『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[小説『サイボーグ009・完結編』と映画『009 RE:CYBORG』二観目]

2012-11-16 23:59:08 | 物語の感想
☆『サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR』を読み終えた。

 石ノ森章太郎が、膨大な構想ノートだけを残していた、未完の『009・完結編』を、息子の小野寺丈が十数年かけて完成させた作品。

 とは言え、小説としては、かなり稚拙な作品であった。

 よく言えば、明治時代の「小説」を読んでいるような気もする「とりあえずカタチに」的な、プロットを追いかけているような雰囲気が感じられた。

 しかし、その壮絶な、あまりにも壮絶な神々との戦いは、私たちの中の石ノ森萬画(マンガ)のイメージによって補完され、かなり迫真性を持っていた。

 戦って戦って戦い抜くのである。

 小野寺丈が、小説だからと堅苦しくせず、あくまでもマンガのノリで、マンガ的なリアル感で全編を貫いてくれたのは嬉しかった。

 最後に明かされる「この世界の秘密」は、今では使い古されているようでいて、そんなことはなく、私には実に斬新であった(清涼院流水の『カーニバル』シリーズに似てるかな)。

 この理屈ならば、「009」シリーズ全てに照らし合わせても、全く齟齬がない。

 ・・・そして、私は、あまりにも強大で膨大な神々に対し、最後の決断をするジョーと抱きあうフランソワーズの「最後の一言」に不覚にもホロッときてしまった。

 エピローグは短いけど、昭和の「009・第二期」のエンディング曲『いつの日か』を思い出しましたよ^^

     ≪サイボーグ009 Ending full いつの日か≫・・・クリック!

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カーニバル・デイ―新人類の記念日 (講談社ノベルス)
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   ◇

 で、ここのところ、思い出しては気になっていた映画『009 RE:CYBORG』を、残業を終えてから、もう一度 観に行った。

 そのアクションシーンを堪能したいのと、直接的には関係ないが、「009:完結編」とのテーマ的な関連を考えたいと思ったのだ。

 うん、明日からは『ヱヴァ:Q』で忙しくなるし。

 何故か、一回目には貰えなかった特典カードを貰いつつ、館内に入ると、お客さんがかなり入っていることに驚いた。

 しかも、女性が非常に多い。

 これは、島村ジョー目当てか?

 それとも、人気の声優さんでもいるのか?

 アクションシーン・・・、やはり、ジョーが加速装置を使うシーンはたまらないな。

   
     ・・・ミサイルを破壊するジョー

   
     ・・・核爆発から逃げまくるジョー

 「完結編」では、神は人類を淘汰する存在だったが、

 今回の映画では、違う解釈が為されているね。

 それから、一つ気付いたことです。

 あえてそうしてるんでしょうが、ジェロニモが、覚醒してないジョーを追いかけるシーンは、

 『幻魔大戦』で、ベガが、東丈を追いかけるシーンとクリソツですね。

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 しかし、やっぱ、フランソワーズには見惚れる。

 じっくり見てると、いい演技をしているんだよね^^

   

 胸の「扇」みたいなデザインは、模様じゃなくてレリーフなんだよ。

 で、よく見ると、そこには胸の谷間が垣間見られるんですよね^^

                                            (2012/11/16)
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[モロッコのおみやげ]

2012-11-16 23:58:14 | 海の向こうでの冒険
☆一ヶ月ほど前、とある同僚の出勤シフトを見たら、今シフトの後半がずっと休みになっていたので、

「もしかして、やめちゃうのかな」と思った。

 親しい人ではなかったのだが、あんまし口数の多い人物でもなく、話す人もいなくて、それで仕事を続けるのが嫌になっちゃったりしたのかな,と、なんか心配になって問うたら、「旅行に行くんですよ」と答えた。

「どこに?」と、私は、なんか興味を持ち聞くと、「トルコです」とのこと。

 しかし、その後、トルコは今、治安が悪いとのことで、行き先をモロッコに変えたそうだ。

 モロッコ・・・、私の行きたい海外リストに挙がったことのない国だが、そんな気軽に行けるのだと思うと、興味が湧いてきた。

 私の行ったことのないアフリカ大陸の一角である。

 映画『カサブランカ』や、カルーセル麻紀か、松田聖子の「♪マラケシュ 迷路の町」の歌詞ぐらいでしか知らない土地だ。

 だから、なんちゅうか、その彼の旅行にあやかりたくて、餞別を渡し、「石ころを拾ってきてくれ!」と言った。

 その彼が、今日、職場に復帰した。

 モロッコ全土を回り、サハラ砂漠に昇って沈む太陽を、ラクダに乗って眺めたりと、海外旅行を満喫したそうだ。

「なんか、危険な目に遭ったかい?」と聞いたら、

「ヴォルビリスの古代遺跡を写真に収めていたら、夢中になって回りに注意が向かなくて、足を側溝に嵌めてしまい、擦り傷を負いました。その時は、もう、自分は、この側溝から一生 足が抜けないのかと心配になりました・・・」

 私は、スリに遭ったとか、暴漢に襲われたとかの危険を想定していたので、その、日本の生活でもあり得るような危険が微笑ましかったし、「一生 足が抜けないのかと心配になりました」っちゅうのが気に入った^^

   
     ・・・ネットで拾った「ヴォルビリスの古代遺跡」の画像

 で、タイトル写真は、彼がおみやげにくれた大理石のラクダです。

 包んでいる新聞紙もアラビア語で、その伝わってくる異国情緒が嬉しい!

 また、下の写真の線で囲んだ部分には、自然にあった異なる石の接合部が見られ、味わい深い。

  
 
                                          (2012/11/16)
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