文庫本で600ページもある村上春樹訳「ロング・グッドバイ」を昨夜から読み始めて1/3ぐらい読み進みました。清水俊二訳の「長いお別れ」も読んだことは読んだのですが、20年も昔に読んだっきりなので、話の展開など全く忘れてしまっております。1/3ほど読んだにもかかわらず、まだ先の展開を全く思い出せません。「長いお別れ」を読んだ当時はまだ多少なりとも根性があったので、おそらく一気呵成に読み通してしまった結果、肝心の話の筋を全く覚えていないわけです。「長いお別れ」は家を引っ越すときに他の文庫本と一緒に実家に送ってしまっているので、今は手元にもありません。600ページの本なら上・下巻にしていただけると持ち運びにも便利なのですが、おそらく版権の関係とかでそれができないのだろうと思います。村上春樹らしからぬ(?)文体なので、最初はちょっと戸惑ったのですが、ハードボイルド探偵フィリップ・マーロウと「キャッチャー・イン・ザ・ライ」のホールデン・コーンフィールドが同じ語り口のわけはないですよね。
本の分量でいうと、1,100円の文庫本もそれほど高くはないわけです。200ページ強の小説が700円近くするわけですから、そういう意味ではかなり良心的なのかもしれないと考えなおした次第です。どうも、村上春樹が翻訳したということが先入観としてあるのがいけないのですが、この本を書いたのはレイモンド・チャンドラーという人で、村上春樹ではないのです。村上春樹がこういうハードボイルド小説を書くことはないだろうし。フィリップ・マーロウという私立探偵はとんでもなくタフでクールなので、一時期、男子の憧れになった記憶があります。今の草食系男子には全く意味をなさない生き方ではありますが、女子から見ても、こんなにクールでタフな男性がいたら素敵だろうなと思いながら読んでいるところです。ギムレットの作り方の話とか、珈琲の淹れ方とかいちいちカッコいい。3連休中に読んでしまいたいと目論んではいるのですが、冗談抜きで600ページの文庫本をずっと持っていると、肩こりがひどくなりそうな気がします。いろいろな意味で、フィリップ・マーロウは手強くてカッコいい私立探偵なのです。
本の分量でいうと、1,100円の文庫本もそれほど高くはないわけです。200ページ強の小説が700円近くするわけですから、そういう意味ではかなり良心的なのかもしれないと考えなおした次第です。どうも、村上春樹が翻訳したということが先入観としてあるのがいけないのですが、この本を書いたのはレイモンド・チャンドラーという人で、村上春樹ではないのです。村上春樹がこういうハードボイルド小説を書くことはないだろうし。フィリップ・マーロウという私立探偵はとんでもなくタフでクールなので、一時期、男子の憧れになった記憶があります。今の草食系男子には全く意味をなさない生き方ではありますが、女子から見ても、こんなにクールでタフな男性がいたら素敵だろうなと思いながら読んでいるところです。ギムレットの作り方の話とか、珈琲の淹れ方とかいちいちカッコいい。3連休中に読んでしまいたいと目論んではいるのですが、冗談抜きで600ページの文庫本をずっと持っていると、肩こりがひどくなりそうな気がします。いろいろな意味で、フィリップ・マーロウは手強くてカッコいい私立探偵なのです。