【Live Information】
※お越しの際はマスクをご持参ください。
また、状況によっては中止にせざるを得ないこともありますので、お店にご確認ください。
諸々よろしくお願いします。
1月7日(金)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
1月8日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 入江美佐子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 飲食代+ミュージックチャージ500円
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
1月10日(月)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
1月13日(木)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 上森"picci"一洋(guitar)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~、21:00~ (2回ステージ)
1月15日(土)
岡山 GROOVY
岡山市北区田町2-5-23 (tel 086-221-7721)
【出 演】 山本博之(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 2000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~ (2回ステージ)
1月23日(日) 中止になりました
加古川 喫茶いるか
加古川市平岡町山之上149-8 (tel 0794-23-7917)
【出 演】 石田"きゃさりん"和美(vocal)、貴村昌司(guitar, vocal)、松岡徹(guitar)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 ノーチャージ(チップ制/飲食代別途, 要オーダー)
【演 奏】 15:00~ (2回ステージ)
1月26日(水)
倉敷 アヴェニュウ
倉敷市本町11-30 (tel 086-424-8043)
【出 演】 小野ハンナ(vocal, piano)、秋山もへい(sax)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~、21:30~ (2回ステージ)
1月29日(土) 中止になりました
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 笹倉明子(piano)、皆木秀樹(bass)、山口晃生(drums)
【料 金】 1500円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~、21:00~ (2回ステージ)
【Live Information】
まあミュージシャンという人種はバカ話に花が咲くものでして、
さらに言うなれば、関西の方であるならばツッコミとかボケの応酬は日常茶飯事でございまして。
先日の加古川市でのライブの日のこと。
演奏後、毎回そのままお店で打ち上げがはじまるのですが、その日のギタリストで大阪在住のOさんは、
「"遠くにある銭湯の曲"ってわかる? セント・トーマスやで、銭湯遠おます笑笑笑」などなど、まあ次から次へといろいろ笑いを生む方でした。
まあぼくもテンションが上がってしまって、同じくらいしゃべり倒してしまったおかげで、先輩のK兄さんからは
「キミらふたりを会わすんじゃなかった "混ぜるなキケン"やわ、ホンマ」
とのお言葉をいただいて」しまいましたが。
そうこうして盛り上がっているときに、Oさんが投下した
「布団や枕の曲知ってる? なに知らん!? "寝具・寝具・寝具"やがな」
に一同不覚にも爆笑してしまったワケです。
Oさんは、「そんなに気に入ったんやったらあげるから使こてもええで笑」と気前よく言ってくださったんで、ありがたくいただいておきました。
でも、コンボ(少人数編成のバンド)ではほぼやらない「シング・シング・シング」。
ビッグバンドならともかく(映画「スイングガールズ」のクライマックスで演奏されてましたね)、ぼくはビッグバンドには加わっておりませんので、そんなギャグいただいても使い道がないんですね。
それから半月ほど経ったあるライブでのこと。
定期的に月一度おこなっているピアノさんとのデュオ・ライブなのですが、2セットあるうち後半はお客様のリクエストに応える構成になっているのです。
するとその夜、出たんです、、、「Sing, Sing, Sing」のリクエストが。。。
これはどう考えても神の思し召し
MCをしていたぼくは、ここぞとばかり満を持してしゃべりましたとも。
「次にいただいたのは、布団や枕についての曲です。では、"寝具、寝具、寝具"」www
満席の客席は爆笑のウズですよ
ありがとうOさん
おかげでめっちゃウケました
先週土曜はまた加古川でライブだったので、この話をOさんにしたのです。
するとOさん、真顔で
「そんなしょーもないことボク言うた?」
加古川でのライブ。
【Live Information】
先日、家へ帰ってから聴いたCD。
名ベーシスト、ポール・チェンバースのアルバム「Whims of Chambers」。
1曲目のタイトル、なんだか最近よく耳にするぞ・・・。
テレビからひんぱんに聞こえてきているような気がする。
あ、そうか
ついにポール・チェンバースの時代が再びやってきたんだそうだそうだそうに違いない!
