貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

和歌山市玉津島神社②山部赤人などの玉津島を愛でる万葉歌!

2024-08-02 10:09:15 | 日記
令和6年8月2日(金)
和歌山市玉津島神社②
 女神三神を祀る神社で、
傍に盬竃神社もある。
 境内には、
山部赤人やその他の歌碑が
建てられている。

 聖武天皇に随行した
歌人山部赤人も、
その眺めを歌に託す。

 『万葉集』に収められた、
長歌1首、反歌2首からなる
玉津島讃歌。
<玉津島を詠む万葉歌詠人不明碑>

 「神亀元年甲子の冬十月五日 
紀伊国に幸す時に山部宿禰赤人
の作る歌一首 
<山部赤人の歌碑>

 并せて短歌。
「やすみしし 
わご大君の 常宮と 仕へ奉れる
 雑賀野ゆ そがひに見ゆる 
沖つ島 清き渚に 風吹けば
 白波騒ぎ 潮干れば 
玉藻刈りつつ 神代より 
しかぞ貴き 玉津島山」
 反歌二首
「沖つ島 
  荒磯の玉藻
     潮干満ち 
   い隠り行かば 
     思ほえむかも」   
<玉津島を詠める万葉歌碑>
   
 「若の浦に
   潮満ち来れば 
      潟を無み 
    葦辺をさして 
      鶴鳴き渡る」
 『万葉集』巻6 917~919) 」