『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[三遊亭鬼丸師匠の「タロ人会 ~第48夜~」に行った(前篇)]

2012-11-09 23:57:52 | 物語の感想
☆三遊亭鬼丸師匠の「初ネタ披露の会・タロ人会」に行ってきましたよ^^

 「タロ人」とは、「名人」の「名」の字を二つに分解した洒落っ気としての落語会のネーミングです^^

 今回は、明日も仕事が早いので短めで、雰囲気説明の速報です。

 その前に、先ず、12/2の「花音寄席/三遊亭鬼丸独演会in入曽」ですが、今日、予約の電話をしたんですよ。

 そしたら、「SOLD OUT」でした。

 すっげえショックで、私は、予約の電話口で落胆の色を隠さなかったんですよ。

 そしたら、お姉さんが「キャンセル待ちの、連絡先を教えておいてくださいな^^」と言ってくれました。

 私が名前と電話番号を言うと、「では、キャンセルがあった場合は、順番で連絡しますので、順番で!」とお姉さん。

 キャンセル待ちが多いことを「順番で!」と2回繰り返して暗に知らせてくれました。

 うは、母親とA子さんと三人で行こうと思ったけど、私一人でもいいのでキャンセルが出ることをキボンヌ!

   ◇

 先ず、本日は、横田かおり嬢(かおりん)は来ていませんでした。

 ああ、遠目に、可愛い娘っ子を見られるのを期待していたのだが、残念!

 それから、今日は、「鬼丸子供の雨と雪」も来ていませんでした。

 この二人は、姉と弟と言う関係が、シングルファーザーの弟の、私にとっての姪と甥と重なって微笑ましいのだが、残念ながらいなかった・・・。

 私は、二人に手渡そうとお菓子を買っていたのだが、しょうがないので持って帰ってきた。

   

 しかし、鬼丸師匠の娘さんは、多分、私に会いたかったかも知れない。

 留守番の家で泣いているかも知れない。

 が、「ロミオとジュリエット」の如く、私と鬼娘(おにこ)ちゃんは引き裂かれる運命なの、か・・・。

   ◇

 ・・・で、話は変わるが、私、後ろのほうに座っていたのだが、

 なかなか魅力的な二人の女性(ハーフ風&短髪娘)が、私の席の前に座りまして、私は「なんか見たことあるような・・・、ラジオ関係かな」などと思いつつ、たまにチラ見してました。

 二人は、「コロコロ」とよく笑っていましたよ^^

 私は、二人が結婚指輪をしてないトコまでは確認しておきました^^;

   ◇

 ゲストは、桂春蝶さんで、私はその方を知らなかったのだが、高座に上がってから話し始めて、「ああ、鶴瓶師匠事件の、チョウシュンさんか!」と合点がいった。

 なお、私は毎日ラジオで聴いて親近感を持っている鬼丸師匠には「師匠」とつけますが、他の落語家の方は「さん」付けで勘弁させてもらっています^^

   [ますます面白い『GOGOMONZ』!!(3 鬼vs鶴)](クリック!)

 一席のまくらでの桂春蝶さんの「鶴瓶師匠事件」の語りは、私の書いたものとかなり事実関係が異なり、それについては「後編」に書きます^^

 桂春蝶さんは、鬼丸師匠のかなり先輩らしかった。

 で、話の展開上、春蝶さんは、親しみを込めて鬼丸師匠を「あいつ」と呼んだのですが、私、一瞬だけ、「ピクン!」ときましたよ。

   ◇

 さて、会が終わり、私は、東京の奥から来ているので、早く帰ろうと、素早く会場を後にしかけました。

 しかし、その時、楽屋からでしょうか、鬼丸師匠が走ってきたのです。

 お客さんに挨拶するのでしょう。

 私は、かなり、ビビりました。

 そして、お互いに頭を下げつつ、私と目が合ったのです。

 鬼丸師匠は、円らな黒目がちの可愛い目をしている。

 その目が、私を見て、「こいつ、どっかで見たことある顔だな?」と語っていました。

 私は、笑いつかれて呆けた表情だったのですが、必死で、「今日は楽しかったです」的な笑顔を浮かべました。

 まあ、私の顔はよくあるタイプの顔なんで、誰か知っている人と間違えたのでしょう^^

   ◇

 ・・・さて、肝心の会の内容は、ちゃんと「後編」で書きますからね^^v

                                        (2012/11/09)
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[一昨日・昨日の「GOGOMONZ」投稿(5)]

2012-11-07 22:26:57 | GOGOMONZ(ゴゴモンズ)

☆うわ! しくじった!

