最近、体調もままならないのですが、それに輪かけて困らされているのがPC君のご機嫌の悪さです。
とにかくインターネットに繋がらないのですよ。
あちこち開けてみているんですが、何をどうやっても繋がらない。
強制終了させてみると思い出したように繋がる、といった具合で、具体的にどのようにしたら良いのかがさっぱり分かりません~
不具合が「678」という表示で出るのですが、それがどういう意味を持つのかチンプンカンプンで・・・(汗)。
とにかくアイコンの「マイ・コンピューター」のところを開けてあれこれしてみるんですけれど、やはり知らない単語が多くてつまずいたり。。。指示通り進めてみると「エラー678」の表示が出て作業が行き詰まったり。
今はいったん強制終了させてみたらなんとか繋がったので、こうして書き込んだりしてる訳ですが、このまま電源を切るとまた繋がらなくなりそうで、恐怖です。
音楽は相変わらず聴いておりますよ。
最近はCDをいっぺんに10枚買ったりとかで、2月になってから20枚近く買っております。主なところは、ジェームス・テイラー、グランド・ファンク・レイルロード、バングルス、10CC、スタイル・カウンシル、アヴリル・ラヴィーン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ピンク・フロイド、ティアーズ・フォー・フィアーズ、ナイアシン、フレディ・ハバード、ミシェル・ペトルチアーニ、レッド・ガーランド、チック・コリア、スーパー・ジャズ・トリオ(トミー・フラナガンの方です)、本田竹曠、ボブ・マーリー、ドン・プーレンなどなどです。
とにかくPCの方はもう少しあがいてみて、それでもダメなら業者に再接続を頼もうか、と考えています。
とりあえず電源を切らずにスタンバイの状態にしておこうとも思うんですが、それでも安心できません。
まあ、これもスキル・アップに繋がるための勉強だと思っていろいろやってみることにします。ただ、知らない単語ばかり出てくるのにはホントに閉口です~
そういうような訳で永らく更新が滞ってしまいました。PCの不調にはもう脱力です。この先どうなるか、皆様、生温かく見守ってやってくださいまし。
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年明けにAmazonでいろいろ検索しているうちに、ふと思い立ってジャズ・ピアニストのドン・プーレンのページを開けてみました。その作品の大半が廃盤になっているので、中古品が出てくるのを待っていたんです。
すると、ありました! ぼくの欲しかった『太陽の賛歌』です。しかし価格を見てみると7000円以上の高値・・・。でも自分へのお年玉だと思って、思い切って注文しました。
なにせ、このアルバムに入っている「エル・マタドール」が大好きなんですよ。
1992年の「マウント・フジ・ジャズ・フェスティヴァル」にドン・プーレンが自分のバンドを率いて出演した時の映像のコピーが我が家にあります。ピアニストのT先輩に借りてダビングさせてもらったんです。この時に演奏しているのが「エル・マタドール」なんですが、その迫力ある熱い演奏を観て、ぼくはいっぺんにドン・プーレンのファンになってしまいました。
その映像と同じものを見つけました。
ドン・プーレン&ジ・アフリカン・ブラジリアン・コネクション 『エル・マタドール』
1992.8.22 Mt. Fuji Jazz Festival with Blue Note
Don Pullen (piano)、Carlos Ward (sax)、Nilson Matta (bass)、Mor Thiam (percussion)、Guilerme Franco (percussion)
「エル・マタドール」とは「闘牛士」のことです。それも、クライマックスに登場してくるような一握りのスターのことを指すみたいですね。
スパニッシュな香りのする、哀愁を帯びたイントロからは、闘牛士が登場するのを待っているような雰囲気が漂っています。そしてサックスの奏でるテーマの切ないメロディーからは、華々しさと、独りで猛牛に立ち向かわねばならない闘牛士の孤独感が表れているかのようです。
サックスによるテーマが終わると、ドン・プーレンによるピアノ・ソロです。これが良いんですよね~
ピアノという名の猛牛と格闘するドン・プーレン。この人ならではの美しくも熱いメロディーがあふれてきます。まるで哲学者を思わせるクールな表情とは裏腹に、プーレンの両手から生まれる音はひたすら情熱的。ソロ中盤に見られる、手首を軸にこぶしを回転させる彼独特の奏法にも驚かされます。あるインタビューでは、この奏法は「演奏中に手の甲がカユくなったから咄嗟に取った手法だ」と答えていますが、それはどうも冗談のようで、真相は、オルガンの奏法を転用したものらしいです。もともとはフリー・ジャズを演奏していたドン・プーレンは、他のアルバムでもひんぱんにこのユニークな奏法を聴かせてくれています。
パーカッションのふたりの熱演ぶりも目立ちます。向かって左側のモル・ティアムからは、テクニックよりも原始的、あるいは土着的なものを感じます。熱いビートを出しているのは右側のギレルミ・フランコ。彼も、技術的なものよりも、全身を使った、血のたぎるようなグルーヴを出すことに力を入れているようです。
『太陽の賛歌』のほうの「マタドール」はやや落ち着いた雰囲気。でもクリアーでスパニッシュな雰囲気は失われていません。熱さにはやや欠けるものの、哀愁のこもった切ない空気に満たされています。
ドン・プーレン&ジ・アフリカン・ブラジリアン・コネクション
『太陽の賛歌(Ode To Life)』
■1993年
この「マタドール」を演奏しているドン・プーレンのバンドの名は、「ジ・アフリカン・ブラジリアン・コネクション」です。その名の通り、アフリカ系アメリカ人のドン・プーレンを始めとして、ブラジル人、パナマ人、アフリカ人のプレーヤーが集まっている、国際色豊かで、なおかつ個性的なバンドです。
通常の4ビート・ジャズは演奏していませんが、文字通りアフリカや南米の土着的なサウンドをベースにしているみたいで、ドン・プーレンのバックボーンが窺えるような、独特のサウンドを展開しています。
ドン・プーレンはフリー・ジャズ出身でありながら、R&Bバンドやニーナ・シモンの歌伴、またジャズ・メッセンジャーズ、チャールス・ミンガス・グループなどで幅広いキャリアを重ねてきました。1980~90年代にかけてはテナー・サックスのジョージ・アダムスと双頭コンボを組み、実にスウィンギーで楽しい演奏を繰り広げています。
今やドン・プーレンといってもピンとこない人のほうが圧倒的多数だと思いますが、ぼくは彼の紡ぎ出すメロディーが大好きなんです。
プーレン自身は1995年に51歳の若さで亡くなっています。