ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2017年5月のライブ情報

2017年04月25日 | 演奏スケジュール
                       ♪ドライブに行きたくなる、爽やかな季節になりました。ワンコと一緒に、いろんなところへ行こうと思います。


【Live Information】 


 
 5月5日(金) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 5月11日(木) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪真嶋美穂(piano)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


 5月12日(金) 
  岡山Second Simpson
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪角堂りえ(piano)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


 5月16日(火) 
  岡山ピアノバー
 (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F tel 086-222-8162)
  ♪秋山もへい(sax)、真嶋美穂(piano)、まいける富岡(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】800円(飲食代別途)
  【演 奏】21:00~、22:00~ (2回ステージ)


 5月20日(土)
  倉敷木庵
 (倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
  ♪真嶋美穂(piano)、皆木秀樹(bass) 
  【料 金】飲食代のみ
  【演 奏】19:00~ (2回ステージ)


 5月24日(水) 
  倉敷アヴェニュウ
 (倉敷市本町11-30 tel 086-424-8043) 
  ♪古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1000円(飲食代別途)
  【演 奏】20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可
 

 5月26日(金) 
  岡山Second Simpson
 (岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009)
  ♪森啓子(vocal)、古山修(guitar)、中村哲(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】1500円(飲食代別途 学生は学生証提示で500円割引) 
  【演 奏】21:00~、22:00~(2回ステージ)
   ※シットイン可


5月27日(土)
  姫路ベンハウス
 (姫路市南条637)
  ~ジャズ・パーティ Vol.15~  
  ♪籔慶子(piano)、是川博美(vocal)、廣田秀雄(drums)、皆木秀樹(bass)
  【料 金】2000円
  【演 奏】16:00~




    

  


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ライヴ・アルバム/グランド・ファンク・レイルロード

2017年04月23日 | 名盤

【Live Information】


 ロック・ミュージックの黄金期だった1960~70年代。
 その60年代末期から70年代前半のシーンを席巻したのが、グランド・ファンク・レイルロードです。
 編成はバンドとしては最小単位のトリオでしたが、そのスケールの大きさは桁外れで、しばしば話題をさらいました。


 ・1969年7月、アトランタ・ポップ・フェスティバルでデビュー。オープニング・アクトとして登場し、12万5千人もの大観衆を熱狂させた。
 ・1969年10月、地元デトロイトのオリンピア・スタジアムでレッド・ツェッペリンの前座として出演したが、演奏が終わっても大歓声がやまず、アンコールに次ぐアンコールが要求されて、ツェッペリンの出演時間が大幅にずれ込む。
 ・1970年7月、ニューヨークのタイムズ・スクエアに、掲示料金2ヵ月10万ドル、大きさ30m×80mのグランド・ファンク・レイルロードの大看板が登場。
 ・1970年11月、ロサンゼルスでのコンサートでパトカー350台が出動。また、マジソン・スクエア・ガーデンでのチケット2万席分が、わずか4時間でソールド・アウト。
 ・1970年の1年間だけで、デビュー・アルバム「On Time」から4枚目のアルバム「Live Album」までがRIAA公認のゴールド・ディスクを獲得。この年だけで1000万枚以上のレコードを売り上げた。


 


 グランド・ファンク・レイルロードは、豪快かつ野性味あふれるパフォーマンスと大音量がいわば看板で、ライブ・バンドの性格が強いアメリカン・ハード・ロック・バンドです。当時の彼らは、テクニック的にはあまり評価されていなかったようですが、いま聴いてみると三人ともそんなにひどい演奏でもないと思います。むしろ、粒立ちがよく、くっきりとしたメル・サッチャーのベースはとてもグルーブしていますし、ドン・ブリューワーのドラムは安定感と重量感が際立っています。フロントのマーク・ファーナーこそ、超絶なテクニックを駆使するギタリストが増えた現在からするとやや技術的には物足らないと思う人もいるかもしれませんが、それでもその演奏はとにかく熱く、強烈な存在感にあふれています。


