ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

三方よし

2024年05月07日 | 価値観

                                          近江商人

【Live Information】



「三方よし」という言葉があります。
三方とは「買い手」、「売り手」、「世間」(世の中)です。
近江商人が大切にしていた考え方です。
「自分だけでなく、社会全体をより良くしていこうという考え方」が重要だと思うのです。
ぼくはこの年になってようやく京セラの創業者稲盛和夫さん、パナソニックの創業者松下幸之助さんの著作に出会い、大感激大感動しましたが、そのおふたりもこの精神を大事にしておられました。


ところで、地方を拠点に演奏を続けているミュージシャンは、日本各地にたくさんいると思います。
ぼくも、そのひとりです。
ぼくは長年、演奏する立場、ライブの運営にかかわる立場、お客としての立場をたくさん経験してきました。
そのうえで、ずっと昔から感じていたことを、最近改めて咀嚼しなおしている考え方があります。


ミュージシャンは客席に向けてベストを尽くす。
  ⇩
お客が喜ぶ。
  ⇩
お客がリピートしてくれる。
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お店が喜ぶ。
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お店がミュージシャンに再び出演依頼する。
  ⇩
ミュージシャンが喜ぶ。
  ⇩
ミュージシャンは客席に向けてベストを尽くす。
  ⇩
以下エンドレスのリピート


やっぱり、自分としてはこの精神を大事にしていきたい、と改めてはっきり思いました。
そして、このサイクルの出発点はミュージシャンにあることも再認識しました。


これがぼくの「三方よし」なのです。

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