ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

2019年6月のライブ予定

2019年05月31日 | 演奏スケジュール

【Live Information】



6月6日(木)
  岡山 ピアノ・バー (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F  tel 086-424-8043)
   【出 演】 山本博之(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 1000円(飲食代別途)
   【演 奏】 21:00~ (2ステージ)
   ※シットイン可


6月7日(金)
  岡山 ピアノ・バー (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F  tel 086-424-8043)
   【出 演】 美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 1000円(飲食代別途)
   【演 奏】 21:00~ (2回ステージ)
   ※シットイン可


6月18日(火)
  岡山 ピアノ・バー (岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F  tel 086-424-8043)
   ライブ&セッション
   【出 演】  古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 1000円(飲食代別途)
   【演 奏】 21:00~ (2回ステージ)


6月22日(土)
  岡山 GROOVY (岡山市北区田町2-5-23  tel 086-221-7721)
   【出 演】 山本博之(piano)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 2000円~ (2回ステージ)
   【演 奏】 20:00~ (飲食代別途)
   ※シットイン可


6月23日(日)
  JORDANジャズ講座 「ステージの裏側、ミュージシャンの内側」  
  岡山 ジャズ喫茶JORDAN (岡山市北区表町2-5-23 ニュー表町プラザ2F  tel 086-237-2012)
   【出 演】 皆木秀樹(講師、bass)、MISA(piano)
   【料 金】
   【時 間】 開場17:00、開演18:00


6月26日(水)
  倉敷 アヴェニュウ (倉敷市本町11-30  tel 086-424-8043)
   【出 演】 古山修(guitar)、新田佳三(drums)、皆木秀樹(bass)
   【料 金】 1000円
   【演 奏】  20:00~、21:00~、22:00~ (3回ステージ)
   ※シットイン可


6月28日(金)
  ジャズ・イン西川 ナイト・ライブ
  岡山 西川緑道公園野殿橋デッキステージ (岡山市北区本町)
   【出 演】 河原功明(guitar)、安井亨(guitar)、美藤剛(guitar)、重松洋昭(violin)、まじょりん(vocal)、皆木秀樹(bass)     
   【料 金】 無料
   【演 奏】 19:30~20:00


6月29日(土)
  倉敷 木庵 (倉敷市川西町18-23  tel 086-421-9933)
   【出 演】 秋山文緒(piano)、皆木秀樹(bass) 
   【料 金】 飲食代のみ
   【演 奏】 19:00~、20:00~ (2回ステージ)




 

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才能

2019年05月09日 | 価値観
【Live Information】

 「才能がある」
 「才能がない」
 才能が有るのか無いのか、この問いを自分や他人に向けたことのある人って、自分も含めて少なからずいると思います。
 才能が有ると、道が開ける。才能が無い人はいくら努力しても実らない。
 いつしかそんなイメージを持つようになることも多々あると思います。
 そもそも才能っていったいなんなのでしょうか。


 言葉の意味としては、「持って生まれた天賦の能力」というのが一般的な認識でしょう。
 もっとも、いくら才能があっても努力してこそ実を結ぶもの、という考え方もありますが。
 とにかく、知らず知らずのうちに「才能とは一握りのいわゆる成功者だけが持っているもの」、つまり「凡人にはあまり関係のないもの」と思いこんでしまっていることが多いのではないでしょうか。
 でもどこかで「自分にも才能があったらいいなあ」という淡い期待も持っているものだと思います。


 30年以上も前、ある先輩がこう言っていました。
 「好きになることが才能なんだ」
 その時はその言葉に地味な印象しか抱かなかったし、「才能」ってもっと華やかで、特別なものだと思っていたので、「ふ~ん、そんなもんか」くらいにしか思いませんでした。


 考えてみると、世の中には損得を抜きにして、理屈抜きに「好きになること」がたくさんあります。
 音楽、料理、麻雀、書道、散歩、ペット飼育、切手収集、旅行、映画、車、文学、大工仕事、スポーツ、珈琲、山歩き、読書、プラモデル、植物栽培、写経、作画、ファッション、バイク、彫刻、ダンス、庭いじり、お菓子作り、お笑い、観劇、温泉、食べ歩き、美術鑑賞、寺院巡り、編み物、化粧、機械いじり、酒、アクセサリー、工芸品etcetc・・・
 これらは趣味とも言えるし、生きざまとも言えるでしょう。
 そしてこんなにたくさんの「人間が好きになる可能性のある領域」がある中で、よりによって(ぼくを例にとれば)音楽、つまり聴くことと演奏することの両方を好きになるように生まれたのは、考えてみれば不思議なことです。
 今では、これもひとつの『縁』だと思っています。
 頑張らずに好きになったこと、ってそういう意味では「才能」なんですね。
 頑張らなければ、努力しなければ好きでいられない状況はやはり「好き」とは言えないと思います。


