令和6年8月21日(水)
幻住庵二百歩の道中句碑③
七句目は、
「独り尼
「独り尼
藁屋すげなし
白つつじ」 。
※白つつじの咲くその庵を
訪ねると、ひとり住みの尼
のこと,
どこか応対も隔てがあって
よそよそしい。
八句目は、
「紫陽草や
八句目は、
「紫陽草や
藪を小庭の
別座敷」 。
別座敷」 。
※元禄7年、
終の旅に旅発つ前,
門人子珊(さん)宅での作。
藪をそのままに
庭の眺めとした離れ座敷。
その庭先に紫陽花が咲いて
いるの意。
九句目は、
「樫の木の
九句目は、
「樫の木の
花にかまはぬ
姿かな」 。
※ 花の中に、
あたりにかまわずひとり
超然たる樫の木を賞して、
世間を遁れて隠棲する
主人秋風に対する挨拶とした。
ひとつひとつの句を
じっくり味わうことも
またいいものだ。
とくとくの清水は、
「たまたま心なる時は
谷の清水を汲みて
みづから炊ぐ」
との記述があるように、
芭蕉が自炊していた痕跡 。
今も木立の中、
今も木立の中、
水を湧き出している。
管理の方によると、
管理の方によると、
今朝は9時から観光バスで
大阪からたくさん方が
お見えになったとか。
やはり、休日の日だ。
(完)