貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

三河方言 「ご」?

2019-09-25 09:36:22 | 日記

三河方言 「ご」?

令和元年9月25日

 今朝のテレビ、

「開拓精神、万々歳」。

 フロンティアスピリット。

 今はやりの挑戦、

チャレンジとはちょっと違う

かな。

 いつか、自分を振り返ることに

重きを置く年齢になったら、

振り分けて整理してみよう。

 さあ、わくわくの芭蕉句碑二基。

出合いの瞬間!

 ここは、聖眼寺。

 この聖眼寺に、芭蕉が立ち寄る。

その時に詠んだ句、

<松葉を焚て 手拭あふる

    寒さ哉>

の句碑が2基も。


 

 1754年芭蕉50年忌に

建てられた句碑を、「古碑松葉塚」

と呼び、

 1769年建てられた句碑を、

「再建松葉塚」と呼んでいる。

 この2基の松葉塚が境内に並んで

建てられ、山門横に古碑松葉塚を

案内する古標石が建っている。


 

 この3基は資料的にも貴重と考え

られ、豊橋市の史跡に指定されて

いる。

 句は、

「こを焼て 手拭あぶる

      寒さ哉」。

「ごを焚いて 

  手拭あぶる     

     寒さ哉」

 「ご」は三河方言で、

「枯れた松葉」のこと。

 焚き付けとして最良の燃料。

 なお、『如行子』には、

「ごを焚いて 

  手拭あぶる 

       氷哉」

とある。

 私の田舎では、焚き付けは

杉の葉。

 柴刈りと杉の葉取りは、

子どもの仕事だった。


お寺に本陣

2019-09-24 09:44:16 | 日記

お寺に本陣

令和元年9月24日

 秋分の日にも別れ、

台風17号でちょっと影が薄く

なったかな?

 これから日々昼間の時間が

短くなり、大切になってくる。

 今庭では、無花果が熟し

つつ・・・。

 今朝、収穫。

 蟻やヒヨドリより先に採り、

一両日置き、ヨーグルトや

牛乳、バナナ、熟したゴーヤ

と一緒にミキサーにかけ、

いただいている。

 ほんと、旬の物は美味しい!

 さあ、今朝は豊橋だ。

 聖眼寺参拝へ!

 聖(しよう)眼(げん)寺の開創は、

平安時代と伝えられるが、

詳細は不詳。

 1564年下地合戦で、徳川

家康が聖眼寺に本陣を置いて

いる。

 その後、現在地に移転して

いる。

 そして、今は、幼稚園かな?

 併設!

 見事な施設!

 そして、松葉塚探索。

 芭蕉の愛弟子・坪井杜国が

米の売買で詐欺罪に問われ、

渥美半島保美(愛知県田原市

保美町)に流刑になり、1687

年芭蕉は杜国の身を案じ、

渥美半島へ向う途次に聖眼寺に

立ち寄っている。

 その時に詠んだ句の碑が、

聖眼寺に2基あるという。

 このわくわく感は、たまらない!




耕月亭の冬景色

2019-09-23 09:15:52 | 日記

 

耕月亭の冬景色

令和元年 8月23日

 浜松市から新城(しんしろ)市へ。

 庚申寺参拝が目的。

 山門までの参道は、すっきり!

 隣の浄福寺を先に参拝。

 庚申寺は曹洞宗のお寺で、

ご本尊は、十一面観世音菩薩。

 石庭。

 芭蕉の句碑は三猿の傍に。

 芭蕉の句は、元禄4(1691)年、

芭蕉が江戸に下る途中に新城の

耕月亭での吟。

「京に飽て 此こからしや

       冬住居」

 耕月は、三河新城の菅沼織部家

に仕えた武士、

菅沼権右衛門。また長七。

 芭蕉は、元禄2年以来京都・湖南

の地方に滞在。

 此木枯しは、現実に吹いて

いる木枯。

 「此」に久し振りに聞く田園で

の木枯に対する賞美がある。

 耕月亭の冬景色を褒めた

挨拶句。

 木枯は「凩」の一字もある。

 凩や また空耳の 

       母を前

      石川 桂郎

 凩を 連れて帰るよ 

   ひとりの部屋

      菖蒲 あや

等侘しさ、寂しさがつい・・・。

 芭蕉の挨拶句は、流石。

田園に吹く木枯しの様に

賞美しているなあ!


月影や・・・!

2019-09-22 10:19:49 | 日記

月影や・・・!

 令和元年9月22日(日)

 台風17号が九州北部に接近中。

 曇りの予報が日射しが続く朝。

 さあ、今朝も浜松市へ。

 法林寺参拝!

 大永2(1522)年、慶譽愚文に

開創された浄土宗寺院。

 本堂手前右に青銅像

「せいし丸さま」。

せいし丸とは、法然上人の幼少名。

 幼き時から何かオーラがある

のだなあ!

 これが、お目当ての芭蕉句碑。

 芭蕉句碑の句は、

善光寺で詠んだ句。

「月影や 四門四宗も 

     たゞひとつ」

 月も彫られている。

 隣は、やはり稲荷神社。

 芭蕉とお稲荷様。

縁が深い!

清泉稲荷も参拝!

近くに、可愛い立像!

 芭蕉かな?

 衣装が違うかな?

月影なら 芭蕉に見えるかな?

 


そらで雨降る柳

2019-09-21 09:03:46 | 日記

そらで雨降る柳

令和元年9月21日

 今朝は寒くて、半袖の上に、

初秋用のカーディガンを羽織る。

 風が冷たい。

 今朝は、浜松の蓮華寺参拝!

 

  蓮華寺の外観からは、こちらが

寺という感じのしないたたずまい

の寺です。

 寺の入口に唯一寺だとわかる

表札が入った石の門柱。

個性的かな?

白い石楠花が見事に開花!

 芭蕉句碑と五升庵塚云々の碑が

ある。

 先ず五升庵碑。

 そして、芭蕉句碑。

 芭蕉の句は、

「八九間 そらて雨降る

       柳哉」

「八、九間もあるかと思われる

高みから、枝垂れ広がる柳

の春雨に煙っている情景で

ある。

 『雨降る』は、柳のみどりが

静かに垂れ下がっている状態の

形容で、降っているのか、

降っていないのかわからない

ような春雨の実感である。」