強面おぢさん。

今週は、日ごとに気温が下がっていくという天気予報でしたが、確かに昨日より今日、今日より明日のほうが寒くなるようです。世間では、豪腕与党幹事長のわがままで天皇陛下のお手を煩わせてしまうことになったらしい。昔から強面の人ではありましたが、陛下のお立場では政治的発言ができないのをいいことに、どうしてあんなわがままが通るのか不思議で仕方ない。選挙に勝ったとき、チルドレンの皆さま方に謙虚さを旨として活動するようにと言っておられたのは、一体どこの誰だったのかと口をあんぐり開けて一連の報道を見ておりました。こういう問題には、皇族方が口を挟むことがおできにならないから、宮内庁長官が身を賭して意見しているのではないでしょうか。それを「文句があるなら役人を辞めろ」などというのはいくら何でも暴言なんじゃないかと思う次第。前首相も一連の軽はずみな失言で生理的に受付けなくなったワタクシですが、政権与党の幹事長は今度のことでかなりイメージを下げたに違いない。

宮内庁の旧態依然の体質には何かと議論もあるところでしょうが、今回の騒動に関しては、宮内庁に非があるとは思えない。陛下は誠実に国事行為をこなされるに違いないだけに、陛下の年齢やご体調を勘案して作られたルールならば、それは何とか陛下のご負担を軽減する方向で宮内庁が動くのは至極当たり前のことかと。政府もいったんそれを了承しておきながら、党幹事長のごり押しに屈する形で前言を撤回したとのこと。自分たちが情けないとは思わないんですかねぇ。幹事長の本性がいよいよ現れた感は否めないところで、もともと全く期待はしていなかった現政府ですが、連立与党のおぢさん・オバサンに振り回され、身内の幹事長の言うことには逆らえず、しかも実母から毎月お小遣いを貰っていた現首相は、前首相以上にお坊ちゃまだったということなのでしょう。お小遣いといっても、庶民が簡単に稼げるような金額じゃないところが、さすがに4代続く政治家の家系たる所以なのでしょうか。こういう人々に「庶民のための政治」を標榜されても鼻白むだけなのは、貧乏人の僻みなんですかねぇ。