令和6年3月3日(日)
長野市: 吉田神社
吉田神社の正式名称は
吉田神社の正式名称は
皇(すめ)足(たる)穂(ほ)吉田大御神宮。
<社殿>
延長5年(927)の
『延喜式』神名帳に名があり。
歴史のある神社。
旧社地にあった
御神木のイチョウ(後述)は
移転後もそのまま残され、
現在も樹勢なお盛んである。
<芭蕉と何丸の句碑並立>
芭蕉の句碑の句は、
「雲折々
人を休むる
月見かな」 。
<芭蕉句碑>
月見をしていると、
時折雲が月を隠してくれるので、
その間月に魅入られている
私の心をふっと休めてくれる、
の意。
月見には邪魔者の雲さえも
月見には邪魔者の雲さえも
仲間に引き入れて、
なかなかの情趣!
「なかなかに
「なかなかに
時々雲の
かかるこそ
月をもてなす
かぎりなりけり」
と詠んだ西行の句を踏まえている。
と詠んだ西行の句を踏まえている。
この句碑の背面には
「文政七年仲秋」と刻印。
1824年。
この句碑を揮毫し、
1824年。
この句碑を揮毫し、
建てた人は「月院社何丸」
という地元の俳人で
芭蕉研究者。
<何丸の句碑>
左の句碑が芭蕉句碑建立者
何丸さんの句碑。
「只涼し
「只涼し
水ものほらす
月も来す」 。
芭蕉句碑と並立して
芭蕉句碑と並立して
建てられているのは、
地元でも畏敬の俳人であり、
芭蕉研究者であった証かな。