、すでに幸せは内面にあるよね、
 とか。



まさに枯山水。


真っ青な空に白い雲がたなびく。



 会話がいったん途切れた沈黙の時間さえもがある種心地よく感じられました。
 今回、ブルーノと恭子ちゃんは、日本に着くなりその足で、ぼくが演奏しているライブハウスに来てくれました。
 もうビックリ!でした。
 多忙なふたりなので、なかなかスケジュールが合わないのですが、曹源寺でのんびり会えたのは本当にいい思い出になります。
 次は10~11月にかけて、恭子ちゃんは彼女のバンドで日本ツアーをする予定です。
 たくさんの方が、彼女のサウンドに触れられますように。


 


人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月27日 京都・東山方面

2006年05月29日 | 写真
♪清水寺の「本堂・舞台」。いわゆる「清水の舞台」ですね。


 『コジカナツル』のライヴを堪能した5月26日。
 せっかくの京都なので、翌27日は東山方面を一巡りしてきました。


■八坂神社
 日本三大祭のひとつ、「祇園祭」の舞台として有名です。
 神社内にある「美御前社」は美の神様です。

     

     



■知恩院
 浄土宗の総本山。法然上人はここで念仏の道場の基礎を築きました。その後、豊臣秀吉や徳川家康の庇護を受けて、現在の大伽藍が完成しました。広大な寺域には大小100以上の伽藍が建ち並んでいます。

     
     知恩院南門


     
     1621年建造の国宝・三門。
     日本に現存する木造建築としては最大規模の楼門。


     
     左は国宝・御影堂。法然上人の御影が祀られています。




■建仁寺
 日本最古の禅寺で、臨済宗建仁寺派の大本山です。1202年開創。開山は栄西禅師、開基は源頼家です。

     


     


     
     法堂天井画『双龍図』。小泉淳作画伯・筆。(2002年)


     
     法堂(はっとう)。1765年上棟。
     正面須弥壇には本尊釈迦如来が祀られています。

     
     国宝『風神雷神図』。俵屋宗達・筆。これはレプリカだそうです。




■八坂の塔
 霊応山法観寺と号し、建仁寺派に属しています。「八坂の塔」は通称です。
 598年、聖徳太子が夢のお告げによって五重の塔を建て、仏舎利三粒を納めました。重要文化財のこの五重の塔の高さは、46メートルです。
 1436年に炎上し、1440年に室町幕府六代将軍・足利義教により再建され、現在に至っています。


     
     八坂通から八坂の塔を臨む。
     手前左の「信八」で昼食をとりました。


     


     
     敷地内にある源義仲(木曽義仲)の首塚。




■清水寺
 778年開創。夢のお告げを受けた延鎮上人が草庵を建てたことに始まります。その後、坂上田村麻呂が仏殿を建立、本尊の十一面千手観音を安置しました。


     


     
     国宝・「本堂・舞台」。世界遺産でもあります。


     


     
     「清水の舞台」から音羽の滝(右下)を臨む。




 そのほか、三十三間堂や、銀閣寺、平安神宮など、まだまだ行ってみたいところはあったのですが、時間の関係で今回は惜しくも断念しました。
 また改めて京都に行き、今度はじっくり名刹・古刹を堪能したいと思います。


人気blogランキングへ←クリックして下さいね
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猿。

2005年08月19日 | 写真

                                                     神庭の滝


 ここ最近、せっかく仲良くなれたと思っていた人が遠くへ行くことになったり、あるいはもう会えなくなるかもしれないということになったり、ということがなぜか立て続けに起こりました。
 それに加えて大きなショックを受けた出来事があったりして、かなり気落ちしています。


 そんな時は、ちょっと平和な風景に浸ってみましょう。
 岡山県真庭市にある「神庭の滝」に棲む猿たちです。
 一昨日、気晴らしに少し遠出してきました。


     
      ノミトリ。子猿の気持ち良さそうなこと!


     
      ノミトリしてもらってもう恍惚状態


     
      親子かな?  平和だな~ 





コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする