貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

千曲市: 長 楽 寺 ① 田毎の月と芭蕉面影塚!

2024-03-05 10:59:18 | 日記
令和6年3月5日(火)
千曲市: 長 楽 寺  ①  
 長野市松代町の地蔵寺によるが、
新しく建て替えられ、句碑らしき
ものはなし。
    
 千曲市へ。
 長楽寺を参拝。
<本殿>

 天台宗の寺院。
 姨捨山放光院長楽寺と号する。
 本尊は聖観世音菩薩。
信濃三十三観音霊場
第14番札所。
 創建時期は不明。
 宝暦3年(1753)の
『千曲之真砂』や、江戸時代末の
善光寺道名所図会には
八幡の武水別神社神宮寺の支院と
説明されている。
 しかし、
古今和歌集に記されていること等から、
10世紀には、
姨捨山として知られていたと
考えられている。
 芭蕉の目的である
姥捨山の田毎の月が見える所。

 稲穂がもう少しで盛りという時期。
 黄金色に色づき始めた稲穂と
千曲川も空も雲も満天の歓びの中
にあり。
 まさに、観月の寺である。
  面影塚である。

 句は、
「おもかげや 
   姨ひとりなく 
      月の友」
~つづく。