 一昨日・昨日と二日連続で、私の投稿が<FM・NACK5>の番組「GOGOMONZ」で、三遊亭鬼丸師匠に読まれ、あと、今日と明日も読まれれば、夢の<採用スーパーグランドスラム>だったのに、今日は、おそらく読まれないだろう・・・(録音は、今 聴いてる。私は生で番組を聴けるのは火曜日だけなのです)。

 何故なら、投稿テーマを履き違えてしまったからだ。

 今日のテーマは、

 ≪人生のフラつきシリーズ。
  『おっと、いけない! このシミュレーション』〈笑いの方向でお願いします。〉≫


 でした。

 最近、テーマが難しくなってきているも、頑張って投稿した。

 すると、他のリスナーからの投稿が、全て、「妄想→夢散(むざん)オチ」だったのだ。

 うは! 妄想で良かったのなら、私、「妄想王」なので、縦横無尽に書けたのにぃ・・・。

 私、鬼丸師匠の相棒の横田かおり(かおりん)嬢との交際のシミュレーション(妄想)を書いてみるかな、と思っていたのだが、それは「かおりん駄目オチ」になりそうだったのでやめたのでした^^;

 最近、日によって、鬼丸師匠が思い出したようにカオリンをいじめるので、私、胸が苦しくなるんだよなぁ・・・、これって・・・(以下ry

 そもそも、私は、「GOGOMONZ」のテーマの履き違えをよくしてしまうんだわ。

 先週も、テーマ『報告します! 私の汚いところ!』というテーマに、ウンコや毛穴の角栓ネタを送ったら、

 他のリスナーが「自分の汚いやり口」について投稿していたので、

 私は、ウンコや角栓ネタを送った自分が凄まじく恥ずかしくなりました・・・^^;

 では、本日、私が送ったネタです。

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ~ン!
  私の「おっと、いけない!このシミュレーション」です。
  実は私、大学時代に教職を受講しておりました。
  が、真摯に考え、素直な気持ちで自分と向き合い、
  女子高生への対応を数千パターンほどシミュレーションした結果、
  断念するのが得策という結論に達しました。
  私は、あらゆるパターンを考え、自分を律し、
  教育実習なども(若い女の子のいないと思われる)高校夜間部で行いました。
  でも、二部の女子高生も普通に可愛かった。
  男子校で教職につくって手もありましたが、シミュレーションの結果、
  「ストップ!ひばりくん!」みたいな男子高校生がいたら誘惑に耐えられないと思いましたし、
  そもそも、高校時代、モテナイ学園一号生筆頭だった私は、
  高校にかかわる、例えば女教師なども大好きで、
  真摯に自分に向き合い、シミュレーションした結果、ヤバイと判断し、教職を断念しました。
                       以上!  ≫


 まあまあ面白いんだけど、きっと、番組が求めているものではないんだよね・・・。

 ・・・しかし、みんな、卑怯だよ、エロ妄想爆発させているんだもん。

 あー、悔しい!

 私、週をまたいだ二日連続はあるけど、同じ週の二日連続は初めてで、月から木曜日四日連続の<採用スーパーグランドスラム>の最大のチャンスだったのにぃ!!!

   ◇

 では、月曜日と火曜日に採用された投稿を載っけておきますね^^

   (月曜日)

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ~ン!
  私の「ああ、無理しなければ良かった!と思ったとき」です。
  高校のとき(25年ぐらい前)、
   好きな女の子に「昨夜の『金曜日の妻たちへ』見た?」と話し掛けられました。
  私は、金曜の夜10時は「必殺」シリーズ視聴で固定されていたのですが、
   好きな女の子から話し掛けられたので、つい、「見たよ」と答えてしまい、
  それから延々30分くらい、その子と、「金妻」談義に華を咲かせる苦行とあいなりました。
  そもそも、私は、「金妻」なんか、これっぽっちも知りません。
  でも、なんとか話が成立したのが不思議で、
  私は、関所で止められて、白紙の経文を読んで僧侶の振りをした弁慶の気分でした。
  しかし、最後の最後で、具体的な答えを求められた私は、何も答えられなくなり、会話が終了してしまいました。
  当然、その後、その子との関係に進展はなく、・・・ションボリ。
                          以上! ≫