 もちろん日々の積み重ねを抜きにしてはより良い音楽にはならないでしょう。
 また、そういう高みへなかなか到達できない時は、萎えたり落ち込んだりもするでしょう。
 そんな時には、自分が音楽と出会い、好きになり、長い付き合いをしていることを思い返してみるのもいいものだと思います。
 「音楽のない人生」は考えられないことが再認識でき、音楽と出会ったこと、音楽を好きになったことに対して改めて有り難く思えるのではないでしょうか。
 そういう「喜び」は意欲的に音楽しつづけていける後押しをしてくれるものだと思っています。



 

 
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第21回高槻ジャズ・ストリート

2019年05月06日 | ライブ
【Live Information】


 ついこの前、震えるくらい寒かったよなあ・・・
 しかし一転して夏日です。
 よく聴き、よく歩きました。ついでに汗もかき、足の裏にマメもできました。
 
 
 5月4日の土曜日は、一日快晴の高槻を歩き回りました。
 靴底が1cmはちびたんじゃないかな。
 でも楽しかったから、いくら歩いても疲れは感じません。
 たくさんの旧知のミュージシャンたちにも会えました。
 「聴きに行く」と同時に、結果的に「会いに行った」ことになって、楽しさ倍増でした。
 それにしても、素晴らしい演奏、カッコいい演奏を聴くと、帰って練習したくもなります。
 
 
 JR高槻駅に降りたのは11時半くらい。
 阪急高槻市駅高架には元Fried PrideのSHIHO(vocal)が登場するとあって、たいへんな混雑ぶりです。
 そして「川嶋哲郎(sax)、竹下清志(piano)、時安吉宏(bass)、東原力哉(drums)」目当てに現代劇場中ホールを目指しましたが、席が埋まってしまっていて入れませんでした。
 13時からは、高校の先輩で地元倉敷を拠点にピアニスト、タレントとして活躍中の朝田恵利さんのユニット「Orange Jam(朝田恵利key-harmonica、松田康子piano)」を聴きに、緑町カフェへ急ぎましたが、ここも満席で入れず。
 快晴の大型連休中だけあって、どこへ行っても満席、満席、また満席です。
 しかし、見て、聴いたステージはどれもこれも楽しく、心躍り、気持ちやすらぐものでした。
 「ハード・バップ研究会」目当てに行ったFM COCOLOの野外ステージでは、端っこではあるけれど、運よく前から3列目に座れ、演奏直前の転換の時間にベースの光岡くんやピアノの愛ちゃんたちともアイコンタクトが取れてさらにテンションアップです。


 上機嫌の中、演奏が始まったのですが、間もなくひとりのお爺さんが「隣、空いてますか」と尋ねてきました。
 少し詰めるだけで座れる感じだったので簡単に「どうぞ」と返事をしたんです。
 するとそのお爺さんが座ると思いきや、小柄で少し足がおぼつかない老婦人を「ここへ座り」と腰かけさせました。


 かっこいい・・・
 

 自分を後回しにして奥さんを座らせようとするそのご老人にちょっとジーンと来ちゃいまして、柄にもなくすぐ立って、「よかったら座りませんか」って言ってみました。
 「せっかくのデートなんでしょう?」
 電車の中でもドキドキしてそんなことなかなか言えないのに、今日はスッと言えたじゃないかみなぎ君!
 きっとハード・バップ研究会の名演と夏空のおかげでテンション上がってたからだなぁ。
 「いいんですか・・・?」と恐縮するご主人に、夏空にも負けない爽やかさと少しのドヤ顔が入り混じった笑顔を向け、ぼくは颯爽と席を離れたのでした。
 
 
 そのあと演奏を聴いているうちにすこーしお腹がすいてきたので、さっき声をかけてきたメッチャ可愛い女子のいるワゴンのホットドッグ屋さんでドッグを買ったんです。
 そしたらその子もお店にいたにーちゃんたちもみんなとっても感じがよくて、
 「どこから来られたんですか?」「楽しんでいってくださいね~」と気持ちよく声をかけてくれて、
 シアワセ3割増(いや、5割増かな)、な気分になりました。
 このハッピーな気分は、さっき老夫婦に席を譲れたから神さまがプレゼントしてくれたんだよ、きっと。
 もちろんこの話は、事実と自慢が混ざったものです ガハハwww (^w^)



阪急高槻市駅から南へ走る通り。



緑町カフェ「Orange Jam(朝田恵利key-harmonica、松田康子piano)」





阪急高槻市駅高架下広場「SHIHO(vocal) 他」



阪急高槻市駅駅前広場「花房真優 (Mayu Hanafusa[vocal, guitar]、Maitea[piano]、Natsumi Shibata[violin])



高槻市立第一中学校グラウンド「MAKOTO(voval)、愛川聡(guitar)、朱恵仁(piano)、佐々木善暁(bass)」



阪急高槻市駅コンコース「Nacomi & The Blues Temple」(セッティング中)



高槻市立桃園小学校グラウンド「マホガニーホールストンパーズ (竹中保夫tb、松永忠軌tp、小林昇治cl、松本竜成pf,sousaphone、川合純一bjo,vo、樋口俊哉b,vo、梁瀬文弘drs)」



高槻市立桃園小学校グラウンド「ハードパップ研究会 (横尾昌二郎tp、里村稔t-sax、今西佑介tb、志水愛pf、光岡尚紀b、弦牧潔dr)」



JK高槻「CYNDI(vocal)、三浦敦子(piano)、泉正浩(bass)」



Birth Act「かしまし息子ブルース・バンド (余部一郎[bass]、太田有里[chorus]、成瀬均[keyboard]、西原当裕[drums]、西村哲也[guitar, vocal])」



cafe & gallery 登美屋「TOPSY (安東フミ[violin]、梅田望実[piano])



形部由夏(vocal)、森口ミカ(vocal)



Marinnna「QTG (形部由夏[vocal]、河野多映[piano]、大辻彩[percussion])



URGE高槻「箕作元総(guitar, vocal)、真木毅(bass)、鈴木泰徳(drums)」




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小さな偶然

2019年05月01日 | ネタをたずねて三千里
【Live Information】


 人は、たいてい「お気に入りのもの」と「師」と「小さな偶然」に出会うものです。
 
 
 ぼくは古着屋さんで服を見るのが好きでして、けっこう掘り出し物を手に入れております。
 写真右上のシャツもそのひとつ。やっぱり弦楽器(なんやろ。。コントラバス?チェロ?)がプリントされているのには食いつかずにおられませんでした。
 買ってから何年かな、、、6~7年くらいになるとは思うんだけど、相変わらず気に入って着ています。


      

 
 ぼくには師匠がおりまして。
 ある日師匠の写真を見ていると、なんだか見覚えのある感じがしてならない。
 よくよく見ると、ご本人ではなくて師の着ているシャツに既視感がある。
 すぐに自分のクローゼットの中を見てみると、、、やっぱり同じもの!(゜□゜)


      
 

 何年か前に神戸へ師匠のライブを聴きに行った時、まさにそのシャツを着ておられたので、この話をしたんです。
 「え~ほんまに!着てきたら面白かったのに」
 「いや~出演者の方と衣装がかぶったら具合わるいかと思いまして
 みたいな会話をしたのを覚えてます。
 
 
 その数週間後。
 師匠のところに伺うことになり、せっかくならば!という意気込みのもと、仕込んだ感満載でそのシャツを着ていったんです。
 いったんですが、、、
 なんと約束の時間に遅れて行くという大失態を演じてしまいまいて。。。
 師匠は非常に厳しい顔つきをしておられる。
 こちらは血の気が引いて気絶一歩手前。
 と、不意に師匠が「そのシャツ着てこられたら怒られへんなあ」と笑い出したので生き返った気がした、ということがありました。
 (ゆーときますが、いい年をしたぼくみたいな奴にでも「約束を守れない」ことに対して毅然とされる方だからこそぼくの「師」なのです)
 
 
 つい先日、また師匠のもとに伺ったんです。
 話をしている途中で、突然「それ逆とちがうん?」と師匠。
 いきなりの話題の転換となにが逆がわからなくて(?_?)←こうなるぼく。
 「その服やがな」
 そうだ、きょうはたまたまあのシャツを着てたんだった。
 で、よく聞いてみると、ぼくの胸ポケットの部分にある弦楽器の向きが上下逆だという。
 「でもおんなじシャツですよね?」
 「いや私のシャツのはちゃんとした向きになってる」
 そして取り出してもらった師匠のシャツと見比べてみると、なんとその通り!
 まったくおなじ柄だと思っていたら、ところどころ模様の向きや位置が違うんですね。まさに「リアル間違い探し」でした。
 たぶん、使っている布地は同じものだけど、「裁断の関係かなにかで模様は同じだけど配列が違う」なんてことになったんでしょう。
 

       


 しかし、そこに気づく観察眼の鋭さには恐れ入りました。
 でもそういう観察眼があるからこそ演奏者としても指導者としても素晴らしいのだと思います。
 それにしても小さな偶然に小さな発見、なんだ可笑しくてしかたありませんでした。




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