ものの見方。

落ち込んでいたからといって仕事が自動的に片づくわけではありません。とにかく、目の前にある仕事を一つ一つ片づけていくことに集中しようとカイシャに行きました。今日の午前中は、ワタクシの周囲の皆さまがことごとくお休みで、忙しい上に全ての雑用をこなすことにになってしまいました。何で皆が休んでいるのにワタクシだけこんなにじたばたする羽目に陥っているのか自分でも全くの謎ですが、今日は偉い方々もお休みが多く、偉い方経由の雑用がほとんどなかったのは不幸中の幸いでした。お昼前に、お子ちゃまを病院に連れて行ってそのまま保育園に預けてきた同僚が到着。雑用はそちらにお任せして、昨日遅れたぶんを取り戻すべく、ワタクシとしては異例中の異例ではありますが、一心不乱に仕事に打ち込む体制になりました。午後はひたすら資料作りに没頭したおかげで、何とか今週中に予定していた作業は終了することができました。権利を主張する前に義務は果たしておいたほうが気楽ですよね。

で、ふと思ったのは、当然のことながら人がいないほうが仕事に集中できるということ。午後の雑用を全て引き受けてくれた同僚に感謝するのはもちろんですが、休みで人がいないということは、理由の如何を問わず、ワタクシの理想とする地下の資料室状態に近づいていたわけです。そう思うと、自分だけ休めないとか何とかのイライラもなくなるものなんですね。むしろ、人がいなかったおかげで仕事がはかどったわけですし。結局、ものの見方なんだよなぁと改めて思った次第にて。落ち込んだからといって仕事が消えてなくなるわけではないし、自分も休みたいと思っても休んでいる間に誰かが仕事を肩代わりしてくれるわけでもない。だったら今日は仕事がはかどってラッキーな1日だったと思ったほうが、人間、精神的にギスギスしないで生きていけるのかもしれません。我ながら全く単純な論理ですが、ここのところ、仕事に追い詰められてギスギスしていたのは事実なので、結構いいことに気づかせてもらった気がします。怒りに任せて休んでみたところで物事は進展しないし、結局おのれの首をさらに締め上げる結果にしかならないんですよね。今日は、ちょっとだけ楽に生きるこつをつかんだかもしれない1日になりました。