 そんなGFRの魅力をあますところなくパッケージしたのが、彼らの4枚目のアルバム「ライヴ・アルバム」です。


 


◆ライヴ・アルバム/Live Album
  ■歌・演奏
    グランド・ファンク・レイルロード/Grand Funk Railroad
  ■リリース
    1970年11月16日
  ■プロデュース
    テリー・ナイト/Terry Knight
  ■収録曲
   Side-A
    ① イントロダクション/Introduction
    ② アー・ユー・レディ/Are You Ready (Mark Farner)
    ③ パラノイド/Paranoid (Mark Farner)
    ④ イン・ニード/In Need (Mark Farner)
   Side-B
    ⑤ ハートブレイカー/Heartbreaker (Mark Farner)
    ⑥ 孤独の叫び/Inside Looking Out (John Lomax, Alan Lomax, Eric Burdon, Bryan "Chas" Chandler)
   Side-C
    ⑦ ワーズ・オブ・ウィズダム/Words of Wisdom (Mark Farner)
    ⑧ ミーン・ミストゥリーター/Mean Mistreater (Mark Farner) ☆全米47位
    ⑨ マーク・セズ・オールライト/Mark Says Alright (Mark Farner, Don Brewer, Mel Schacher)
    ⑩ T.N.U.C./T.N.U.C. (Mark Farner)
   Side-D
    ⑪ イントゥ・ザ・サン/Into the Sun (Mark Farner)
    ☆=シングル・カット
  ■録音メンバー
    マーク・ファーナー/Mark Farner(guitar, vocal, mouth-harp, keyboard)
    メル・サッチャー/Mel Schacher(bass)
    ドン・ブリューワー/Don Brewer(drums, vocal)
  ■チャート最高位
    1970年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)5位 
    1971年週間アルバム・チャート イギリス29位
    1971年年間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード)16位 


 このアルバムは、1970年7月の、フロリダでのライブが収められています。
 ジャケット写真からしてカッコいいですね。これは、1970年7月に出演した「アトランタ・インターナショナル。ポップ・フェスティヴァル」の演奏シーンです。生々しさがとても伝わってきます。
 

 開演直前の客席の様子から収録されていますが、「Here's the group you're been waiting to see, Grand Funk Railroad!」のアナウンスが臨場感をさらに高めています。「サンダーバード」のオープニングもそうだけど、感情のこもった英語のアナウンスって、カッコイイというか、雰囲気が一気に盛り上がりますね~
 そして始まる「Are You Ready」。いきなりトップ・ギアに入った感じ。飛ばします。
 「Are You Ready」にしろ、「Paranoid」にしろ、ベースが弾いているリフがタイトで、とてもカッコいいです。ヘヴィーなサウンドの中にもキャッチーな感じがするのは、このリフが生きているためでしょう。


 


 「In Need」と「Inside Looking Out(孤独の叫び)」は、10分を超える長尺。
 痛快な8ビートの「In Need」は、いったん中間部でクライマックスを迎え、一転シャッフルで重厚なリズムを叩き出します。エンディングでの、マーク・ファーナーのブレイク・ソロは聴きもの。
 「Inside Looking Out」は、元はアニマルズの曲ですが、本家よりも格段にヘヴィーなサウンドとなっています。徐々に攻撃的になり、高まりを見せるバンドのサウンド。途中で聴衆を煽るマークの声もエキサイティング。


 


 一方で、GFRの曲には、分かりやすいメロディをもったものが多いのですが、「Heartbreaker」や「MeanMistreater」などはその部類に入る曲でしょう。マイナーなメロディが、米国南部の夏の暑さをさらに重苦しく、そしてヒートアップさせているようにも聴こえます。
 そして「Mark Say's Alright」から「T.N.U.C」への畳み掛けるような流れは、まさに「暴走列車」。
 「Into the Sun」は、アルバムのラストを飾るにふさわしい、「これぞハード・ロック」なナンバーです。


 レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ユーライア・ヒープ、ブラック・サバスなどのバンドを擁するイギリスに、ハード・ロックの領域では後れをとっていたアメリカのポピュラー音楽界ですが、GFRが旗手となってアメリカン・ハード・ロックが巻き返しにかかった、と言ってもいいのではないでしょうか。


