貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

和歌山市 玉津島神社① 上古の草創とその由緒!

2024-08-01 10:25:56 | 日記
令和6年8月1日(木)
和歌山市  玉津島神社①                    
 玉津島社の創立は
上古と極めて古い。 

 社伝には、
「玉津島の神は『上(かみ)つ世』
から鎮まり坐(ませ)る」とある。
 玉津島一帯は
玉(たま)出(で)島ともいわれ、
古、満潮時には6つの島山
(玉津島山)があたかも玉のように
海中に点在していたとされる。
 そして、
山部赤人の玉津島讃歌に
「神代より然ぞ貴き玉津島山」
と詠まれた如く、
風光明媚な神のおわすところ
として崇められる。
 風光佳絶な玉津島は、
聖武・称徳・桓武天皇に
こよなく愛でられ、
三帝はこの地を訪問、滞在される。 
<社殿> 
 
 「玉津島行幸」。
 特に、
聖武天皇は当社背後の奠供
(てんぐ)山(玉津島山の1つ)に
登られ、海の眺望に感動し
「明(あ)光浦(かのうら)」と命名。、
玉津島社に「明光浦霊」を祀り、
この美しい景色が荒れることの
ないよう末永く守れと命じられる。 

 このように、
古くから神様がおわす地として
崇められてきた玉津島は、
聖武天皇の詔によって
保護されるようになる。
<玉津島を詠める万葉歌>

 和歌の神・衣通姫尊が
祀られたことにより、
都から玉津島詣が行われ、
天皇御宸(しん)筆(ぴつ)和歌
などの奉納がなされる。
~つづく。