ワタクシが遅い夏休みと称して汐留でのんびりホテルステイしている間に、田代まさしが麻薬取締法違反でまた逮捕されていたとのこと。一昨日、家に帰ってその報道を知ったのですが、54歳にもなって、いったい何を考えてるんだか…と思いました。その前の清水健太郎の6度目の逮捕の報道の時は、この人は人間としてもう終わってるんだろうと思ったので、別に深い感慨もなかったのですが。田代まさしは芸能界に復帰したいと思い続けていたと聞きます。できれば、師匠だった志村けんともコントをやりたいし、ラッツ&スターにも復帰したかったのだとか。それを応援する仲間やファンが「帰ってこい、マーシー」という本を出版してくれた矢先の、今回の逮捕劇だったそうです。薬物の怖さ云々を今さら持ち出す気もないのですが、芸能界に復帰するという明確な目標があったのなら、もう少しリハビリのやりようもあったのではないかと素朴な疑問が残ってしまうわけです。
ネットで「ネ申」という変な祭り上げられ方をして、本人には時間さえ経てば、芸能界は復帰を許してくれるだろうという甘い考えもあったのかもしれません。一般の社会では絶対に通用しないことが、特殊な世界ではまかり通ってしまうのは、ある意味、かなり恐ろしいことではあります。押尾学の事件もそうですが、自分は被害者だなどと本気で考えているとしたら、更生できるはずのものも更生できなくなります。犯した罪をきちんと償った後は、リハビリ施設なり何なりに入って、二度と薬物には手を出さないという意識を骨の髄まで沁み込ませないと、第二の清水健太郎や田代まさしは増えていくような気がします。本人たちが廃人になるのは本人たちの勝手ですが、例えば子供の頃に志村けんの「バカ殿」シリーズに出ていた田代まさしを見ていた人々が、薬物に関して甘いイメージを持ってしまう可能性だってあるわけです。そういう意味でも、芸能界などという公共の電波上で仕事をする人は、二重にも三重にも自分の世間に対する影響力を考えなければいけないのではないかと思うのですが。
ネットで「ネ申」という変な祭り上げられ方をして、本人には時間さえ経てば、芸能界は復帰を許してくれるだろうという甘い考えもあったのかもしれません。一般の社会では絶対に通用しないことが、特殊な世界ではまかり通ってしまうのは、ある意味、かなり恐ろしいことではあります。押尾学の事件もそうですが、自分は被害者だなどと本気で考えているとしたら、更生できるはずのものも更生できなくなります。犯した罪をきちんと償った後は、リハビリ施設なり何なりに入って、二度と薬物には手を出さないという意識を骨の髄まで沁み込ませないと、第二の清水健太郎や田代まさしは増えていくような気がします。本人たちが廃人になるのは本人たちの勝手ですが、例えば子供の頃に志村けんの「バカ殿」シリーズに出ていた田代まさしを見ていた人々が、薬物に関して甘いイメージを持ってしまう可能性だってあるわけです。そういう意味でも、芸能界などという公共の電波上で仕事をする人は、二重にも三重にも自分の世間に対する影響力を考えなければいけないのではないかと思うのですが。