貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

美濃加茂市太田宿: 祐 泉 寺 生誕地坪内逍遙と芭蕉と白秋!

2024-03-16 10:34:00 | 日記
令和6年3月16日(土)
美濃加茂市太田宿: 祐 泉 寺    
 川沿いにある整備されたお寺。    
 寺伝によれば、
文明6年(1474)に
大道真源が湧泉庵という寺を
建立したことに始まる。
<本堂>

 16世紀の初め、
八百津の大仙寺の末寺として
祐川庵と称し、
17世紀後半(寛文年間)に
現在の祐泉寺と改称する。
 白砂が波状に整美された庭に
芭蕉句碑。
<芭蕉句碑>

 芭蕉の門弟となった
脇本陣3代目の林由興(冬甫)が
師を悼んで建てる。
 句は、
「春なれや 
   名もなき山の
     朝かすみ」
 太田の地で生れ育った
明治の文豪坪内逍遙が
述懐の念をこめて詠んだ
「椿の歌」の碑、
<生誕地の坪内逍遙の歌碑>

北原白秋が祐泉寺を訪れ
茶席でしたためた歌碑もある。
 逍遙の歌碑は珍しい。
 逍遥の歌は、
「山椿 
  さけるを見れば
     いにしへを   
   幼きときと 
     神の代を思い」 。
<北原白秋の歌碑>

白秋の歌は、
「細葉樫 
   秋雨降れり   
     うち見やる 
    石灯籠の 
      あお芽いろ」。
 住職は  
「咲いた花より 
   咲かせた雨・
      土を思え」  
                
と説諭する。