 ・・・この日は、もう読まれないかなと思った午後4時ちょい前、不意に読まれて嬉しかった^^

 四時からのニュース直前だったので、やや早口で読まれたのですが、「(弁慶の)例えが分かりにくいな!^^」との鬼丸師匠のツッコミが嬉しかった。

 カオリンは「これって、『話に華を咲かせる』って言っても、きっと、話を聞いてただけなんだよね・・・」って、クールなご意見^^

 時間が押していた中で、鬼丸師匠は投稿の解題(固い言い方だなぁ^^;)を時間いっぱい語ってくれました。

 私が、少ない落語(家)鑑賞経験で言うのだが、落語家ってのは、時間に対して非常に敏感な人種だと思う。

 与えられた時間に対しての、自分がどれだけ話せるかを身体で把握しているようなのだ。

 寄席でも、自分に与えられた時間に入りきらない噺は、絶妙の省略をしているようだ。

 これは笑い話だが、三遊亭圓歌師匠は、長編『中沢家の人々(完全版一時間強)』を4分でやったこともあるそうだ^^

 「GOGOMONZ」も、毎日のように聴いていると、今日など、「ああ、この話は、本当は前のパートに話すつもりだったのだろうけど、臨時ニュース(米大統領選)で押したので、入れ替えられたのだろうな」などと分かるのだ。

 その数秒単位の時間の差異への対応が、鬼丸師匠 すげえな、と思わせられるのだ。

   (火曜日)

 ≪鬼丸師匠、カオリン、グッドアフタヌ~ン!
  私の、『孤独は楽しい?楽しくない?孤独で学んだことは何かしら?』です。
  このような「悟り」に至った経緯は語りませんが、はい、孤独は楽しいです。
  例えば、食事はみんなと食べるほうが楽しいなんて、嘘、嘘、嘘ですよ~。
  「一人焼肉」のうまいことうまいこと^^
  想像してみてください。
  一週間の仕事を終えて、身体も心もヘトヘトな中で、個人経営の焼肉屋さんに入ります。
  安普請のテーブルは、誰にもわずらわされたくない、自分だけの孤独ワンダーランド!
  生ビールと…、特上とは言わずとも、上カルビと牛タンそれぞれ一人前、
   そして、今はメニューにないけど、レバ刺しを一人前。
  焼肉って、二人前とか頼むと1.8人前が一皿に盛られたりしちゃうそうですよね。
  孤独ならば、一人前ならば、そんな損は無し!
  ゆっくりと一枚づつ、好みの加減で焼いて、ゆっくりと味わい噛み締めて、食べる。
  口中に残るカルビの脂身のジューシーさを、ビールでゴクリと中和させる。
  レモンをチュチュッと搾った牛タンの弾力も心地よい。
  塩をたっぷり入れたゴマ油にレバ刺しをトップリと浸して口に運び、濃厚さを味わい楽しみ、
   ビールでゴキュゴキュと腹に流し込む。
  とどめにはカルビクッパで身体を温かく満たす。
  どんな相手と食事しても、どうしても、相手への気遣いで、
   本来の美味しさの数パーセントが減じてしまうものです。
  孤独ならば、一人ならば、食材を120パーセント楽しめます。
  ・・・ああ、でも、この美味しさを共有できる相手がいるってのも、幸せなんじゃないか・・・。
  ほろ酔いで、少し感傷的になります。
  あれっ、なんか、目から、ハラハラと水がこぼれてきたよ。
  カルビクッパのスープが、更にしょっぱくなっちゃうよ・・・。
                          以上! ≫


 読み終えて開口一番、鬼丸師匠が「(孤独は楽しいと言ってたのに)流されてんじゃねーよ!!^^」とツッコミを入れてくれた。

 やっぱ、ツッコミが入ると嬉しいや^^

 そして、「一人焼肉」の愉しさについて共感を語ってくれた。

 カオリンは、「(孤独は楽しいと言ってたのに)シミュレーションしてたら、悲しくなってきちゃったんだね・・・」とクールなご意見。

 で、この時のカオリンの発した「シミュレーション」という言葉が、番組終了時に発表する翌日のメインテーマに活かされたんではないだろうか、とシミュレーションしてみると楽しいぞよ^^

   ◇

 ・・・さて、明日の投稿を考えるとしよう。

                                         (2012/11/07)

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[与党民主党考・125 「ポールシフト」]

2012-11-06 21:50:56 | 保守の一考
☆先ず、最近の政治について断じておく。

 民主党一番ダメ!

