【Live Information】
2月2日(金)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 渡邉一生(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 チャージ1500円+飲食代
【演 奏】 20:00~、21:00~ (2回ステージ)
2月3日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 クロミツ(violin)、古山修(guitar)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 チャージ500円+飲食代
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
2月10日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 内村奈実(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 チャージ500円+飲食代
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
2月12日(月:振替休日)
岡山 ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F (tel 086-222-8162)
【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、池田拓史(drums)
【料 金】 チャージ1500円+飲食代
【演 奏】 20:30~、21:30~ (2回ステージ)
2月18日(金)
岡山 GROOVY
岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
【出 演】 笹倉明子(piano)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 チャージ2000円+飲食代
【演 奏】 17:00~ (2回ステージ)
2月23日(金)
岡山 GROOVY
岡山市北区田町2-5-23 (tel 080-5230-4240)
【出 演】 橋本アリサ(vocal)、フェリーペ・ナカムラ(guitar)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 チャージ3500円+飲食代
【演 奏】 19:00~ (2回ステージ)
2月24日(土)
岡山 パラディ
岡山市北区幸町3-10 友沢ビル4F (tel 086-801-3492)
【出 演】 西真理子(piano)、皆木秀樹(bass)、本田暁之(drums)
【料 金】 チャージ500円+飲食代
【演 奏】 21:00~ (3回ステージ)
2月25日(日)
加古川 喫茶いるか
加古川市平岡町山之上149-8 (tel 0794-23-7917)
【出 演】 石田"きゃさりん"和美(vocal, accordion)、貴村昌司(guitar, vocal)、大橋恭(guitar)、皆木秀樹(bass)
【料 金】 チップ制チャージ+飲食代
【演 奏】 15:00~ (2回ステージ)
【Live Information】
ユーライア・ヒープ。
1970年のデビュー(結成は1969年)以来、半世紀以上のキャリアを誇るイングランドのハード・ロック・バンドです。
1980年代半ばまではメンバー・チェンジがひんぱんに繰り返されていて、かつて在籍したミュージシャンの数は20人以上にのぼります。
これだけ長い歴史があるなかで、彼らの黄金時代を1970年代前半だとする声は未だに大きいようです。
その中でも、デヴィッド・バイロン(vocal)、ミック・ボックス(guitar)、ケン・ヘンズレー(keyboard, guitar)、ゲイリー・セイン(bass)、リー・カースレイク(drums)というラインナップを擁していた時期(1972年~1975年)がぼくは一番好きですね。
毎年のようにメンバー・チェンジを行っていた1970年代のユーライア・ヒープにあって、このラインナップが最も安定していました。
そのユーライア・ヒープの曲の中でぼくが一番好きなのは、「七月の朝」(1971年)です。
そしてぼくがもっとも聴いたユーライア・ヒープのアルバムは、『対自核』(1971年)、『悪魔と魔法使い』(1972年)、『魔の饗宴』(1972年)の3枚です。
『悪魔と魔法使い』は、ヒープの通算4枚目のアルバムです。
このアルバムからベースがゲイリー・セインに、ドラムスがリー・カースレイクに替わり、黄金期のラインナップが完成しました。
前作『対自核』が日本でチャート5位にまで上る大ヒットを記録、イギリスでもチャート39位まで上昇しましたが、アメリカでは93位を記録したに過ぎませんでした。
しかし『悪魔と魔法使い』では、アメリカにおいてバンド史上最高の23位、イギリスでも20位を記録したほか、フィンランドで1位、ドイツとノルウェイで5位、スウェーデンで8位など、ヨーロッパ、とくに北欧で大ヒットを記録して、名実ともに人気バンドとして認知されるようになりました。
ヒープ・サウンドの個性といえば、デヴィッド・バイロンのハイ・トーン・ヴォーカル、音を歪ませたヘヴィなオルガン、クラシカルなコーラス・ワーク、ワウワウを多用するミック・ボックスのギター・サウンド、抒情的なメロディ、などがすぐ頭に浮かびますが、それは『悪魔と魔法使い』の中で随所に現れています。
派手なアドリブ・ソロこそあまり出てきませんが、しっかりと結びつき溶け合った5つの個性が、確固たるヒープ・サウンドを形成しています。
アルバムのオープニングは①「魔法使い」。
アコースティック・ギターを大胆に使ったイントロにはちょっと意表をつかれた気がしました。日の出の勢いのハード・ロック・バンドがリリースしたニュー・アルバムの1曲目にしては、意欲的というか挑戦的ですが、中盤以降になるといつものヘヴィーなヒープ・サウンドが現れてきます。
