雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ロング・グッドバイ。

2010-09-17 16:28:56 | books&magazine
昼過ぎに汐留から自宅に戻ってきました。昨日の雨は何だったのだろうと思うようないいお天気になり、個人的にはちょっと複雑な気もしております。ただ、2泊とはいえ久しぶりにのんびりできたのは、ワタクシにとっては一番のご褒美になりました。自宅でものんびりできるだろうと言われれば確かにそうなのですが、ホテルでボケーッとする雰囲気がやっぱり好きなんですよね。いろいろな事情により、ここ3~4年というもの全くそういう雰囲気に浸る余裕がなかったので、本当に久しぶりに心の洗濯(ちょっと大げさですが…)ができた気がします。こういうのって、何も形に残らないのでお金の使い方としてどうよ?という見方もあるとは思いますが、本とCD以外にはほとんど物欲のないワタクシは、これですっきりして「来週から、また仕事頑張ろう」と思えれば、それでOKなのではないかと思います。本当に仕事を頑張れるかどうかは、未だ永遠の謎のままですけどね。少なくとも、今の時点では頑張ろうと思っているということで。

本も村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読了し、石田衣良のI.W.G.PⅧ「非正規レジスタンス」を3/4、同じく石田衣良「リバース」を読了しました。「非正規レジスタンス」も一気読みしようと思えばできたのですが、あまりにももったいない読み方だったので、最後の一話だけ、後のお楽しみにとってあります。帰りに自宅近くの本屋をのぞいたら、村上春樹訳のレイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」がようやく文庫本で出ていました。文庫で1,100円は高いだろうと思いつつ、待ちくたびれかけていたところではあったので、即、買ってしまいました。旧訳の「長いお別れ」を読んだのが20年近く前で、筋も忘れてしまっているのですが、村上春樹とハードボイルド探偵フィリップ・マーロウの組み合わせが何とも奇妙で、早く文庫にならないかと待ちわびていたのです。今夜中にI.W.G.PⅧ「非正規レジスタンス」の残りを読み、明日、有楽町に髪を切りに行く電車の中で「ロング・グッドバイ」に取り掛かる予定です。今日は、これからカイロプラクティックに出かけます。リフレクソロジーでも言われた腰の不調、何とかならないか先生に相談してきます。