【Live Information】
ず~っと以前のこと。
当時、お店のバンドの一員として演奏させてもらっていた「A」というお店での話です。
他のライブハウスの店主(兼ミュージシャン)Bさんが、ひとりのぼくよりも少し若さそうな青年を連れてお店へやって来ました。
「A」のマスターと3人で話しているのを聞くともなしに聞いていると、その青年は「プロのミュージシャンになるために東京へ行きたいと言っている」らしく、「Aのマスターからも何か言ってやってくれ」とのこと。
話を継いだマスターが青年に向かって言ったことは、「やめとけ」「どうせ食えない」「東京はレベルが高いから通用しない」。
その少しあと、ぼくは長いことお世話になった「A」から離れることになるのですが(自分からやめますと言う前に「やめてくれ」と言われましたがw)、離れようという気持ちになった理由のひとつがこれです。(もっと大きな理由が他にいくつかあったのですが。)
Aのマスターはたしかにお店のバンドのリーダーでもありましたが、東京で活動もしたことがもなければミュージシャンとして生活したこともないのに、なにを根拠にそんなことが言えるのだろう、と不信感を持ってしまったんです。
こういうブログを長いことやっているくらいですから、ぼくが文章をつづるのが好きであることは容易に察しがつくと思います。時々、文章についてもお褒めの言葉(まあ、「感想」くらいの軽いニュアンスですが)を貰うこともあって、それはなかなかにウレシイものなのです。
ある週末の夜、とあるお店でくつろいでいると、偶然知り合いが数人入ってきました。
そのまま一緒にワイワイ話していたんですが、話の流れで、「ぼくの文章はけっこう好評wだから、老後は直木賞を目指すかな~www」と冗談まじりに笑ったら、そのうちのひとり(ぼくより年配の女性)が即座に真顔で「そんなの無理無理!」と。
先日もあるところで「無理するからダイエットは失敗すると思う。だから体重を落とすのは少しずつでいいから、無理のないやり方でやっている。」という話をしたら、これまた即座に「そんなのムリムリ」と笑われちゃったんですね。
「自分はこうしたい」というのに対し、「どうせ無理」「やめておけ」と言う人は、自分の生き方を妨げる人、エネルギーを奪う人だと思っています。
だれかが「こうしたい」ということに対しそれを否定するのは、おそらくその人が成功したり挑戦するのが羨ましく妬ましかったり、自分が取り残される気がするから自分やその仲間とずっと同じ世界に居てほしかったり、否定することによってその人を自分の思い通りにしようとしたり、自分の方がいろんなことが見えていることをアピールしたかったり、そんなことじゃないかな、と今では思っています。
乱暴に言ってしまうと、そういう類の人は「足を引っ張る人」ってことでしょうか。だから、ぼくはそういう人とは心の中で距離を取ることにしています。
「ぼくが何をやりたいか」、これはぼく自身が決めることです。
『ぼくがなにかやろうとして失敗したからといって、あなたになにかデメリットがあるんでしょうか?』、『ぼくを自分の意見に従わせたいのかもしれないけど、ぼくはあなたから1円たりとも貰ってはないんですが?』、ってことですw
最後の例は、まあいつもわりと言いたいことを言える間柄の人だったので、「ダイエットするのはぼくなんだからほっといてくれない? まず否定から入られるとあんまりいい気分じゃないよ」と、はっきりと、でも場が険悪にならないように言いました。すぐに「ごめんごめん」って言ってくれたからよかったです
本気でなにかをやろうとする時にそういう否定的な言葉が聞こえてきても、一切気にする必要なし、です。
どのみちそういうことをいう方々は、自分の言葉に責任を持って言っているわけではありませんから。
ただ、「そんなの無理」と言われるということは、自分の気持ちがどれくらい本気なのかを試されている、とも言えると思うんです。
「そんなの無理」と言われてあきらめるのは、その程度の決心だったということですね。
自分にもかつてそんなことがあったなあ。
ちょっとその頃の自分を思い出してしまって、自分の言葉が自分の耳に痛いですwww
【Live Information】
※状況によっては中止にせざるを得ないこともありますので、お店にご確認ください。
なお、お越しの際はマスクをご持参ください。
諸々よろしくお願いします。
6月4日(木)
岡山 ピアノバー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 山本博之(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
※シットイン可
6月5日(金)
岡山 ピアノバー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
※シットイン可
6月16日(火)
岡山 ピアノバー
岡山市北区野田屋町1-1-10 清水ビル3F
Live & session
【出 演】 古山修(guitar)、池田拓史(drums)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 21:00~、22:00~ (2回ステージ)
※シットイン可
6月24日(水)
倉敷 アヴェニュウ
倉敷市本町11-30 (tel 086-424-8043)