この曲はケン・ヘンズレーとマーク・クラークの共作です。
マーク・クラークとは元コロシアム、のちレインボウ等に在籍したベーシストで、セインの前任だったベーシストです。このアルバムではこの曲のレコーディングにのみ参加しています。
③の「安息の日々」は、まさにヒープの本領発揮。ノイジーなミック・ボックスのギターに加えて、セインとカースレイクのリズム・セクションが繰り出すドライブ感は快感そのもの。この曲はシングル・カットされ、ビルボードで39位を記録していますが、これはバンド史上唯一の全米トップ40シングルです。
ぼくとしては⑤「連帯」がとても好きなのです。
スケールの大きさが感じられるメロディアスなバラードで、オルガンとコーラス・ワークの使い方がとても美しい。スライド・ギターのソロとピアノによるクライマックスはなんともドラマチックで、感動的ですらあります。
⑨は「呪文」は、①⑤に通ずる要素が多く、場面展開が起伏に富んでいて、プログレッシヴ・ロックの香りが濃い大曲です。
1972~73年頃のハード・ロック界といえば、ブリティッシュ・ロック勢に圧倒的な活気がありました。
レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスをはじめ、それに続くナザレス、ステイタス・クォー、クイーン、スウィートなど、新旧のバンドが活躍しており、まさに百花繚乱の趣がありました。
その中でユーライア・ヒープは、オルガンとコーラスを多用したサウンドとメロディアスな曲調で独自の「ユーライア・ヒープ・サウンド」を確立させました。
曲調といえば、このアルバムには一貫してブリティッシュ・ロックらしい仄かな暗さやクラシカルな雰囲気が一漂っており、その中にプログレッシヴ・ロック的な展開も見られます。これは曲作りの支柱であるケン・ヘンズレーの存在の大きさの現われでもあり、ヒープの個性のひとつでもあります。
「悪魔と魔法使い」は、その「ユーライア・ヒープらしさ」が十二分に現れているアルバムだと思います。
さらに言えば、1970年代前半のロック・シーンの空気をリアルに伝えてくれる、ロック・アルバムらしいアルバムとも言えるのではないでしょうか。
◆悪魔と魔法使い/Demons and Wizards
■歌・演奏
ユーライア・ヒープ/Uriah Heep
■リリース
1972年5月19日(イギリス)
1972年8月10日(日本)
■録音
1972年3月~4月 ロンドン ランズダウン・スタジオ
■プロデューサー
ジェリー・ブロン/Gerry Bron
■エンジニア
ピーター・ギャレン/Peter Gallen
■レーベル
ブロンズ・レコード/Bronze Record(イギリス)
マーキュリー・レコード/Mercury Record(アメリカ)
■収録曲(シングル=①魔法使い、③安息の日々)
side:A
① 魔法使い/The Wizard(Mark Clarke, Ken Hensley) ☆スイス8位 ドイツ34位
② 時間を旅する人/Traveller in Time(Mick Box, David Byron, Lee Kerslake)
③ 安息の日々/Easy Livin(Ken Hensley) ☆アメリカ39位 ドイツ15位 オランダ5位 デンマーク9位 フィンランド17位
④ 詩人の裁き/Poet's Justice(Mick Box, Ken Hensley, Lee Kerslake)
⑤ 連帯/Circle of Hands(Ken Hensley)
side:B
⑥ 虹の悪魔/Rainbow Demon(Ken Hensley)
⑦ オール・マイ・ライフ/All My Life(Mick Box, David Byron, Lee Kerslake)
⑧ 楽園/Paradise(Ken Hensley)
⑨ 呪文/The Spell(Ken Hensley)
■録音メンバー
☆ユーライア・ヒープ
デヴィッド・バイロン/David Byron(lead-vocals)
ミック・ボックス/Mick Box (guitars)
ケン・ヘンズレー/Ken Hensley(keyboards, guitars, percussions, lead-vocals⑧⑨, backing-vocals)
マーク・クラーク/Mark Clarke (bass①, lead-vocals①)
ゲイリー・セイン/Gary Thain(bass②~⑨)
リー・カースレイク/Lee Kerslake(drums, percussions)
■チャート
1972年週間アルバム・チャート
イギリス20位 アメリカ23位 日本28位
フィンランド1位 ドイツ5位 ノルウェイ5位 デンマーク7位 オーストラリア14位 カナダ22位
1972年年間アルバム・チャート ドイツ34位
【Live Information】
年末の予報では、大晦日から元旦にかけては天気が崩れるということでした。
大晦日の岡山市も午後には雲が出始め、少し雨が降ったりしました。
その夜は日付が変わってから仕事を終え(ありがたいことです)、帰宅したのが午前2時半すぎ。
初日の出は期待できない感じだったのですが、令和6年元旦は、朝9時すぎに目を覚ましてみると見事な晴天。
やっぱり目覚ましをかければよかった。
そしたら初日の出を拝めたのに~
元日は家でゆっくり過ごし、2日はお墓参り。
ここ数年は、1月2日はお墓参りしたのち、墓所のすぐ近くにある酒津八幡宮に参拝することに決めています。
墓所の周りはこんな感じ。
ほんとうに雲ひとつない、清々しい晴天。
ご先祖さまと父の墓石に挨拶して気持ちも清々しくなったところで、八幡さまに向かいます。
400段以上の石段を上がると、とても見晴らしがいいのです。
今年は、短気なところをどうにかし、私心をなくし、利他と感謝の気持ちを大切にすることをとくに意識しようと決めています。
心にもないことを言う人、人を中身ではなくその入れ物(外見学歴職種等)で判断する人、他人を思い通りにしようとする人とは距離ができてもかまわないので、自分の道は自分で切り拓き、日々魂を磨いてゆきたいと思っています。
これらは今年だけのことではなく、今後もずっと気をつけていかねばならないことですね。