 橋下弁護士たちダメ!

 石原慎太郎たち、申し訳ないがダメ!

 <たちあがれ日本>、あんたらなんか出来ましたかァ? ダメ!

 みんなの党、ダメ!

 小沢や、名古屋の人たち、・・・ダメ!

 ・・・かろうじて、自民党が何とかできるかな、だ。

   ◇

 う~む、民主党、気持ち悪いことを言い始めたね。

   ≪民主党が傾く「凡庸」路線 中道を名乗る彼らは何をしようとしているか
                           (2012/11/04 15:25)≫(クリック!)


 <◆タカ派VS中道
 どうやら、「近いうち」に行われる次期衆院選の主要な対立軸は「タカ派VS中道リベラル」だと強調したいらしい。このところ、政府・民主党の幹部らが盛んにそう喧伝(けんでん)している。
 タカ派のレッテルを貼ろうとする対象は、主に自民党の安倍晋三総裁と新党を結成する石原慎太郎前東京都知事、日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の3人だ。
 「私は民主党を中道リベラルから穏健な保守ぐらいの幅で規定している。石原さん、安倍さん、橋下さんはかなり右というか外交も強硬路線だ。今度の選挙で一つの重要なポイントだ」
 岡田克也副総理は10月30日の記者会見でこう語った。これに先立ち、民主党の細野豪志政調会長も名古屋市での講演で同様の指摘を行っている。
 「3人は極めてタカ派的な言動をしてきた。戦後日本の平和主義、専守防衛という考え方は間違っていない。世論がタカ派の方向に流れるかもしれないが、民主党は真ん中にどっしり立つ」
 また、安住淳幹事長代行も26日の記者会見で「われわれは民主中道路線と前から言ってきた」と主張し、野田佳彦首相も29日の所信表明演説で「『極論』の先に、真の解決はない。明日への責任を果たす道は、中庸を旨とする」と訴えている。キーワードは「中道」「中庸」というところか。
 とはいえ、政治の大方針や政策を決める上で、異なる意見・見方を足して2で割るような「中道」に意味や合理性はあるだろうか。
 ここにきて民主党が中道リベラル路線を明確にしたのは、次期衆院選を前にもともと左派色の濃い自治労、日教組などの支持団体を固める意図があったとみられる。<後略>(政治部編集委員・阿比留瑠比)>


 こちらも、同じく阿比留瑠比記者の書いたブログ記事。

   ≪民主党政権が唱える「中道」路線とは何なのか (2012/11/02)≫(クリック!)

 腹が立つわな。

 自分達こそが「保守派だ!」と言い始めたんだぜ、言うに事欠いて!!

 言葉遊び以外の何ものでもない。

 私は、以下のエントリーで、保守中道・中庸とは何かのイメージを「メーター」で表現して描いている。

 これは、ほぼ確実、後十年は揺るがない政治のデザインである。

 どうぞ、見て、読んで欲しい。

   ≪[日本復活最前線・10 「保守の宿命 2」 (教育再生機構・講演会in高崎)]
                              (2012/10/05)≫

 民主党に限らず、左翼と言うのは、ホント、言葉を汚すんだよ、「平和」「自由」「平等」「権利」などなど、全て左翼が使い出すと途端に胡散臭い言葉になる・・・。

 「中道・中庸」と言うのは、決定許容範囲の中心に意味なく在るだけのことではない。

 「正義」を中心に据えておく「勇気」のことを言うんだよ!

 それは、グダグダ民主党の手に余る概念だ。

 そして、「正しさ」ってのは、人間の対立軸や、その是非の人数分布とは別個の次元に存在するものだ。

 身の程知らずにも自分らに、「中道の軸」を引き寄せようたぁ、とんだ「ポールシフト」「思想インフレーション」である。

 民主党は、言葉を愚弄しないで頂きたい。

                                           (2012/11/06)
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[映画『北のカナリアたち』を観た(寸評)]

2012-11-05 05:39:09 | 物語の感想

☆時間がないので、寸評ですまん。

 ・・・予告編を見て、田舎の純朴な6人の子供たちが歌う姿が印象的で、吉永小百合演じる主人公が、北海道の大自然の中でなにやら悩む姿が、テーマミュージックのバイオリンの音色と重ねられていたので、なんとも格調高い物語が展開しそうだな、などと考えてもいたが、