【出 演】 古山修(guitar)、多田啓人(drums)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 1000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~、21:30~ (2回ステージ)
※シットイン可
6月27日(土)
岡山 GROOVY
岡山市北区田町2-5-23 (tel 086-221-7721)
【出 演】 山本博之(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 2000円(飲食代別途)
【演 奏】 20:00~ (2回ステージ)
※シットイン可
6月28日(日) 中止になりました
倉敷 木庵
倉敷市川西町18-23 (tel 086-421-9933)
【出 演】 皆木秀樹(bass) ほか
【料 金】 飲食代のみ
【演 奏】 18:30~、19:30~ (2回ステージ)
【Live Information】
いまは地元の議員さんとして活躍しているMさん。
もう何十年もお会いしていないのですが、当時は岡山市にあったカントリー&ウエスタン色の強いライブハウス「ハンク」でよくお目にかかっていました。
そのころのMさんは、自営のかたわらカントリー系バンドのボーカルとしても活動していました。
Mさんのレパートリーの中で2曲印象に残っている曲があります。
1曲は、ハンク・ウィリアムス作のノリノリのシャッフル・ナンバー、「ヘイ・グッド・ルッキン」。
そしてもう1曲が、「アイ・シャル・ビー・リリースト」です。
なんとも渋い、まさに珠玉のバラードです。
Mさんが歌う「アイ・シャル・ビー・リリースト」を初めて聴いたとき、ぼくはまだ20歳そこそこくらいだったと思います。
西暦でいうと、1980年代に入ったばかりのころ。
相変わらず貪欲にいろんなレコードを聴きあさってはいましたが、それらは少年・青年向けの、ビートがはっきりしていて、派手な衣装とか、派手な演奏のバンドのものばかりでした。
フォーク・バンドのレコードなんかは、興味本位にひととおり手を出しはしましたが、それ以上聴き込みはしなかったなあ。
「アイ・シャル・ビー・リリースト」は、ボブ・ディランによって書かれた曲です。
1966年7月にオートバイ事故を起こしたディランは、それをきっかけにニューヨーク州ウッドストックにこもり、ザ・ホークスとともにデモテープの制作に打ち込みます。この曲はそのときに生まれた作品のひとつなんですね。
ザ・ホークスは1968年にバンド名を「ザ・バンド」に変え、デビュー・アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」を発表します。
「アイ・シャル・ビー・リリースト」は、そのアルバムのラストを締めくくるナンバーです。
デビュー・アルバムに収められた曲にして、いまやザ・バンドの代表曲といってもいいほど世に知られている名曲です。
「ザ・バンド」は、フォーク、ジャズ、土着のブルースなどアメリカのルーツ・ミュージックをバック・ボーンにした、味わい深い音楽性を持っています。
しかし当時のぼくには、アップ・テンポの曲もないし、派手なアドリブや大向こう受けしそうな派手なパフォーマンスがあるわけでもない、ただ地味にしか感じられない、そんなグループのレコードを聴く気なんて起きませんでした。
ただ、この曲の不思議な存在感はしっかり心に残っていました。
そしていつしか「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」はぼくの愛聴盤の一枚になっていました。
いま思うと、1968年当時のザ・バンドの面々の年齢は、最年長のガース・ハドソンで31歳、最年少のロビー・ロバートソンが25歳。
つまりメンバーはほぼ20代後半だったわけです。
その若さで醸し出しているこの老成感に、むしろ感嘆さえしてしまいます。
ラブ・ソングが圧倒的な割合を占めているポップ・ミュージックの中にあって、ディランの書いた詞は異彩を放っています。
「無実を訴える男の叫び声を聞きながら釈放される日を待つ囚われ人」を歌った詞の意味するところは思わず考えさせられてしまいますし、メッセージ性を持った歌詞を世に問うバンドのオリジナリティも感じられるような気がするんです。
起伏のある美しいメロディは、優しく心を揺さぶります。
アメリカのルーツ・ミュージック特有の味わいと、「熟成」という言葉がふさわしいシンプルな演奏は、年ごとに心地よく聴こえてくるようになりました。
そして、なんといってもリード・ボーカルのリチャード・マニュエルの歌声です。
彼の透き通った声とファルセットは、哀しみを帯びているようにも聴こえます。
訥々とした歌は聞き手に語りかけているようでもあります。一語一語ちゃんと自分の体温で温めてから発しているような、とでも言ったらいいのかな。
ぼくはいままでずっと決まったバンドに入ってなかったけれど、今年になって何十年かぶりに友だちのロック・バンドに加わることになりました。
しかもライブのときには、一晩に2~3曲はボーカルもとることになってしまいました。
何を歌おうかあれこれ考えたんですが、1曲はこの「アイ・シャル・ビー・リリースト」にするつもりです。
それが、とてもとても楽しみです。
[ 歌 詞 ]
[ 大 意 ]
なにもかも変わっていくと人は言う
すべての道のりに近道はないと人は言う
俺は俺をここに閉じ込めたすべての奴等の顔を憶えている
☆俺には西に沈んだ太陽が東から輝き始めるのが見える
いつの日か、いつの日か
