☆完成度が高いのは分かる。
しかし、ダメだった。
私の英語力と体内リズムに頗る合わない作品だった。
映画が悪いのではなく、私との根本的な相性の問題だろう。
かようなコメディ映画は、一瞬のうちに笑えてこそ、理解できると言えよう。
そういった意味で、私は、この作品を全く理解できなかった。
私は、こんなグレードの高い、ギャグ密度の濃いコメディを、隅々まで理解したかった。
が、考えて、「面白いな^^」とニヤリと笑ったときには、ギャグは2,3歩先に進んでいる始末だ。
私はまことに口惜しい^^;
◇ ◇
・・・人気下降気味の大スター、演技バカの演技派、お下劣コメディアンらが、リアルなベトナム戦争映画作りに終結した。
しかし、アクの強い俳優達故に、全然まとまりがない。
ならばと、彼らをモノホンの戦場に連れて行き、嫌がおうにも、作品にまとめようと目論むストーリーだ。
物語は、色んな形式のギャグに彩られている。
ボケやツッコミ、映像表現やパロディ、下ネタにお下劣、シュールにリズム・・・。
だが、私には、言葉の壁があり、それらを十分に理解できず、面白いなと思っても、果たして、それが本当に面白いのかも分からないで、物語はスピーディーに進む。
ギャグの形質が傾向化されていないので、鈍い私にはついていけないのだ。
ロバート・ダウニー・”アイアンマン”Jrは、演技バカの役者だが、彼の生真面目さの周囲のとのギャップなども、考えると延々と面白いのだが、私は、笑っていいのか悪いのか、心の衝動の中で判別がつけれなかった^^;
どんな複雑な情況も、瞬間に笑わせなくてはならないのが「お笑い」だと思う。
おそらく、映画が悪いのではない。
アメリカの映画館では、爆笑の渦だっただろう・・・。
・・・だから、私は、ジャック・ブラックのオナラギャグは、子供のようにすぐに理解し、素直に笑った。
でも、このオナラギャグは、お下劣ではあるけれど、間(ま)が実に見事なんだよね。
おそらく、全てのギャグが、計算された洗練さに裏打ちされているんだよ。
確かに、私は今、どうやらインフルエンザで、体調が思わしくなかったのだが、この映画にノレなかったのは、純粋に私の感性の鈍さのような気がする。
◇ ◇
映画の薀蓄も多く語られている。
バカ役についての考察は面白かった^^
コッポラの『地獄の黙示録』のパロディは、ベン・スティラー演じる元大スターが、密林の組織に溶け込み、「闇の奥」で顔を洗っているシーンからして言うに及ばず、アルトマンの『プレイヤー』なんかからもパロっていた。
◇ ◇
・・・作品中、妙にカリスマ性のある人物がいるなあと思っていたら、それが、エンドクレジットでトム・クルーズと分かり、私はかなりの衝撃を受けた。
トム・クルーズは、『大いなる陰謀』と言い、かような純真かつ倣岸不遜な役をやらせると、とても活きる。
◇ ◇
なお、作品中に、主役ら一行は、ジャングルの中の遺跡に辿り着くが、その中の遺跡に、カンボジアはアンコール遺跡で有名な「仏顔」があった。
作品の舞台となったベトナムにもラオスにもアンコール遺跡はあるが、「仏顔」のある遺跡はカンボジア領内(アンコール・トムが有名)にしかないので、一言いっておきまする^^;
(2008/11/26)
しかし、ダメだった。
私の英語力と体内リズムに頗る合わない作品だった。
映画が悪いのではなく、私との根本的な相性の問題だろう。
かようなコメディ映画は、一瞬のうちに笑えてこそ、理解できると言えよう。
そういった意味で、私は、この作品を全く理解できなかった。
私は、こんなグレードの高い、ギャグ密度の濃いコメディを、隅々まで理解したかった。
が、考えて、「面白いな^^」とニヤリと笑ったときには、ギャグは2,3歩先に進んでいる始末だ。
私はまことに口惜しい^^;
◇ ◇
・・・人気下降気味の大スター、演技バカの演技派、お下劣コメディアンらが、リアルなベトナム戦争映画作りに終結した。
しかし、アクの強い俳優達故に、全然まとまりがない。
ならばと、彼らをモノホンの戦場に連れて行き、嫌がおうにも、作品にまとめようと目論むストーリーだ。
物語は、色んな形式のギャグに彩られている。
ボケやツッコミ、映像表現やパロディ、下ネタにお下劣、シュールにリズム・・・。
だが、私には、言葉の壁があり、それらを十分に理解できず、面白いなと思っても、果たして、それが本当に面白いのかも分からないで、物語はスピーディーに進む。
ギャグの形質が傾向化されていないので、鈍い私にはついていけないのだ。
ロバート・ダウニー・”アイアンマン”Jrは、演技バカの役者だが、彼の生真面目さの周囲のとのギャップなども、考えると延々と面白いのだが、私は、笑っていいのか悪いのか、心の衝動の中で判別がつけれなかった^^;
どんな複雑な情況も、瞬間に笑わせなくてはならないのが「お笑い」だと思う。
おそらく、映画が悪いのではない。
アメリカの映画館では、爆笑の渦だっただろう・・・。
・・・だから、私は、ジャック・ブラックのオナラギャグは、子供のようにすぐに理解し、素直に笑った。
でも、このオナラギャグは、お下劣ではあるけれど、間(ま)が実に見事なんだよね。
おそらく、全てのギャグが、計算された洗練さに裏打ちされているんだよ。
確かに、私は今、どうやらインフルエンザで、体調が思わしくなかったのだが、この映画にノレなかったのは、純粋に私の感性の鈍さのような気がする。
◇ ◇
映画の薀蓄も多く語られている。
バカ役についての考察は面白かった^^
コッポラの『地獄の黙示録』のパロディは、ベン・スティラー演じる元大スターが、密林の組織に溶け込み、「闇の奥」で顔を洗っているシーンからして言うに及ばず、アルトマンの『プレイヤー』なんかからもパロっていた。
◇ ◇
・・・作品中、妙にカリスマ性のある人物がいるなあと思っていたら、それが、エンドクレジットでトム・クルーズと分かり、私はかなりの衝撃を受けた。
トム・クルーズは、『大いなる陰謀』と言い、かような純真かつ倣岸不遜な役をやらせると、とても活きる。
◇ ◇
なお、作品中に、主役ら一行は、ジャングルの中の遺跡に辿り着くが、その中の遺跡に、カンボジアはアンコール遺跡で有名な「仏顔」があった。
作品の舞台となったベトナムにもラオスにもアンコール遺跡はあるが、「仏顔」のある遺跡はカンボジア領内(アンコール・トムが有名)にしかないので、一言いっておきまする^^;
(2008/11/26)