雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ラスト・クリスマス。

2009-12-05 17:47:54 | music
カイロプラクティックの帰りはとても冷たい雨になりました。例によってバスに揺られていたのですが、バスのドアが開くたびに冷気が吹き込んでくる感じでした。自分ではあまり自覚していなかったのですが、首と肩の状態が今週はあまりよくなかったらしく、助手さんに筋弛緩操作をしてもらっている間も目から火花が出そうに痛かったのでした。で、先生に交代していただいて鬼のようなストレッチになるわけですが、自分が想像していた以上に痛くて、やっぱり普段やりなれない仕事を一生懸命してしまったのが敗因だとしみじみ思いました。最後に骨の矯正をするわけですが、肩甲骨周辺の矯正でほとんど泣きそうになりました。普段は、あまり肩甲骨周りの矯正ってやらないのですが、たまに症状が重いと骨を揺らす感じの矯正をしていただきます。「寒くなりましたからねー、筋肉が縮こまってますよー」と先生のお言葉。あとはPCにかじりついていると姿勢も悪くなるのだそうで、そういう時は上を向いてみてくださいとのこと。上を向くと、前のめりになっている重心が元に戻るのだそうです。

で、自宅の最寄り駅に着いた頃にはすっかり冬の気配になっておりました。スーパーに寄ってきたのですが、BGMにワム!の「ラスト・クリスマス」がリピートでガンガン流れていて、かなり懐かしい記憶がよみがえってきました。この季節になると、山下達郎センセイの「クリスマス・イブ」とこの「ラスト・クリスマス」はどこに行っても耳にするので、ご高齢の方からお子ちゃままで日本国民で知らない人はいないだろうと思います。そもそも、これらの曲がクリスマスの定番になったのは、JR東海とか広告代理店の策略ではあります。世の中が、その後にバブル景気と呼ばれることになる時代、クリスマスに新幹線に乗って遠距離恋愛中の彼氏が彼女の元へ帰ってくるというCMのBGMとして使われたのが「クリスマス・イブ」だったりするのです。その彼女を、まだとっても若かった深津絵里や牧瀬里穂が演じていました。その頃、ワタクシたちの世代はシティホテルのレストランとかティファニーのオープンハートに浮かれていたわけです。あれからゆうに20年は過ぎてしまいました。音楽というのは、何であれ記憶を呼び戻してくれるツールだなぁと思いつつ、冷たい雨の中をとぼとぼと帰ってきたのでした。