貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

「朝霞」が「薄霞」に

2020-09-08 14:08:33 | 日記

「朝霞」が「薄霞」に

令和2年9月8日(火)

 二つ目の芭蕉の句。

 「春なれや 

    名もなき山の 

        薄霞」

 貞享二年、伊勢から奈良に出る途中の作。

 「春なれや」は「もう春だなあ」という

詠嘆。

 「薄霞」は、『野ざらし紀行』などでは、

「朝霞」。

 後に、「薄霞」と改めたものだそう。

 霞の様を表すようにと改めたのは、

流石。

 「もう春だなあ」という感は、

朝方抱くことが多いもの。

「もう秋だな」と感じるのは、夕方から

が多いもの。

 この感覚は今も昔も変わらないもの!

 


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