 原作が湊かなえと知り、「ああ」と思いつつ見たら、案の定、「俗」な物語であった^^;

 しかし、ミステリーとしては、それがなかなか良かった。

 あまりにも、苦悩密度が濃すぎて辟易もするのだが(特に、作中現在の、とある教え子と再会した元教師の主人公、と言うシーンに、その成長した教え子の浮気相手の妻が乗り込んできたところなど…)、登場人物のそれぞれが「良心の呵責」に苛まれた20年があり、それが明らかになっていく展開は、『藪の中』を見るようだった。

 何よりも、恐ろしいのが、吉永小百合のアンチエイジング振りである。

 この人、『母べぇ』の時も思ったんだけど、「美魔女」とは異なり、でも、なんか、70歳を前にして、作中現在で定年退職の年齢を演じ、更には、それから20年も遡り、仲村トオル演じる男と、秘された逢瀬を重ねると言う展開を、見る者に違和感を感じさせず、あくまでも自然に、なんとも可愛く演じている。

 そのキスシーンなんかには、見ているこちらもグッとくるものがあるのだ。

 なんなんだ、この女は!^^;

 だって、しまいには、作中現在で、20代後半に成長した子供たちと一緒に画面に収まると、下手すると、もしかして、みんな、同年代? などとも思わせてくれるんだぜ。

 果たして、吉永小百合は、何歳まで恋を演じられるのか・・・。

                                            (2012/11/05)

コメント (4)
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[「三遊亭圓歌&鬼丸 親子会」に行く(その4) ]

2012-11-03 23:10:43 | 物語の感想
☆さて、鬼丸師匠の一席「お見立て」だが、

 私、その本題に入る前のまくらの部分に、ちょいと苦言と言うか、マイナスポイントの指摘をしたい。

 鬼丸師匠の師匠は、今回の「親子会」でトリに登場する三遊亭圓歌師匠で、その弟子たちはすべからく「歌」の一文字を名前に含んでいる。

 しかし、「鬼丸」である。

 名前に「歌」の一文字がない^^;

 その名に至るまでには、色んな逸話があり、それは鬼丸師匠の高座を聴きにいけば、その話を数回目かには聞けると思うが、ここでは書かない。

 で、鬼丸師匠が真打となり、「鬼丸」名を決めてからと言うもの、圓歌師匠がことあるごとに難癖つけてくるのだそうだ。

「お前の名前には『歌』がついてないから、俺の弟子でもなんでもねぇ」などと、わりとグチグチと言い募ってくるのだそうだ。

 鬼丸師匠は、「うへ、まただよ・・・」と心の中で思いつつ、顔には笑顔を浮かべ、頭を下げつつやり過ごすのだそうだ。

 ちなみに、落語界の弟子と言うものは、師匠を呼ぶのに「○○師匠」などと、敬称に名前を付けることなどはないとのこと。

 「圓歌師匠」などと呼ぼうものなら、「ならば、お前にとっての師匠は、他にもいるのかっ? インカ師匠も、アステカ師匠もいるのかよ!」と言う理屈らしい。

 話を戻す。

 だが、いつもの如く、鬼丸師匠が圓歌師匠から、名前に「歌」の一文字がないことについてクドクドと説教されていたある日のこと、

 兄弟子の三遊亭歌橘さんが「しかしながら、お言葉ですが、師匠!」と、弟弟子・鬼丸をかばう発言をし始めたのだそうだ。

 ちなみに、三遊亭歌橘さんとのエピソードは、鬼丸師匠、よく「GOGOMONZ」でも語っていまして、いつも爆笑させられています。

 それから、もひとつちなみに、私は鬼丸師匠を、私が勝手にラジオでいつも聴いていて親近感を感じているので「師匠」と呼んでいますが、その兄弟子にあたる歌橘さんのことはよく知らないので「さん」付けで勘弁させていただきます。

 なお、歌橘さんの顔を、ネット検索で見たら、何故か、大爆笑してしまいました^^

 話を戻します。

 自分をかばってくれる兄弟子・歌橘の横顔を見て、鬼丸師匠は感動していた。

「さすがは、兄弟子! 弟弟子の苦境を助けてくれるのだな!^^」

 歌橘さんは淡々と話し続けます。

「しかしながら、お言葉ですが、師匠! ・・・この間、テレビ出演した時、楽屋のドアに私の名前が張り出されていたんですけど、その私の<歌橘>の名前を見て、局の上層の関係者の方が訪ねてきてくれたんですよ。『あなた、お名前に「歌」の一文字が付いているけど、圓歌さんのお弟子さんかい?』って!^^ 私など、まだまだの芸人ですが、師匠から頂いた「歌」の一文字で、芸に目の肥えた方からも声を掛けて貰えて、とても嬉しいんですよ^^」

 ・・・、・・・えっ?