俺は解き放たれるだろう☆
人々の権利は保護される必要があると人は言う
誰しも打ちのめされると人は言う
それでも俺にはこの壁の彼方に自分が反射して見える
☆~☆
寂しそうな群衆の向こうに立ちつくすのは無実を誓うひとりの男
一日中彼が叫ぶのが俺に聞こえる
俺は無実だと叫ぶ声が
☆~☆
◆アイ・シャル・ビー・リリースト/I Shall Be Released
■歌・演奏
ザ・バンド/The Band
■シングル・リリース
1968年8月8日(『ザ・ウェイト』のB面として)
■作詞・作曲
ボブ・ディラン/Bob Dylan
■プロデュース
ジョン・サイモン/John Simon
■録音メンバー
レヴォン・ヘルム/Levon Helm (drums, vocal)
ロビー・ロバートソン/Robbie Robertson (guitar, vocal)
リック・ダンコ/Rick Danko (bass, vocal)
ガース・ハドソン/Garth Hudson (organ)
リチャード・マニュエル/Richard Manuel (lead-vocal, piano)
■収録アルバム
ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク/Music From Big Pink(1968年)
きょうもぼくは休みだというのに、そのうえ昨夜は夜更かししたというのに、余裕で7時前には目が覚める。トシのせいか・・・(- -;)
起きて間もなく、テレワークの残りを片付けようと机の前でキーボードをカタカタ乱打しはじめる。
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机の上が狭いのに気づく。
原因は山となっているCDの山と、ライブから帰るたびに机の端にヒョイと置く譜面。
チリも積もればナントカ、の腹立たしい見本。
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机の上の整理をはじめる。
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CDは上手に片付ける。
譜面は量にして4つのA4の封筒がパンパンに膨れ上がる。
棚に入れようとするがすでに棚がパンパン。
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棚の中味の整理をはじめる。
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棚の中にも大量の譜面。
マザーがあるもののうちキレイな紙は裏紙として取っておく。あとは容赦なくどしどし処分。
ここで90リットルゴミ袋がパンパン。
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昔の手紙を見つけ、読みふける。
ハタチすぎの時に付き合っていた同い年同じ誕生日のトモちゃんが北海道からくれた絵はがきを見つけ感涙にむせぶ。
すでにこのへんでかなりの時間をロス。
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棚をほっといて、無謀にも手紙・はがき類の整理にも乗り出す。
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いちいち読んでは思い出にふけるので進まない。汗
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気づけば17時過ぎ。狼狽する。
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いろいろ気になるのでとうとう床に散らばっている有象無象までをも片付けはじめる。
思い立った時だけ徹底的に片付けるのは、片付けとしては良くないパターンって敬愛するこんまりさんが書いてた。。。
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ワンコ(ハチくん)がやってくる。
このタイミングで。
しかも「マンマを寄越せ」とシッポをパタパタする。カワイイ。
(やらないと吠える。ウルサイ。)
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20時過ぎ、なんとか片付け終了。
最初は机の上が狭かっただけなのに、なんでこんなにおおごとになったのか。
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ハチくんが部屋のあちこちを探索しはじめる。
写真を見ると、「マイルス・デイヴィスのCDを取ってこい!」と言ったら探して持って来る、ように見える。見えるだけで持っては来ない。探してさえいない。無芸大食である。
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よく働いたのか、なにもしなかったのか、よくわからない一日であった。
やらねばならないことを少しはやらねばならないし、やらなくてもよいがやりたいこともあるので、張り切って夜更かしの予定。
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明日朝、余裕で7時前に目覚める・・・
ループの予感。。。
(^^;)
ハチくんも疲れたのか。何もしていないはずだが・・・