ワイドショーとかでも普通に取り上げられているということは、ジャズが主婦層にも浸透しているのかもしれない
シブい時代がやってきたぞ~
ちなみに「オミクロン」はギリシャ文字です。
「小さいO(オー)」という意味です。
つまり「オー+ミクロン(マイクロ)」ってことですね。
じゃあ「大きいO(オー)はなんだ?」、という疑問が普通に湧いてきますが、それは「オメガ」(Ω)だそうです。
「オー+メガ」ってことなんだそうですよ。
【Live Information】
これまでにいろんな音楽を聴いてきました。
もちろんすべてのジャンルを深く聴いているわけではありません。
20代のころに出演させていただいていたお店は、一応ジャズのお店でしたが、昔のキャバレー・バンドのバンドマンだった先輩方も出入りしていたところで、ジャズのほかにかつて流行したラテン、シャンソン、そしてタンゴの曲も演奏することもありました。
そのお店で当時「ラ・クンパルシータ」や「小さな喫茶店」「真珠採りのタンゴ」などを演奏していたことを覚えてはいますが、ロックが大好きだった当時のぼくにとってみればラテンもシャンソンもタンゴも年配の人が聞く地味な音楽だと思っていましたから、とくに興味を持つこともなく、どんな曲だったかは正直忘却の彼方です。
馴染のあるタンゴの曲といえば、「黒ネコのタンゴ」とか「だんご三兄弟」くらいかな。
「黒ネコのタンゴ」は、ぼくが子供のころに大ヒットした曲です。わが家にもシングル・レコードがありました。
「だんご3兄弟」は、NHKの「おかあさんといっしょ」で取り上げられて火がつき、大ヒットしたのがもう20年以上前の1999年。「だんご」と「タンゴ」を洒落ているのに気づいたのはだいぶあとになってからでした。
ここ最近、サポートとしてライブに加わるときに、セット・リストの中に「リベルタンゴ」が入っていることがちょいちょいあります。
今までは「タンゴ」というだけであまり興味が湧かず、通りいっぺんの練習だけで本番に臨んでいたわけですが、やっぱり真剣に聴き込んでから取り組もうと思い、いろんな「リベルタンゴ」を聴いてみたんです。
ヨーロッパのタンゴバンドをはじめ、ヨー・ヨー・マや小松亮太が演奏したものなどなど。
今までの自分は、タンゴの面白みというものをほとんど感じられないままでしたが、いろんな「リベルタンゴ」を探して聴いているうちに、ちょっとずつ興味が湧いてきたんです。
そして見つけたのが、ジャズ・バイオリニスト寺井尚子さんのライブ・バージョン。
これがドンピシャリ自分の好みなのです。
Expo Music Park 2003 寺井尚子(violin)、佐山雅弘(piano)、細野義彦(guitar)、ジャンボ小野(bass)、中沢剛(drums)
革新的だったピアソラの意図した「自由度」剝き出しの、エキサイティングな演奏です。
情熱的に愛情表現する男女のように。
奔放なインプロヴィゼーションの応酬は、愛情表現というより、もはやバトルのよう。
でも、単に相手を攻撃するという意味の「戦闘」ではなく、死力を尽くしつつもお互いの良さ面白さを引き出し合っている感じがするんですね。それがなんとも清々しく、微笑ましくさえあるんです。
寺井さんの挑発的な演奏にとても惹かれます。
4バースを仕掛けに、ステップを踏むようにしてピアノに近づいてゆく様子なんて、まさに「女王」の風格。
顔を美しくゆがませながらテンション高く弾き続ける寺井さん。
そして一瞬見せる笑顔。
「深キョン」こと深田恭子さんを彷彿とさせる彼女の表情にも目が釘付けです。
ピアノは佐山雅弘さん。
遊び心満載。
ユーモラスでエキセントリックなプレイですが、変幻自在なフレーズの数々は底力と懐の広さを感じます。
自由奔放なこのふたりの演奏を支える堅実なリズム陣がまた安心安定なんです。
とくにベースのジャンボ小野さんの、シンプルながらもどっしりとした揺らぎのない大木のようなベースは、まさにバンドの「屋台骨」と言っていいんじゃないでしょうか。
アストル・ピアソラ
リベルタンゴ(Libertango)は、アルゼンチンのバンドネオン奏者にして作曲家、アストル・ピアソラの代表曲のひとつです。
タイトルは、自由(libertad)とタンゴ(tango)を合わせた造語で、文字通り「自由のタンゴ」という意味です。
ピアソラ本人も、「この曲は自由への讃歌のようなものだ」と語っています。
1973年10月、アルゼンチンの大統領選挙では亡命中だったフアン・ペロンが勝利しました。
ピアソラは、独裁者として知られていたペロンの返り咲きを許してしまう母国アルゼンチンに絶望してしまいました。そんななかで、ロックのエッセンスを取り込んで1974年に書いたのがこの「リベルタンゴ」です。
いわゆる一般的なタンゴのリズムは、「1.2.3.4」と取りますが、リベルタンゴは1小節を8個の8分音符に割り、その1個目・4個目・7個目に強いアクセントを置いて、1小節の8分音符を3個・3個・2個のグループに分けています。この革新的なリズムは、形式的なリズム・パターンを持つ通常のタンゴとは全く異なる味わいをこの曲にもたらしています。
エレキ・ギターやベースを加えたロック寄りの編成や、アドリブのスペースを取ったジャズ風の構成は、膠着している現状を打破するかのよう。
まさに「自由のタンゴ」です。
タンゴは、伝統的かつ国民的音楽ではありますが、ダンスのための音楽であったことから非常に保守的でした。
自分の音楽を求めていたピアソラは、制約の多いタンゴの中にジャズやクラシック、ロックなどの要素を大胆に持ち込みましたが、その代償として「タンゴの破壊者」と罵られるようになり、一時は大衆から激しく反発されました。
しかしのちに、彼の作った曲の数々はアルゼンチン国民だけでなく、世界中の人々に受け入れられるようになりました。
世界有数のサッカー大国であるアルゼンチンでは、ピアソラのバンドに入るということは、サッカーのナショナル・チーム入りすることに匹敵する名誉なことだとされていたそうです。
伝統的なタンゴとは一線を画すとはいえ、エキゾチックで情熱的なメロディーは南米の香りそのものではないでしょうか。
と同時に、演奏者の解釈によっては、例えばフリー寄りのジャズやプログレッシブ・ロックなどにも親和する幅広い懐を持った曲、とも言えるかもしれません。
先日弾いた「リベルタンゴ」では、ぼくもそれまでより多少自由なアプローチができたかな、と思っています。
また近々弾く機会が来ないものでしょうか。
◆リベルタンゴ/Liebertango
■発表
1974年
■作詞
オラシオ・フェレール/Horacio Ferrer
■作曲
アストル・ピアソラ/Astor Piazzolla
■収録アルバム
Libertango
Album from 「The Vienna Concert」 1983 Astor Piazzolla y su Quinteto Tango Nuevo : Astor Piazzolla(bandoneon)、Pabro Ziegler(piano)、Fernando Suarez Paz(violin)、Oscar Lopez Ruiz(guitar)、Hector Console(contrabass)
Original Video Electronic Band - Conjunto Electrónico