 ・・・えーっ!? 歌橘兄さん・・・、「しかしながら」でも、「お言葉ですが」でも、・・・なんでもないじゃないすか!!

 全然、かばってくれていない!^^;

 鬼丸師匠は唖然とするのでした・・・。

 で、この(↑)歌橘さんの「鬼丸追い込みエピソード」が、私は大好きで、ラジオでも都合二回聞いていたのですが、そのたびに笑わせられたものだった^^

 だから、今回の鬼丸師匠、一席の前のまくらで、このエピソードを話し始めたとき、私は「待ってましたぁ!!」と喜んだ。

 ・・・だが、この時、鬼丸師匠の「歌橘さんによる、鬼丸追い込みエピソード」のオチだが、チョイ滑ってしまった。

 爆笑できる話なのに、クスクス笑いで終わってしまったのだ。

 私も、いつもの爆笑ルーチンと何かが違うと思った。

 大成功に終わったと思われる「親子会」、しかし、私は、ここにおいての「滑り」が気になった。

 気になったから、考え続けた。

 雲泥の差はあれど、エンターテイナー視線で、この状況を考えてみようと思った。

 すると、その答えが出た。

 おそらく、少なくとも、「GOGOMONZ」番組内で、この話を2回も話していたし、

 鬼丸師匠も、この話を気に入り、寄席で話しても好評を博していたのだと思う。

 だが、今回、爆笑に至らなかった。

 何故か?

 鬼丸師匠は、この、「歌橘さんによる、鬼丸追い込みエピソード」が、まだまだ改良の余地のある、工夫によっては、もっともっと爆笑を得られる小話になり得ると考えたのだと思う。

 故に、今回、ちょっとアレンジを変えてみたのかも知れない。

 アレンジとは、間(ま)の取り具合や、語彙の変換、言い回しを変えたり、音域を上下広狭させたりすることにある。

 例えば、間(ま)の取り方などは、0.01秒単位の違いで、爆笑か沈黙かと言う境界を生んでいると思う。

 「(笑いの)神」の領域である。

 それが、「計算」によって為されるのか、「感性」によって為されるのか、そこまでは、私、まだ鬼丸師匠を知らない。

 その、両方なのだと思う。

 そして、この人、まだまだ若いが、とびきりに面白い人物であることは分かる。

 だが、今回の、「歌橘さんによる、鬼丸追い込みエピソード」のヴァージョンアップは、成功とは言い難い。

 しかし、鬼丸師匠が、現状に安穏とすることなく、日々、ストイックに芸に磨きをかけ続けているのは、よーく分かった。

 ・・・鬼丸師匠の一席が終わり、中入りとなった。

 私は、A子さんの顔をグイッと覗き込みながら問うた。

「鬼丸師匠、面白いべ?^^」

 すると、A子さん、素直な顔で「うんッ!^^」と言った。

「落語って、凄いべ?」

「うん!^^ ただ、まわりの笑い声で、聞き取りにくいときがあるのが悔しかったよぅ」

 ・・・続いて、「(笑いの)神の領域」をいとも簡単に引きつける能力を会得している男・三遊亭圓歌が登場した・・・。

   

                                          (2012/11/03)
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[映画『のぼうの城』を観た(寸評)]

2012-11-03 01:13:26 | 物語の感想

☆秀吉の小田原征伐の時代、北条方についていた支城が一つ、成田家の忍城は、石田三成率いる二万の軍勢を前にして、降伏か戦うかの決断を迫られる。

 領民から「でくのぼう」の「のぼう様」と慕われていた成田長親は、暫定的に当主となり、500人の兵での、勝ち目のない戦いをはじめるのだった。

 狂言師・野村萬斎演じる成田長親は、子供や農民と戯れて日がな一日を過ごすような飄々とした人物、その大きな生きるテーマみたいなものも見えないのだが、それは、もしかして、こちら(私ね)の許容範囲を超えた人物として描かれているからかも知れない。

