貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

満願の印 青葉の笛

2019-09-20 08:52:03 | 日記

満願の印 青葉の笛

令和元年9月20日

 9月二度目の三連休も

雨模様の予想?

 台風17号の行方も・・・!?

 さあ、9月も下旬入り。

 今朝の歩行禅当初は涼しという

より寒し。

 終了時に滲み出る汗。

 初秋の味わいかな。

 さあ、浜松へ。

 今朝は、六所神社参拝!

 

 建立の時代は、文献棟札等

より天慶年間と伝えられる。

 後承久年間に至り、この土地は

三河国乃信濃国に通ずる要衝と

なる。

 其の後建武中興の時代、領主

井伊遠江守道政、井伊谷城に

宗良親王を迎奉り、官軍に従いて

王事に尽くす。

 宗良親王におかれては、王政

復古を願い掛けられ、

これの満願の時、当神社へ宝物

として横笛一本を寄進される。

 それを「青葉の笛」と称す。

 六社神社は三柱の海神と

三柱の航海の守り神の六柱の

神様が祭神として祭られている。

 現在の社殿は天竜川堤防の

改修により境内が狭くなり、

南向きに建っている。

 やや荒廃しつつある感じ。

 しかし、芭蕉句碑はきちんと

保存されている。 

 句は、

「名月に ふもとの霧や 

    田の曇り」

 名月は、陰暦8月15日の夜。

「明月」ともいうそうだ。

 まだ明るい夕焼けの頃から、

栗、芋団子などを三宝に盛り、

芒を飾って、月の出を家族で

談笑しながら待ったものだ。

 我が子が小学生ぐらいまでは

やっていたかな?

  名月は皎々と照っているが、

麓は薄霧が立ち込めて、それで

田園が曇って見えるの意。

 子規の名月句

「名月や 笛になるべき 

     竹伐らん」

 いいなあ!


法清庭になって?

2019-09-19 08:53:56 | 日記

 法清庭になって?

令和元年9月19日

 今朝は、浜松市にある法永寺参拝!

 立派な山門。

 掲示板には、

 ほんと、お陰様で!

 参拝できます。

 有難きこと!

 参拝!

 鎌倉時代の正中元(1324)

年に開創。

 開創当時は臨済宗の禅刹として

開かれ、碧王山笠井院と号する。

 室町末期の天正5(1577)年には

浄土宗に改宗。

 寺号を泰龍寺に改められる。

 さらに慶長15(1610)年に

現在の寺号である法永寺に改める。

 現在の本堂は元禄16(1703)

年に再建されたもの。

 大正時代末期に解体修理に

近いほどに手を入れられ、

昭和35(1960)年に向拝部分

が付けられているため、往時と

は外観が大きく変化している。

 境内もすっかり様変わり。

 「法清庭」と名付けられ、

石庭と化し、石碑群はなくなる。

 百句碑群は、移転。

以前は、その百句碑群の一番奥に、

「人の短を言ふ事なかれ

 己が長を説く事なかれ

 ものいへは唇寒し秋の風」

 はせを翁の二句が並刻されて

いたようだ。

 残念至極かな!

 「人の短、己が長」

を、また箴言として日々を

有難く楽しんでいこう!


お食い初め

2019-09-18 08:49:34 | 日記

お食い初め

令和元年9月18日

 孫のお食い初めの儀式の

写真をラインで送ってきた。

 鯛のお頭付き、煮物、赤飯、

汁物、葡萄など。そして、歯

固めの石。

 さてお食い初めの儀式?

 我が子の時は、家内任せ。

 ちょっと余裕もできたかな?

 きちんと調べることに。

 「百日祝い」(ももかいわい)とは、

中国、韓国、日本の新生児の

生後100日目(または110日目、

120日目)に行われる儀式。

 「お食い初めおくいぞめ

や「真魚始めまなはじめ」、

初めてお箸を使うので

箸揃えはしそろえ

箸初めはしぞめ」、

祝う時期が歯の生え始めで

あるから「歯がため」とも

呼ぶ地域もある。 」

ということ。

 聞いたことがある言葉ばかり。

 こどもの多かった時代、

どこのうちでもこの儀式を

近隣あげて行っていたことを

思い出す。

生後100日目の儀式!

「一生食べるものに困らな

いように」

「丈夫な歯が生えますよ

うに」という願いがこめら

れているんだなあ!

 お食い初めの祝い膳は

一汁三菜の献立。

 それぞれに意味が込めら

れている。

■赤飯:赤い色で邪気を払うため。

■汁物:吸う力が強くなり、

    健康に育つため。

■尾頭付きのタイ:紅白を連想

 させる体の色と長寿の魚で

 縁起がよいため。

 愛でたいねえ!

■煮物:「炊き合わせ」を

  「多喜合わせ」とかけて

   多くの喜びを願う。

 なるほど、なるほど。

■酢の物や香の物:タコの酢

   の物で「多幸」を願い、

  紅白なますで縁起をかつぐ。

 これ以外にも、赤ちゃんの歯が

丈夫に育つよう「歯固め石」に

使う小石と梅干しを用意。

 梅干しには、シワシワになる

まで長生きするようにという

長寿の願いが込められている。

 親の願いが、ここにも

込められている。

  祖父母の願いも同じ!

 どうか元気で、丈夫な子に

育つように!!!!

 


春夏秋冬 百人一句碑

2019-09-17 08:56:19 | 日記

春夏秋冬 百人一句碑

 百人一句塚は、ここだけか。

 しかし、百人の俳人とは?

そしてそれぞれの句は?

 全く不明。

 謎の塚。

 創設の由緒も不明。             

 小さくてよいから説明が

あると…。

「芭蕉桃青翁」の塚碑。

 

「ふる池や 蛙とひこむ 

      水の音」

 句碑の前左右二基あり。

 先ず、春の群

 番号できちんと整備されている。

 そして、夏の群。

 さらに、秋の群。

 冬の群もあり。

 百人のそれぞれの思いが

歌に託され、俳句歳時碑群

として句碑を楽しみ?

 これは、一大傑作碑群。

 大樹のない開放的な鳥居

から再度拝礼!


無筆の歌よみ

2019-09-16 09:16:42 | 日記

 

無筆の歌よみ

令和元年9月16日

 今日は「敬老の日」。

 日本の高齢者人口は、
 
3588万人で、過去最多だ
 
そうな。(総務省のまとめ)

 高齢者の割合は28.4%。
 
 4人に一人以上。
 
 ほんと。何処へ行っても
 
出会うのは高齢者が目立つ。

 高齢者の割合は、
 
2位・イタリアの23%を
 
5ポイントあまり上回り、
 
世界で最高!
 
 日本は2005年から15年
 
連続の1位だそうな。

 世界でどの国も経験した
 
ことのない諸問題が山積し始
 
めている。
 
 高齢者も一緒に解決策を考えて
 
いかなければいけない時代。
 
 平和至上の基点を大切にしな
 
がら・・・!
 
 そんなこんなの朝。
 
浜松のおんたけさんへ。
 
 
 

 毎年11月3日に大祭があり、

火渡りが行われる。

 境内に百人一句塚、

春夏秋冬の四季に纏められ

四季群となっている。

 糟谷磯丸の歌碑などがある。

 磯丸(1764~1848)は、

「無筆の歌よみ」として知られる

江戸時代後期の漁夫歌人。

 伊良湖岬出身で旅好き

でもあった。

百人一句塚は、ここだけか。


 つづく。