 サウンドもカッコいいGFRですが、そのバンド名もとてもカッコいいです。
 ちなみにグランド・ファンク・レイルロードというバンド名は、アメリカの鉄道会社「Grand Trunk Western Railroad 」をもじったものだそうです。


 


 このライヴ・アルバムがリリースされた翌年の1971年、GFRは初来日を果たしました。この時豪雨の後楽園球場で繰り広げられた熱演は今や伝説と化しており、折にふれては語りつがれています。



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春の海を見たくて

2017年04月09日 | 随想録

【Live Information】


 曇りの海辺。
 玉野市の渋川海岸です。
 まずは渋川八幡宮にご挨拶に伺う。
 ちょうど猫会議がものものしく開かれていたので、諸氏にも挨拶をし、写真を撮りたい旨お願いしてみる。
 すると一番目つきのワルいのが「好きにしろ」とばかりに寝そべったのがおかしかった。(^^)


     


 海岸では結婚式直後のカップルの記念撮影と思いきや、ウェディング関係の宣材撮影でしが、
 一瞬なんだか楽しい気分にさせてもらいました。


     


 どんよりした瀬戸内海をあとにして、これから今夜のライブ会場(玉野Musik)へ向かいます。


     
 




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おたがいさま

2017年04月09日 | 価値観


【Live Information】



 ミュージシャンはお店に「出させていただく」



 お店はミュージシャンに「出ていただく」



 こう思うのがちょうど良いんじゃないだろうか。



 これだけで楽しい夜が続くと思うのだ。 









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Duo Bleu @蔭涼寺

2017年04月06日 | ライブ
【Live Information】 
 
 
 年度が替わって間もない4月4日、押し寄せてくる仕事の波にどうにか区切りをつけて向かった蔭涼寺。
 ドラマーの中のドラマー、いやミュージシャンの中のミュージシャン、と言ったほうがいいのかもしれない村上"ポンタ"秀一さんと、6弦ベースを駆使する服部龍生さんのライブです。


 ベースとドラムのデュオ、というと、バンドの「リズム・セクションだけを抜き出したもの」だと思ってしまってもムリはないです。
 しかしこのデュオは、リズム楽器としてのベースとドラムを聴く(または見る)つもりで行くと、大きく期待を裏切られるでしょう。
 ライブは、全編にわたって、ベースが奏でる「歌」と、ドラムが奏でる(叩く、ではないと思う)「歌」に満ちていました。
 曲は、すべて服部さんのオリジナル。無国籍な感じもすれば、どこかフランスあたりの香りもしていたような気がします。
 聴き手が自由にイメージを膨らませることができる曲ばかりだったように思います。


   
 

 MCでは、ポンタさんが語ってくれた、1970年代の日本のポピュラー音楽界「ウラ話的」ヒストリーが、抱腹絶倒かつ非常に興味深かったです。
 
 
 アンコール前の服部さんのMCは印象に残りました。
「今夜のこの顔ぶれは二度と集まることはない。誰かが欠け誰かが増えることはあっても。だから今夜のこの顔ぶれが集まったのは奇跡なんだと思う。それだけで自然に感謝の気持ちが生まれる」。
 

   
 

 そして、アンコールとして演奏された「この世界にあなたがいてくれてよかった」的なタイトルの曲(覚えられなかった・・・汗)ですが、心底感動しました。
 美しく、優しく、そして力強かった。
 一音たりとも聴き逃したくなかった。
 ずっと聴いていたかった。
 曲が終わってほしくなかったです。
 

   
 

 それにしてもポンタさん、神聖なお寺でのMCで「オッ〇イ」「チ〇コ」を1回ずつ口走ったのはさすがですwww (^^)ゞ

 

 


 2017年4月4日(火)
 Duo Bleu @岡山蔭涼寺
 
〈Duo Bleu〉
  服部龍生(6strings bass)
  村上 "ポンタ" 秀一(drums)





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