プリントアウト。

ワタクシは今事務所のデスク2つを占領して、監査対応資料を作成しております。書類の山を1つ2つと作っているうちに、たまたま空いていたデスクまで占領する羽目になってしまいました。ペーパーレスのために導入したはずのPCなのですが、細かいチェックはやっぱり画面ではしきれないので、結局紙にプリントアウトしてしまうわけです。チェックして修正してまたプリントアウトを繰り返しているうちに、どれが最新のものか分からなくなるという悲喜劇も起きてきます。最終的に提出するのは基本はデータにはなりますが、監査部門様から「事前資料は紙も寄越せ」というお達しが来ているので、データを送るからそっちでプリントアウトしてくれとも言えず…。本社の担当とは1時間に1回ぐらいは電話し、メールし、お互いいい加減に嫌になりそうですが、そこはお互い大人ゆえ、一応表面上は腰を低くしてお願いしたりされたりの繰り返しなのです。事業所の中でも、ワタクシの事業所はわりと早めに実査があるので、本社としてもあまり手ひどいミスをされては困るという魂胆もあるわけで。

ワタクシの事業所が、例えばとんでもないミスを指摘された場合、それ以降の事業所や本社各セクションはその部分を重点的に突かれるわけです。と、よけいなチェック箇所が増えてしまうことになるので、なるべくそれは避けたいのが人情というもの。逆に、最初のほうで実査された事業所のデータは、逐一、本社及び他の事業所に情報が流れていきます。今、必死こいて事前資料を作っているのは、年明け1週目に実査が入る本当にお気の毒な事業所と、2週目に実査のワタクシたちの事業所ぐらいかもしれません。一番お気の毒なところには1月6日には実査が入るので、お正月も何もあったものではなく、偉い方々の新年ご挨拶回りも実査終了後ということになるらしい。うちの事務所はとにかくご挨拶回りは何が何でも1週目に終えてもらうよう、偉い方々のスケジュールを調整中なのです。2週目の実査が終わるまでは、たとえ所長といえども、基本的には事務所に待機していただく方向で諸々のお仕事が進んでいきます。監査は、最終的には偉い方々に対する講評ということになるので、そこまでいくと下々はかえって気楽なんですけどね。ワタクシは、正味あと6日間は2つのデスクと電話とメールとメモの山の中に埋もれております。クリスマス当日までが勝負なのです。とほほ。