雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

バブリー(?)な世代。

2009-12-08 20:36:19 | …and so on
「最後のHoly Night」の話をブログにアップしたあと、そういえば杉山清貴のCDを持ってたはずだと思い、CDラックを引っ掻き回してようやく探し当てました。…とは言ってもすでに6年前のCDなのですが。それこそ、20年以上前のヒット曲のセルフカバーをしたものです。何ともいえず懐かしい曲ばかりなのですが、ゴスペラーズどころではなくベタベタに甘い曲が並んでいます。当時はワタクシも若かったので、どこかで白馬の王子様が現れるのを期待していたのかもしれません。そんなもの、現実に存在するわけがないと思い知るのはもう少し後の話ではあります。若気の至りというやつで、今考えるといわゆる「ドン引き」状態になるわけですが。おのれは全く恩恵に浴した記憶はないのですが、街はバブル景気に浮かれまくり、ブランド物のアクセサリーや香水が飛ぶように売れていた時期の話です。男子たるもの、彼女をフレンチやイタリアンレストランに連れて行くのは当たり前みたいになっていた、とんでもない時代ではありました。

新聞かネットで「バブル時代を過ごした40~50代前後のおぢさんが、今どきの若い女子にもてている」という記事を読んだことがあります。確かに、バブルがはじけたあとは不況に次ぐ不況を生きていく羽目になったわけで、30代以下の男子は自分の生活設計だけでも大変なのです。彼女のためのブランド品もフレンチもイタ飯もシティホテルも、二の次三の次になってしまうのは当然のことだと思われます。ところが、バブル期に遊んでいるワタクシたちの世代のおぢさんたちは、女子を喜ばせる術を知っているということらしい。良いか悪いかは別として、それなりに遊ぶことを経験していると、若い女子の目にはそれが余裕に映るということのようです。ワタクシなどは、周囲の同年代男子を見回して「本当かよ」と首をひねってしまうのですが。でも、よく考えるとワタクシの周囲にいるおぢさんたちは、ワタクシ同様、とてもバブルの恩恵に浴していたとは思えないので、記事で言うところのバブル期に遊んでいた人々にはカテゴライズされてないのでした。喜んでいいのかよくないのかは謎ですが。ベタベタ甘い杉山清貴を聴きながら、バブル期に遊んでいた同年代に会ってみたいものだと思ってしまうのでした。