懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

なつかしい物  井笠鉄道籤場駅

2014年02月03日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県笠岡市籤場

井笠鉄道は昭和46年に廃止された。
その後引き継いだ井笠バスも倒産に追い込まれた。地方の公共交通の経営の難しさである。
日中のバスの利用者はほとんどいなく。空でバスが走っている光景を見かける。
ある程度の人口密集とバス利用者がないと運用は難しい。
テレビを見ていたらバスマニアが一時間に停留場を停車するバスの台数の多いところを競っていた。埼玉県には一時間に100台を超える路線もあった。三台四台並んでバスが走ってくる。
路線が合流するところでは一時間に50台、60台の通過する路線が何カ所かあった。

井笠鉄道の廃止の前にコッベル蒸気機関車の展示があり見に行った。
お父さんが子供連れで機関車に乗り撮影していた。横からその風景を撮影させてもらった。
みんなカメラに向かって並んでいる。かしこまって並んでいるのが写真家植田正治氏の鳥取砂丘の代表作のように思えた。

笠岡市籤場には廃止後一度も訪れた事はない。訪れようとも思わないが地図を見ると笠岡高校の近くのようだ。
笠岡の街も古い建物が残っていた。三脚を持って撮影に来ようと思ったがそれっきりだった。