 ただ、その妙な魅力は、こちらの興味を惹きつけ続ける。

 対する石田三成(上地雄輔)だが、大谷吉継(山田孝之)が好意的に言うとおり、「わっぱ(子供)のような正義を振りかざす」、義を重んじるなかなかの好人物として描かれている。

 が、この石田三成も、成田長親とは違った意味で、ずいぶんと簡単に「城の水攻め」を決めたり、長親の、挑発の意味の田楽踊りに対し、射殺を命じたりと、いまいち、キャラクターの整合性に欠ける時もあった(そもそも、歴史上の人物は往々にしてつじつまの合わないことをするものだが)。

 しかし、最近の邦画は、CG技術の普及により、作品の予算の大小は問われず、戦場となる忍城近辺を、リアルな大スペクタクル映像で見せてくれる。

 主に特撮のほうを担当しただろう、ダブル監督が一人・樋口真嗣の力が大きいように思えて、

 忍城の家臣らや領民たちの人物抽出を見事に成し遂げ、忍城側の人々の中規模な集団のスケールを見事に描いた犬童一心監督の手腕もなかなかだ。

 ただ、「豪快過ぎる<水攻め>」の映像に、<3・11の津波>を思い出しちゃう人もいるかも知れないな。

 私は、最近、<3・11>について書いていないが、私にとっての<3・11>は、最終的に原発問題となっており、いまだに、ただの一人の死者も出していない福島原発の放射能を騒ぎ立てる人々に呆れているからだけだ。

 そして、そんな苦難の中、成田長親のような笑いを愛する生き方こそが、人々が幸せを掴む一つの最重要な答えだと考えている。

 悲観的になったってしょうがない、笑って戦いましょうよ、って!

 故に、このブログ、最近、笑いを重視している。

   
          いい感じのメンバーたち^^

 成田長親の、最後の、姫(宮崎あおいと双璧に可愛い榮倉奈々)に関しての決断は、その表情を含めて、物語に大きな余韻を残す・・・。

                                          (2012/11/03)

コメント (2)
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[映画『リンカーン/秘密の書』を観た(寸評)]

2012-11-01 23:59:22 | 物語の感想
☆この映画は、あまりにも予告編を見過ぎて、それだけでおなか一杯になっていたのだが、

 今日公開作品で一番に見たかった「パラノーマル・アクティビティ4」は、高3の姪っ子と見に行く約束になっていたので、まあ、『リンカーン/秘密の書』は大作アクションでもあるし、そこそこ楽しめるだろうと思い、赴いた。

 黒人奴隷解放で有名なリンカーン大統領が、その政治活動の陰で、ヴァンパイア・ハンターの顔を持ち、もう一つの解放運動を行なっていたと言う物語。

 で、上のごとくニ行で説明しただけで、なんとなくみんなも話の予想がついてしまうかも知れないが、

 しかし、いざ見てみると、物語の展開も素直なひねりが利いているし、非常にテンポも良く、結構面白い。

 リンカーンのヴァンパイア討伐を、うまく史実に絡めていたと思う。

 アクションも、特に、馬の群れが爆走する中での、親の敵の吸血鬼と縦横無尽に対決していく様は斬新であった。

 もう、その序盤から思っていたのだが、これって、もう、今年 誕生25周年を迎えた「ジョジョの奇妙な冒険」を実写で見ているみたいな面白さがあった(特に第一部と第二部辺りね)。

 ツェペリさん的役割もいれば、スモーキーもいるし、スピードワゴン的な人物の名は「スピード」だ^^

 ティム・バートンが製作だそうだが、若きリンカーンを導いていたヘンリーの悲劇の過去や、敵の巣窟<晩餐会>のシーンなど、いかにもティム好みのシチュエーションで、ティム・バートンが監督ならば、どう撮るんだろうなぁ、などと想像しても楽しかった。

 監督は『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフだそうで、序盤の、リンカーンがヘンリーに斧でボコボコにされる姿などは容赦なくて、『ウォンテッド』の主人公の苦難を思い出した^^;

 敵のリーダーの不気味な魅力も良かったが、私は、そのリーダーとつるんでいる女ヴァンパイアの儚さを含んだ色っぽさが良かったなぁ^^v

                                           (2012/11/01)
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